99ドルを払わずにPCを「MicrosoftシグネチャーPC」仕様にする方法
Windows搭載PCは、購入直後から不要なソフトウェア(ブロートウェア)が大量にインストールされていることで悪名高いもの。米国内の限られた場所に存在するMicrosoftストアで販売される「Microsoft Signature PC」なら、そうした余計なソフトが一切入っていないクリーンな状態で手に入ります。さらにまもなく、Microsoftは有料サービス「Signature Upgrade」を通じて、どんなPCでも99ドルの支払いと引き換えにシグネチャーPC相当へとアップグレードできるようにする予定です。
一般的なPCには、デスクトップ上のショートカットの山、システムトレイに常駐するアプリケーション、その他さまざまなブロートウェアが同梱されています。ソフトウェア開発者はPCメーカーに料金を支払って自社ソフトをプリインストールしてもらい、その見返りとしてPC本体の価格を数ドル安くしているのです。Microsoftは、これがWindowsのイメージを損なっていることを認識しており、その対策として用意したのが「Microsoft Signature」。つまり、ジャンクウェアなしのPCに付けられた、ちょっとおしゃれな名前というわけです。しかし、99ドルを払わずに済む方法は、自分自身で実行できるのです。
方法1:Windowsを再インストールする
Windowsのディスクを持っている場合、あるいはメーカーがWindowsのみのクリーンな復元オプションを提供している場合は、Windowsを最初から再インストールできます。これにより、PCに最初から入っていた余計なソフトはすべて消し去られます。ただし個人ファイルも一緒に消えてしまうため、必ず事前にバックアップを取っておきましょう。
Windowsの再インストール後は、メーカーの公式サイトから自分の機種に合ったドライバーをダウンロードします。ドライバーディスクが付属していた場合は、それを利用しても構いません。ドライバーやいくつかのユーティリティは必要になるでしょうが、初期状態で押し付けられる大量のジャンクウェアほどの量は決して必要ありません。
方法2:不要なソフトをアンインストールする
残念ながら、多くのPCメーカーはWindowsのみの復元を許していません。復元パーティションから復元すると、メーカー独自のジャンクウェア満載のWindowsイメージがそのまま戻ってしまうのです。そんなときの唯一の手段は、不要なソフトを手動でアンインストールすることです。
コントロールパネルを開いて、仮想のゴミ掃除を始めましょう。ただし、何を削除するかは賢く判断してください。グラフィックドライバーやその他の重要なソフトウェアは必ず残します。そのうえで、絶対に使わないアプリのトライアル版、役に立たないメーカー製ユーティリティ、その他あらゆるジャンクウェアを片っ端から削除していきましょう。本当に必要になったら、メーカーのサイトから再ダウンロードできるはずです。
あるアプリケーションについてよくわからない場合は、その名前で検索して他のユーザーの評価を調べてみましょう。多くの場合、PCに同梱されたアプリが何をするもので、アンインストールしてよいのかどうかを解説したガイドが見つかります。
また、「PC Decrapifier」というアプリを使えば、この面倒な作業を自動化する手助けにもなります。
追加ソフトウェアをインストールする
Microsoft Signatureプログラムは、単にメーカー製のジャンクウェアを取り除くだけではありません。Microsoft自身のソフトウェアもPCに追加します。このソフト群が必要なのか、それとも別種のジャンクウェアなのかは、人によって意見が分かれるところでしょう。以下は、Microsoftが同梱を謳っているアプリケーションの一覧です。ほとんどはオンラインで無料で入手できます。
Microsoft Security Essentials – 新しいPCに付属してくる典型的なウイルス対策ソフトと違い、Microsoft Security Essentialsは金銭を要求してくることが一切ありません。完全無料で、バックグラウンドで静かに動作し、ユーザーを煩わせることなくその役目を果たします。もし別のセキュリティソフトを使いたければ、無料でダウンロードできる他のウイルス対策アプリもあります。
Windows Live Essentials – Windows Live Mail、ファミリーセーフティ、Writer、Mesh、Messenger、ムービーメーカー、フォトギャラリーが含まれます。インストール時に必要なアプリだけを選択できるのが便利です。
Internet Explorer 9 – Windows 7は、いずれWindows Update経由でIE9へ自動的にアップグレードされます。
Microsoft Silverlight – Netflixを視聴するなら必要になるかもしれません。そうでなければ、おそらく不要でしょう。
Adobe Acrobat Reader&Flash Player – 多くのPCにはすでにプレインストールされています。どちらもAdobeの公式サイトからダウンロード可能。すでにインストール済みの場合は、必ず最新版へ更新しておきましょう!
Office Starter – 実はOffice Starterは自分でダウンロードしてインストールすることができません。とはいえ、そもそもインストールしたいとは思わないはずです。Office StarterにはWordとExcelしか含まれておらず、しかも両方とも作業中に広告が表示される仕様だからです。代わりに、フル版Microsoft Officeの60日間トライアルをインストールするか、無料のデスクトップ向けOfficeスイートを導入するか、Googleドキュメントのようなクラウド型ソリューションを利用しましょう。もちろん、Officeを購入してインストールするのも選択肢の一つです。MicrosoftはオンラインでOfficeのデジタル版も販売しています。
Signatureテーマパック – SignatureテーマパックはBingの画像の一部を使用しています。Bingのダイナミックテーマや、Windowsテーマギャラリーにある他のテーマをいつでもインストールできるので、わざわざこだわる必要はありません。
ここまでの手順に従えば、Microsoft Signature PCの体験にかなり近い環境が手に入ります。最初の90日間の無料サポートは受けられませんが、困ったことがあれば検索エンジンさえあれば自分で解決できるはずです。
PCからブロートウェアを除去するために99ドルを請求するMicrosoftの戦略について、あなたはどう思いますか?ぜひコメント欄でお聞かせください。
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