Chromeで「安全な接続を確立できません」エラーが出たときの対処法12選
Google Chromeは、さまざまなOSで無料で利用できる人気のWebブラウザです。圧倒的な表示速度と検索性能、シークレットモード、動的なタブ管理、ブックマークの同期、Windowsユーザー向けの専用タスクマネージャーなど、数々の便利な機能が魅力です。しかし一部のユーザーからは、「Chromeで安全な接続を確立できない」というトラブルが報告されています。同じ症状でお困りの方は、本記事で紹介する対処法を順番に試してみてください。

Chromeで安全な接続を確立するための12の方法
Chromeは豊富な機能と使いやすさから、多くのユーザーの既定のブラウザとして定着しています。そのため、エラーが表示されても別のブラウザへ乗り換えるのではなく、解決策を探す人が多いのが実情です。まずは、Chromeで接続が不安定になる主な原因を見ていきましょう。
- 暗号化サービス(Cryptographic Services)が停止・不具合を起こしている
- 問題のある拡張機能やアドオンがインストールされている
- ウイルス対策ソフトのセキュリティチェックに時間がかかり、ページへのアクセスが制限されている
- TLS 1.3フラグに対応していないWebサイトがある
- インターネット設定の誤り、Winsock構成の破損、プロキシやVPNの影響、Chromeのバージョンが古い、閲覧データの肥大化・破損などのその他の要因
方法1:ブラウザデータを削除する
キャッシュ、Cookie、履歴などの閲覧データが異常に蓄積すると、ネットワークリソースを余分に消費し、セキュリティ保護されたサイトへの接続が遅くなることがあります。以下のガイドを参考に、閲覧データを削除してエラーを解消しましょう。「Google ChromeでキャッシュとCookieを削除する方法」の記事もあわせてご覧ください。

不要なデータの削除が完了したら、Chromeを終了し、再度起動して安全な接続が確立できるか確認してください。
方法2:Chromeを最新版に更新する
古いバージョンのブラウザでは、新しい仕様のWebページが正しく表示されない場合があります。バグ修正のためにも、Chromeを最新版に更新しましょう。手順は以下の通りです。
1. Windowsキーを押し、「Chrome」と入力して開くをクリックします。

2. アドレスバーに「chrome://settings/help」と入力すると、Chromeについてページが直接開きます。

3A. すでに最新版の場合は「Chromeは最新です」と表示されます。

3B. 更新が利用可能な場合は自動的にダウンロードされ、最新版へ更新されます。再起動をクリックしてブラウザを再起動してください。
4. 最後に、最新版の状態でブラウザを再起動します。
方法3:Chromeフラグを無効化する(該当する場合)
有効になっているChromeフラグが原因で、Webページへの接続に問題が生じることもあります。該当するフラグを無効化して改善するか試してみてください。
注意:お使いの環境でこれらのフラグが見つからない場合は、気にせず次の方法に進んでください。
オプション1:TLS 1.3を無効化する
TLS(Transport Layer Security)は、ユーザーのPCとWebサイト間の通信を担う仕組みです。TLS 1.3はセキュリティが強化された最新バージョンですが、サイトによっては互換性の問題が起こることがあります。Chromeの設定を少し変更して、旧バージョンでの接続を試してみましょう。
1. Google Chromeを開きます。

2. アドレスバーに「chrome://flags」と入力し、Enterキーを押します。

3. Available(使用可能)タブを選択します。

4. 検索バーに「TLS」と入力し、TLS関連のフラグをDisabled(無効)に設定します。

5. 画面下部のRelaunch(再起動)ボタンをクリックします。
オプション2:スロットルフラグを無効化する
このフラグは、5分以上操作のない非アクティブなタブのCPU使用率を最大1%に制限する機能です。ただし、接続問題の原因になることもあります。以下の手順で無効化してみてください。
1. オプション1の手順1〜3に従って、Chrome Flagsページを開きます。
2. 検索バーに「throttle」と入力し、Throttle Expensive Background Timersフラグを無効にします。
3. 画面下部のRelaunch(再起動)ボタンをクリックします。

方法4:問題のある拡張機能を無効化する(該当する場合)
最近Chromeに新しい拡張機能を追加した場合、それがセキュリティ上の問題を引き起こしている可能性があります。怪しいアドオンがないか確認し、以下の手順で削除しましょう。また、拡張機能が役に立っていない場合は、一度無効化してから再度有効化することで改善することもあります。
1. Google Chromeを起動します。
2. アドレスバーに「chrome://extensions」と入力し、Enterキーを押します。

3. 拡張機能ページで対象のアドオン(例:Google Meet Grid View)を見つけ、トグルをオフにします。

方法5:ハードウェアアクセラレーションをオフにする(該当する場合)
ハードウェアアクセラレーションが、特定の環境で接続エラーの原因となることがあります。以下の手順でオフに切り替えてみてください。
1. Google Chromeを開き、右上の縦3点アイコンをクリックします。

