GParted v1.3.1-1 徹底解説|無料で使える高機能パーティション管理ツール
GPartedとは?
GPartedは、OSを起動せずに単体で動作する無料のディスクパーティション管理ツールです。OSがインストールされていない状態のハードディスクでも使用でき、変更を適用するために再起動が必要になることもありません。
パーティションの削除・フォーマット・リサイズ・コピー・非表示化など、GPartedが認識したすべてのパーティションに対して柔軟な操作を行えます。
GPartedのメリット・デメリット
GPartedは、不満の少ないディスク管理ツールと言えます。
メリット
- 直感的で使いやすいグラフィカルインターフェースを搭載
- OSがなくても単体で起動できる
- 変更の適用に再起動が一切不要
- すべての変更をキューに保存し、準備ができた時点で一括適用できる
デメリット
- ダウンロードサイズが350MB超とやや大きい
- ディスクまたはUSBメモリに書き込んだ後でしか使用できない
- 変更の「やり直し(redo)」ができない(元に戻すのみ)
GPartedの主な機能
- 別の物理ドライブ上のパーティションへのデータコピーにも対応
- スライダーをドラッグするか、数値を直接入力するだけで簡単にパーティションをリサイズ
- NTFS、FAT、EXT、HFSなどの一般的なファイルシステムに加え、XFS、F2FS、BTRFS、JFS、Reiser4、NILFS2などにも対応したフォーマット機能
- ボリュームラベルの変更が可能
- 新しいパーティションテーブルを作成可能(aix、amiga、bsd、dvh、gpt、mac、msdos、pc98、sun、loop)
- デバイスフラグの管理に対応(boot、diag、esp、hidden、irst、lba、lvm、palo、prep、raid)
- ドライブのエラーチェック機能を搭載
- データ復旧機能により、ファイルを他のメディアへコピーして復元を試みることが可能
- 起動時のメインメニューには、同梱のMemTest86+を使った無料メモリテストの実行オプションあり
GPartedのインストール方法
GPartedを使用するには、まずISOファイルをディスクまたはUSBフラッシュドライブに書き込む必要があります。公式のダウンロードページにアクセスし、「Stable Releases」セクションの下にある最初のリンクからISOファイルを入手しましょう。
ディスクから使用する場合は「ISOイメージをDVDに書き込む方法」を、USBメモリから使用する場合は「ISOファイルをUSBドライブに書き込む方法」を参考にしてください。どちらが優れているということはなく、好みで選んで問題ありません。
書き込みが完了したら、OSが起動する前にGPartedからブートします。起動方法がわからない場合は、CD/DVDからの起動手順やUSBデバイスからの起動手順を解説したチュートリアルを参照してください。
GPartedのディスクまたはUSBメモリから起動できたら、最初のオプション「GParted Live (Default Settings)」を選択します。次の画面では、「Don't touch keymap」を選んでおけば、ほとんどの場合問題ありません。
続いて言語を選択します。デフォルトは英語に設定されているため、そのままEnterキーを押しても構いませんし、リストから日本語などの別の言語を選ぶこともできます。最後にもう一度Enterを押せば、GPartedの使用を開始できます。
GPartedを使ってみた感想
GPartedのようなパーティション管理ソフトの魅力は、使用中のOSに左右されずに動作する点にあります。LinuxでもWindowsでも、あるいはまだ何もインストールされていない真っ新なハードディスクでも利用できるのです。
豊富なファイルシステムへの対応により、GPartedはこれまで使ってきた中でも屈指の汎用性を誇るパーティション管理ツールです。一部のユーザーにしか使われないかもしれない機能に時間と労力を注ぐ開発者の姿勢は、まさにそうしたユーザーの救世主となるものであり、評価に値します。
一方で、インストール済みOSを別ドライブへ移行する機能など、類似ソフトには存在する機能が欠けている点は否めません。ただし、リサイズやフォーマットといった通常のパーティション操作は十分にサポートされているため、多くのユーザーにとって優れた選択肢となるでしょう。
また、大きな問題ではありませんが、変更のやり直し(redo)ができない点は少し気になりました。GPartedは実行したい操作をすべてキューに保存し、保存を決定した時点で初めて適用します。適用前であれば操作を元に戻せますが、誤って戻してしまった場合、やり直しができません。undoに対応する他のソフトの多くはredoもサポートしているため、やや珍しい仕様と言えます。
総合的に判断すると、GPartedは起動可能(ブータブル)なパーティション管理ツールの中で最高の一品です。Windows向けツールと同等の本格的なユーザーインターフェースを備えていることが、その最大の理由でしょう。
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