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AppTimerでアプリの起動時間を正確に計測する方法【Windows向けベンチマークツール】

趣味としてでも、単なる好奇心からでも(おそらく両方ですが)、ベンチマークはほぼ一つの「芸術」と呼べる領域になっています。人々は常に、ソフトウェアやハードウェアをより簡単に、より正確に、再現性のある形で測定する最良の方法を模索しています。ベンチマーク結果は実際の使用環境での性能ではなく合成値にすぎないと批判されることもあります(特にハードウェアの場合)が、それでもあるものの性能や速度を知る上で有力な指標であることに変わりはありません。

たとえば、2つの異なるCPUのベンチマーク結果が非常に近ければ、実際の使用感もほぼ同等だと判断できます。逆に、結果が大きく乖離していれば、どちらが明確に優れているのかがひと目でわかります。

なぜより良い計測手段が必要なのか

ベンチマークの中でも、アプリケーションの起動時間は押さえておきたい重要な指標です。これにより、2つの異なる製品の起動速度を比較したり、同一ソフトウェアを2台のPCで起動させて各マシンのハードウェア性能を測ったりすることができます。

ところが、今でも多くの人がストップウォッチによる手動計測を行っています。結果の差がわずか数秒程度になることが多いベンチマークでは、この手法は精度の面で致命的になりかねません。そこで必要になるのが、人間の手作業では望むべくもない精度を実現できるベンチマークツールです。

AppTimerとは

AppTimerは、まさにこの課題を解決するために作られたツールです。プログラムを起動するコマンドが実行された瞬間と、ロードが完了した瞬間を自動的に検出し、正確な起動時間を計測できます。検出方法が複数用意されているほか、ベンチマーク用途に便利なオプションも多数搭載しています。

また、AppTimerはインストール不要です。ダウンロードしたzipファイルからexeファイルを取り出すだけで即座に使えます。USBメモリなど任意の媒体に移動して、どのPCからでも実行可能。持ち運び前提のベンチマークツールとして理想的な仕様です。

メイン画面の各項目について

AppTimerでアプリの起動時間を正確に計測する方法【Windows向けベンチマークツール】

AppTimerのウィンドウはベンチマーク初心者にはやや取っつきにくい印象がありますが、項目自体は多くないので、それぞれ順番に解説します。

  • Application:計測したいプログラムを選択します。右側の「...」ボタンをクリックすればフォルダを参照できるので、パスを手入力する必要はありません。
  • Cmd Line:必要に応じてコマンドライン引数を追加できます。省略しても問題ありません。
  • Log File:計測結果が読みやすい形式で記録されるログファイルです。保存先を指定しておきましょう。
  • Window Name:起動したプログラムのウィンドウを検出して自動的に閉じるために必要な項目です。たとえばタイトルバーが「Document 1 - Microsoft Word」のようになっていれば、「Microsoft Word」と入力するだけで十分です。
  • Executions:指定したアプリやコマンドを連続で何回起動して計測するかを設定します。
  • Delay:次の実行までの待ち時間を指定します。
  • Debug:その名の通りデバッグ用チェックボックスです。出力内容の扱い方を把握していない限り、通常はオンにする必要はありません。

Window Detection Methodエリアでは、ウィンドウが開いたことを検出する方式をいくつかの選択肢から選べます。迷ったら「Input Idle」「Window Detection」「Visible」の組み合わせをおすすめします。これにより、ウィンドウが実際に表示され、入力を受け付けられる状態になった時点をもって「起動完了」と判定されます。

Window Close Methodエリアでは、起動済みのプログラムを閉じる方法を複数の選択肢から指定します。こちらも判断に迷う場合は「WM_CLOSE」と「Alt+F4」を選んでおけば間違いありません。

ベンチマークを実行する

AppTimerでアプリの起動時間を正確に計測する方法【Windows向けベンチマークツール】

必要な項目をすべて正しく入力できたら、「Run App」ボタンをクリックするだけ。あとの起動・計測・終了の一連の流れは、AppTimerがすべて自動で処理してくれます。

AppTimerでアプリの起動時間を正確に計測する方法【Windows向けベンチマークツール】

処理が完了すると、事前に指定した場所へログファイルが保存され、そこにはアプリケーションの起動にかかった時間が記録されています。複数回実行した場合は、それぞれの結果を比較することで、より信頼性の高い平均値を導き出せます。

まとめ

AppTimerは、面倒な設定なしに「とりあえず動く」以上の正確な計測結果を得られる、驚くほど優秀なベンチマークツールです。誤差の幅が格段に小さくなるため、他のソフトウェアやハードウェア構成との比較もはるかに公平に行えます。ベンチマーク入門者にとってはまさにうってつけの一本と言えるでしょう。興味があれば、その他の便利なベンチマークツールも併せてチェックしてみてください。

あなたのお気に入りのベンチマーク方法は何ですか? なぜそれを最も好むのですか? ぜひコメント欄でお聞かせください!

画像クレジット:Shutterstock

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