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Windows 10へ安全にアップグレードするために必ず押さえたい6つのステップ

新しいOSへのアップグレードというと難しく感じるかもしれませんが、今では驚くほど簡単になっています。Microsoftはできるだけ多くのユーザーをWindows 10に移行させたいと考えているため、アップグレード手順は非常にシンプルに設計されています。とはいえ、トラブルが起きる可能性はゼロではありません。アップグレードを実行する前に、必ずやっておくべき準備があるのです。

ハードウェアの互換性チェック、データのバックアップ、最新ドライバーの準備などは、アップグレード前に行うべき必須ステップの代表例です。問題が起きにくい項目もあれば、そうでないものもあります。リスクを冒す必要はないのですから、事前準備をしっかり行いましょう。

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まずはハードウェアの互換性を確認

何よりも最初にやるべきことは、自分のPCがWindows 10を快適に動かせるかどうかの確認です。Windows 7を問題なく使えているのであれば、たいていの場合そのままアップグレードできますが、後になって「動かなかった」と気づくより、今のうちに確かめておく方が安心です。

Microsoftの公式仕様ページによると、Windows 10のシステム要件は以下の通りです。

  • プロセッサ:1GHz以上のプロセッサまたはSoC
  • メモリ(RAM):32ビット版で1GB、64ビット版で2GB
  • ハードディスク容量:32ビット版で16GB、64ビット版で20GB
  • グラフィックカード:WDDM 1.0ドライバー対応のDirectX 9以降
  • ディスプレイ:800×600以上

これはあくまで最低要件である点に注意してください。DirectX 10対応グラフィックカードの性能を活かすなど、Windows 10の恩恵を最大限に受けるには、これ以上のスペックが必要です。

Windows 10へ安全にアップグレードするために必ず押さえたい6つのステップ

最も手軽で確実な互換性チェックの方法は、タスクバーに表示される「Windows 10を入手する」アプリを使うことです。このアプリはシステム要件を満たしているかどうかを自動的に判定してくれます。もしアイコンが見当たらない場合は、アップグレード用アプリを有効化する方法を解説したガイドを参考にしてください。

もちろん、手動で確認することも可能です。現在のPC構成がわからない場合は、スタートメニューの検索で「デバイス マネージャー」と入力して該当する結果を選びましょう。ハードウェアのカテゴリ一覧が表示されるので、各項目を展開すれば搭載されているパーツを確認できます。互換性に不安がある場合は、Google検索でメーカー公式サイトの情報や他ユーザーの報告を調べてみてください。

不要なデータを削除してディスクを整理

日頃から定期的にディスク整理をするのは良い習慣ですが、新しいOSへのアップグレードを控えた今こそ、不要データの一掃に絶好のタイミングです。Windows 10本体を保存する空き容量に加え、旧OSのデータ(30日間保持されます)を残しておく余裕も必要になります。さらに、この後データのバックアップを行う予定なので、もう使わないファイルまでコピーするのは無駄です。

Windows 10へ安全にアップグレードするために必ず押さえたい6つのステップ

使っていないプログラムやゲームをアンインストールし、個人データを見直して、ブラウザのキャッシュも削除しましょう。こうした作業を済ませておけば、ハードドライブをクリーンな状態でアップグレードに臨めます。それに、PCのメンテナンスモードに入っている今のうちの方が、作業もはかどります。ドライブを素早く空き容量化する方法や、ジャンクファイルの蓄積を防ぐコツについては、別途ガイド記事を参考にしてみてください。

ファイルのバックアップとドライブイメージの作成

このガイドから一つだけ覚えて帰るなら、それは「データをバックアップせよ」ということです。データ消失の危険性を知りながら、何の対策も講じていない人はあまりにも多いものです。バックアップ体制を整えるのが面倒だからといって、大切な写真やメール、文書を失ってしまうのは避けたいところですよね。今すぐやりましょう。データストレージは本質的に不安定なものであり、OSのアップグレードはシステムにとって大きな変更です。この二つが重なると、時に大惨事につながりかねません。

まず、Macrium Reflect Freeなどのソフトを使って、外付けデバイスにドライブイメージを作成しましょう。ドライブイメージとは、ある時点でのドライブの完全な複製のことです。OSも個人データも含め、ドライブ上のすべてがコピーされます。これにより、Windows 10へのアップグレード中に重大な問題が発生しても、イメージを使ってシステム全体を元の状態に戻せるのです。

