VCFファイルとは?開き方からCSVへの変換方法まで徹底解説
はじめに知っておきたいポイント
- VCFファイルの多くは、連絡先情報を保存する「vCardファイル」です。
- Windowsなら「Windows Contacts」や「vCardOrganizer」、Macなら「連絡先(Address Book)」などで開けます。
- 「Handy Address Book」などのツールを使えばCSV形式への変換も可能です。
この記事では、VCFという拡張子を持つ2種類のファイル形式について解説し、それぞれの開き方と、VCFからCSVへの変換方法をご紹介します。
VCFファイルとは?
VCFという拡張子を持つファイルは、連絡先情報を保存するための「vCardファイル」です。画像データ(バイナリ)を除けば中身はプレーンテキストで構成されており、氏名、メールアドレス、住所、電話番号など、連絡先を特定するためのさまざまな情報が含まれています。
連絡先データを扱うファイルであるため、多くのアドレス帳アプリやメールソフトで、エクスポート/インポート用の標準フォーマットとして採用されています。これにより、連絡先を1件単位でも複数件まとめても簡単に共有できたり、異なるメールサービス間で同じ連絡先を使い回せたり、アドレス帳をファイルとしてバックアップしたりすることが可能になります。
なお、VCFにはもう一つの意味があります。「Variant Call Format(バリアントコールフォーマット)」の略称としても使われており、こちらは遺伝子配列の変異情報を格納するプレーンテキスト形式のファイルを指します。
VCFファイルの開き方
VCFファイルは、連絡先の詳細を表示できるアプリで開くことができます。しかし、実際にこのファイルを開く目的として最も多いのは、Webメールやスマートフォン・PCのメールソフトなどへ、アドレス帳データを取り込む(インポートする)ことです。
作業を始める前に、ひとつ注意点があります。アプリによっては、一度にインポートできる連絡先の件数に上限が設けられている場合があります。うまくいかないときは、元のアドレス帳に戻り、連絡先を半分や3分の1ずつに分けてVCF形式でエクスポートし、これを全件分完了するまで繰り返すとよいでしょう。
PCで開く場合
Windowsでは「Windows Contacts」「vCardOrganizer」「VCF Viewer」などが利用できます。Macでは「vCard Explorer」や標準の「連絡先(Address Book)」アプリで表示できます。
また、Microsoft OutlookやHandy Address BookでもVCFファイルを開けますが、いずれも有料ソフトです。例えばOutlookの場合、「ファイル > 開く&エクスポート > インポート/エクスポート > VCARDファイル(.vcf)をインポート」というメニューから読み込めます。
なお、PCにVCFファイルを開けるアプリが複数インストールされている場合、ダブルクリックしたときに起動するアプリは、設定変更で好きなものに切り替えられます。
スマートフォンで開く場合
iPhoneやiPadなどのiOSデバイスでも、メール添付やWebサイトなどからファイルを直接「連絡先」アプリに読み込むことで開けます。Androidの場合は「連絡先」アプリを開き、「修正と管理 > ファイルからインポート」、もしくは「設定 > インポート」を選択し、「.vcfファイル」オプションから端末内またはGoogleドライブ上のvCardファイルを指定します。
Gmailなどのオンラインサービスで開く場合
VCFファイルはGmailのようなWebメールにもインポートできます。Googleコンタクトのページで「インポート」ボタンをクリックし、「ファイルを選択」から対象のファイルを指定するだけで完了です。
連絡先情報に顔写真などの画像が含まれている場合、その部分はバイナリデータのためテキストエディタでは表示されません。ただし、それ以外の情報は、テキストファイルを扱える任意のソフトウェアで閲覧・編集できます。
VCFファイルをCSVに変換する方法
VCFファイルの変換先としては、Excelをはじめ多くのアプリが対応しているCSV形式が定番です。オンラインであれば「vCard to LDIF/CSV Converter」などのWebツールを使えば手軽に変換できます。区切り文字の種類を選べるほか、メールアドレスが登録されている連絡先だけを抽出して書き出す機能もあります。
オフラインで変換したい場合におすすめなのが、前述の「Handy Address Book」です。「ファイル > インポート」メニューからVCFファイルを読み込み、連絡先一覧を表示します。その後、書き出したい連絡先を選択して「ファイル > エクスポート」を開き、出力形式(CSV、TXT、ABKに対応)を選択しましょう。
どうしても開けないときは
上記の方法でファイルが開けない場合は、まず拡張子を再確認してみてください。似た綴りの拡張子は混同しやすく、実は別の形式だったというケースは少なくありません。
例えば、VFC(VentaFaxのカバーぺージ)、FCF(Final Draft Converter)、VCD(Virtual CD)などは、VCFと間違えやすい拡張子の代表例です。もし本当にこれらのファイル、あるいはまったく別の形式であった場合は、その形式について調べ、対応する適切なソフトウェアを探してみましょう。
よくある質問(FAQ)
vCardファイルとは何ですか?
vCardファイルとは、VCFファイルの別名です。このファイル形式が電子名刺や連絡先データの標準規格となっていることから、「vCard(ブイカード)」と呼ばれています。
VCFファイルはどんな場面で使われますか?
最も一般的な用途は、あるデバイスから別のデバイスへ連絡先を送信・移行するときです。機種変更やメールサービスの乗り換えの際に活躍します。
ExcelでVCFファイルを開くには?
Excelで「ファイル > 開く」を選択し、ファイルの種類を「すべてのファイル」に切り替えます。対象のVCFファイルを選ぶとテキストファイルウィザードが起動するので、画面の指示に従って進めれば、内容がExcel上に表示されます。
VCFファイルを作成するには?
最も簡単なのは、サードパーティ製ツールを使ってExcelの表データをVCF形式に変換する方法です。Windows・macOS両方に対応した「SysTools Excel to vCard Converter」などをダウンロードして利用できます。
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