乗り換え不要!そのまま使い続けたいMac標準アプリ6選
新しいMacをセットアップするとき、つい標準アプリをサードパーティ製のものに次々と置き換えたくなるものです。
しかし、その前にまずmacOSの純正アプリにチャンスを与えてみてください。すべてを気に入るとは保証できませんが、置き換える必要のないアプリが必ず見つかるはずです。以下で紹介するアプリは、まさにその好例といえます。
1. プレビュー(Preview)

Macの標準ファイルビューア「プレビュー」は、実に多機能なアプリです。PDFや画像はもちろん、スプレッドシート、プレゼンテーション資料、Photoshopファイルなど、さまざまなファイル形式を表示できます。
PDFの分割や結合もプレビューにお任せください。さらに、スクリーンショットの撮影、ファイルへの注釈(マークアップ)、各種フォーマットへの変換、画像編集までこなせます。複数の画像をまとめて処理する一括編集にも対応しています。
Finderでは「Quick Look」機能と連携し、アプリを起動することなくファイルの中身をすばやく確認できます。まずは基本的なプレビューの便利ワザから試して、このアプリの実力を実感してみてください。
2. Safari

Safariは最も柔軟で多機能なブラウザではないかもしれませんが、Macユーザーにとっては最適な選択肢といえます。
通常のブラウジングに加えて、タブのピン留めやミュート、リンクを開く前のプレビュー表示が可能です。さらに、安全なパスワードの自動生成、読書モードによる余計な要素の非表示、ほかのアプリの上に動画を浮かせて再生するピクチャーインピクチャー機能なども備えています。
サイトごとにSafariの動作を細かくカスタマイズできるのも便利なポイントです。たとえば、特定のサイトだけ動画の自動再生を許可したり、位置情報へのアクセスや通知を有効にしたりできます。
iOSユーザーなら、MacとiPhone・iPadの間でブラウジングセッションをシームレスに引き継げる点も大きな魅力です。
Safariは高速で省電力、そして洗練されており、アップデートのたびに進化を続けています(ファビコンが表示されないといった昔の不満も解消されました)。少しの設定変更と拡張機能を組み合わせれば、さらに快適になります。メインブラウザとして迷ったら、まずSafariを選んで損はないでしょう。
3. 写真(Photos)

プロのカメラマンであれば、画像の管理や編集にはAdobe Lightroomのような本格的なソフトが必要かもしれません。しかし、個人利用向けの頼れる写真管理アプリを探しているなら、標準の「写真」アプリで十分すぎるほど役割を果たしてくれます。
動作が軽快で、整理もしやすいのが特徴です。アルバムやフォルダの作成、写っている人物のタグ付け、位置情報の追加、テーマごとのコレクション作成などが直感的に行えます。「スマートアルバム」のフィルタリング機能を使えば、何千枚もの写真でも数クリックで整理・検索が完了します。PixelmatorやAffinity Photoなどの拡張機能を追加すれば、編集機能をさらに強化することも可能です。
iCloud写真ライブラリを利用すれば、写真をクラウドへ自動バックアップし、すべてのAppleデバイス間で常に同期しておけます。
さらに、お気に入りの写真からフォトブックやカレンダーなどの印刷物を作成できるのも嬉しい機能です。
4. QuickTime Player

QuickTimeを定番のVLCにすぐ乗り換える前に、一度試してみてください。思わぬ実力に驚かされるかもしれません。メディアの再生だけでなく、音声や動画の録画、コンテンツのトリミングや結合、YouTubeやVimeoへの直接共有まで、ひとつのアプリで完結します。
特に注目したいのは画面収録(スクリーンキャスト)機能です。同種の専用アプリの多くは有料であることを考えると、無料で使えるのは大きなメリットです。フィルタやエフェクトといった高度な編集機能はありませんが、それらは動画編集ソフトで後から簡単に補えます。基本性能がしっかりした信頼性の高い録画ツールをお探しなら、QuickTimeは十分に有力な候補です。
5. メッセージとFaceTime

Appleの通話・メッセージアプリは、ほかのAppleデバイスユーザーとやり取りするなら断然おすすめです。メッセージアプリでは「テキストメッセージ転送」機能を使って、iPhone経由でAndroidユーザーなどApple以外の人にもMacからSMSを送信できます。会話の途中でMacからiPhoneに切り替えても、履歴が同期されたシームレスな体験を楽しめます。
FaceTimeなら、Wi-Fiまたはモバイルデータ通信を使って、音声通話もビデオ通話も無料で発着信できます。
さらにmacOSは、メッセージとFaceTimeをSafari、連絡先、メールなどの純正アプリと統合しています。そのため、これらのアプリから直接チャットや通話を始めることもできるのです。
6. Automatorとその他の便利なユーティリティ

macOSには「Automator」という強力な自動化アプリが標準搭載されています。プログラムのコードを一行も書かずに、さまざまな自動ワークフローやアクションを作成できるのが魅力です。
たとえば、決まったWebページのセットを一括で開く、複数の画像をまとめてリサイズする、フォルダ内のファイルを自動で振り分けるなど、日常の定型作業を大幅に効率化できます。
Automator以外にも、知っておくと便利なmacOS標準ユーティリティがいくつもあります。
- アクティビティモニタ: MacのCPUやメモリ使用量など、パフォーマンスを監視できる
- Digital Color Meter: 画面上のピクセルの色の値(カラーコード)を調べられる
- Font Book: フォントのプレビュー、インストール、削除を管理できる
- Time Machine: データのバックアップ、新しいMacへの移行、過去の時点への復元ができる
- Apple Books(旧iBooks): Macで電子書籍の管理・閲覧・購入ができる(EPUBとPDFに対応)
これらのアプリは、Finderの「アプリケーション」フォルダ、または「アプリケーション > ユーティリティ」フォルダから見つけられます。
Macに最初から入っているアプリを見直してみよう
macOSの純正アプリは、機能面でもデザイン面でもAppleのエコシステムに深く溶け込んでいます。そのため、面倒な初期設定なしですぐに使い始められ、デバイス間の連携もスムーズです。もちろん、どうしても自分に合わないと感じたら、より優れたサードパーティ製アプリに置き換えるのがベストです。
まずは今回紹介した標準アプリをじっくり触ってみてください。思いがけない発見があるかもしれません。
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