Windows 10へ安全にアップグレードするために必ず押さえたい6つのステップ

次に、バックアップソフトを使って個人データを外部デバイスにコピーします。クラウドへの保存も選択肢にはなりますが、セキュリティの観点から筆者はおすすめしません。CrashPlanなど信頼できるソフトならどれでも十分機能しますし、無料で使えるものも多くあります。個人データのバックアップに加えて、アプリや設定、プログラムごとの個別バックアップを作成しておくのも有効です。

OSのアップグレード自体は成功しても、何らかの理由で個人データやアプリが消えてしまうことがあります。そんなとき、バックアップがあれば復元できます。また、Windows 10への移行が完了して安定稼働するようになったら、バックアップソフトのスケジュール実行を設定しておきましょう。将来起こりうるデータ消失から常に身を守れるようになります。

注意点:ドライブイメージの作成はドライブの完全コピーなので、時間がかかります。常時作成する必要はありませんが、ドライブ全体を過去のある時点に戻したい場合に非常に役立ちます。日常的な安全確保には、通常のデータバックアップソリューションを使いましょう。

ファイアウォール・アンチウイルスソフトをアンインストール

常駐型のプログラム、つまりシステムを常時スキャン・監視するタイプのソフトは、OS内部の変更が行われる際にトラブルを引き起こしやすい傾向があります。安全のため、サードパーティ製のファイアウォールやアンチウイルスソフトは事前にアンインストールしておきましょう。

Windows 10へ安全にアップグレードするために必ず押さえたい6つのステップ

また、一部のアンチウイルスソフトは特定のOSを前提として開発されています。事前に削除しておけば、Windows 10への移行時に即座に互換性の問題が発生するのを防げます。それに、新しいOSには保護機能が標準搭載されているので、無防備な状態になる心配はありません。ただし、Windows 10のセットアップがすべて完了したら、最新版のアンチウイルスソフトとファイアウォールを再インストールすることをお忘れなく。

最新ドライバーを事前にダウンロード

正直なところ、最近のWindowsはドライバーを自動的に最新状態に保つのがかなり上手です。最新ドライバーが入っていなくても、あるいはドライバーがまったくなくても、システムはおおむね正常に動作するでしょう。それでも、OSのアップグレードにあたっては万全を期すに越したことはありません。そこで、最新のドライバーを今のうちにすべてダウンロードし、外部デバイスに保管しておくことをおすすめします。

Windows 10へ安全にアップグレードするために必ず押さえたい6つのステップ

具体的には、各メーカーの公式サイトにアクセスして必要なファイルを入手します。グラフィックカードやネットワークカードなど、主要なドライバーだけでも事足りるでしょうが、保険として入手できるものは全部集めておくのがベストです。インストールする必要はありません。Windowsが既存ドライバーを自動更新してくれない場合などに備えて、手元に置いておくだけでOKです。

プロダクトキー(インストールキー)を控えておく

正規版のWindowsにはすべて、OSを購入した証明となる固有のインストールキー(プロダクトキー)が割り当てられています。Officeなどの有料ソフトにもそれぞれキーがあります。これも、やっておいて損のない基本的な備えです。

アップグレードを進める前に、所有するキーをすべて控えておきましょう。Windowsのキーはアップグレード中に自動検出されますが、万が一トラブルが起きたときやMicrosoftサポートに連絡するときに、手元にあると安心です。

Windows 10へ安全にアップグレードするために必ず押さえたい6つのステップ

古い市販PCの場合、キーが本体に印刷されていることがありますが、この慣習はWindows 8で廃止されました。心配いりません。システムに登録されたキーを調べるのは難しくありません。Windowsキーを確認する方法を解説したガイドや、専用ツール・レジストリを使った調べ方を参考にしてみてください。キーが見つかったら、記録して外部にバックアップを取り、紙に印刷した物理コピーも作っておくとなおよいでしょう。

いよいよアップグレード開始

準備はすべて整いましたか?これでWindows 10へ安全かつスムーズにアップグレードできます。理論上は何もしなくても問題なく進むはずですが、環境は千差万別です。自分のPCだけが失敗するリスクを冒す必要はありません。上記のステップを実践して、万全の状態で臨みましょう。

Windows 10はアップデートによって絶えず進化しています。仮に不具合が見つかっても、自動修正パッチで解決されることがほとんどです。安全にアップグレードを終えたら、あとは新OSと、指先ひとつで使える数々の便利なWindows 10機能を思う存分探索してみてください。

あなたはWindows 10へのアップグレードを体験しましたか?独自の安全対策があれば、ぜひコメントで共有してください。

画像クレジット:Biro Emoke via Shutterstock

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