2. 設定を選択します。

3. 左側メニューの詳細設定を展開します。
4. システムをクリックします。

5. 「使用可能な場合はハードウェア アクセラレーションを使用する」のトグルをオフにします。

6. 再起動をクリックします。

方法6:ネットワークをリセットする
システムのネットワークコンポーネントに技術的な不具合が起きると、Chromeにも支障が出ることがあります。ネットワークをリセットすれば、エラーの原因となるバグを取り除ける可能性があります。Windowsの設定またはコマンドプロンプトからリセットできます。詳しくは「Windows 10でネットワーク設定をリセットする方法」のガイドをご参照ください。

処理が完了したらPCを再起動し、Chromeを開いて問題が解消されたか確認してください。
方法7:暗号化サービスとDNSクライアントを再起動する
Function Discovery Provider HostやFunction Discovery Resource Publicationなどの暗号化関連サービスは、ファイル共有機能を正常に動作させるために重要です。これらのサービスを再起動してみましょう。
1. Windows + Rキーを同時に押して、ファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。

2. 「services.msc」と入力し、Enterキーを押してサービスウィンドウを開きます。

3. 一覧からCryptographic Servicesを見つけ、右クリックしてプロパティを選択します。

4. スタートアップの種類を自動に設定し、OKをクリックして変更を保存します。
注意:サービスの状態が実行中の場合は、一度停止をクリックしてから開始を押して再起動してください。

5. 同じ手順を繰り返し、DNS Clientサービスも再起動します。
方法8:DNSキャッシュをフラッシュする
DNS(ドメインネームシステム)は、人間が読めるドメイン名(例:https://techcult.com/)を機械が理解できるIPアドレスに変換する役割を担います。インターネットの利用を重ねるうちにIPアドレスのキャッシュが蓄積し、DNSの読み込みが妨げられてChromeに影響を与えることがあります。古いキャッシュを削除すれば、接続問題の原因となるデータを取り除けます。詳しくは「Windows 10でDNSキャッシュをフラッシュ・リセットする方法」のガイドをご参照ください。

方法9:プロキシまたはVPNを無効化する
VPN(仮想プライベートネットワーク)は、通信を暗号化してプライバシーを守る技術です。しかし、VPNやプロキシがChromeと競合を起こし、接続エラーの原因になることがあります。一時的に無効化して問題が解決するか確認しましょう。詳しくは「Windows 10でVPNとプロキシを無効化する方法」のガイドをご参照ください。

VPNやプロキシをオフにしたら、Chromeを開いて安全な接続が確立できるか確認してください。問題が解決した場合は、必要に応じて後から再度有効化しても構いません。
方法10:インターネット設定を変更する
インターネットのプロパティを少し調整するだけで、接続エラーが解消されることがあります。以下の手順を試してみてください。
1. Windowsキーを押し、「コントロールパネル」と入力して開きます。

2. 表示方法をカテゴリに設定し、ネットワークとインターネットをクリックします。

3. インターネットオプションをクリックします。

4. 接続タブに切り替え、ローカルエリアネットワーク(LAN)の設定欄にあるLANの設定ボタンをクリックします。

5. すべてのチェックボックスがオフになっていることを確認し、OKをクリックして保存します。

6. Chromeを再起動し、エラーが解消されたか確認します。
方法11:グループポリシーを変更する
この方法は、Windows 10 ProまたはEnterpriseエディションのユーザー向けです。ローカルグループポリシーエディターの設定を変更したところ、ブラウザが正常に動作するようになったという報告が多数あります。
注意:グループポリシーエディターは、Windows 10 Pro、Enterprise、Educationエディションでのみ利用できます。
1. Windows + Rキーを同時に押して、ファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。

2. 「gpedit.msc」と入力し、Enterキーを押してグループポリシーエディターを開きます。

3. 左側ペインでコンピューターの構成 > Windowsの設定 > セキュリティの設定 > 公開キーのポリシーフォルダへ移動します。

4. 公開キーのポリシーフォルダ内の証明書パスの検証の設定をダブルクリックします。

5. ストアタブで「これらのポリシー設定を定義する」にチェックを入れ、「ユーザーが信頼するルート証明機関を使って証明書を検証することを許可する(推奨)」のチェックを外します。

6. 適用をクリックし、OKを選択して変更を保存します。
方法12:ウイルス対策ソフトのSSL暗号化を無効化する(非推奨)
SSLスキャン機能を持つサードパーティ製ウイルス対策ソフトを導入している場合、Windows 10のCryptSVCサービスとの競合が起こることがあります。以下の手順で、ウイルス対策ソフトのネットワーク設定からSSL暗号化を無効化してみてください。
注意:以下はMcAfeeでの手順です。ソフトによって操作方法は異なります。
1. Windowsキーを押し、「McAfee」と入力してEnterキーを押します。

2. 左上の横3本線アイコンをクリックします。

3. マイプロテクションをクリックします。

4. ファイアウォールをクリックします。

5. 下にスクロールしてNet Guardをクリックします。

6. 「Net Guardをオンにする(推奨)」のチェックを外します。

おまけ:保存済みブックマークを削除する方法
今後のトラブル防止のため、不要になったブックマークを整理しておくのもおすすめです。手順は以下の通りです。
1. Windows検索からChromeを起動します。
2. ブックマークバーで不要なブックマークを右クリックします。
3. 削除を選択します。

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