PCのRAMをテストしてメモリ不良を確認する方法【Windowsメモリ診断・MemTest86】
PCのRAMをテストしてメモリ不良を確認しよう
パソコンの動作が遅くなったり、ブルースクリーンが頻繁に表示されたりしていませんか?その場合、原因はRAM(メインメモリ)にある可能性があります。RAMの不具合はそれほど頻繁に起こるものではありませんが、一度発生すると深刻な影響を及ぼすため、早めにチェックすることが大切です。RAMはPCの中でも最も重要な部品の一つなので、何か問題を感じたら、まずメモリ不良がないかテストしてみましょう。
技術的な知識がない方にとって、RAMのエラーを診断するのは難しく感じられるかもしれません。そこでこの記事では、まずRAMに異常があるときの症状を紹介し、その後、実際にRAMをテストする具体的な手順をわかりやすく解説します。
RAMエラーの主な症状
1. システムが頻繁にフリーズする
特定のプログラムの起動に時間がかかったり、アプリが立ち上がらずシステム全体が固まったりすることがあります。こうしたパフォーマンスの低下は、RAMエラーを見分ける最初の手がかりです。ただし、ウイルスやマルウェアが原因の場合もあるため、注意が必要です。
2. ブルースクリーンが表示される
新しいソフトウェアやハードウェアをインストールしていないのにブルースクリーンが表示される場合は、RAMエラーの可能性がかなり高いといえます。
3. PCが勝手に再起動する
理由もなくランダムに再起動を繰り返す場合は、RAMの異常を示しているサインかもしれません。他の要因も考えられますが、RAMのチェックはランダム再起動の問題を解決する手段の一つです。
4. ファイルが破損する
保存したファイルが壊れることに気づいたら、まずハードディスクの診断プログラムを実行しましょう。ディスクに問題がない場合は、ファイル破損の原因としてRAMの不具合を疑ってください。
RAMの問題を診断する2つの方法
RAMエラーの診断には、大きく分けて2つのアプローチがあります。
1つ目は物理的な方法で、PCを開けてRAMを取り外し、別の新品のRAMと交換して問題が解消されるかどうかを確認します。この際、交換用のRAMがお使いのPCと互換性があることを必ず確認してください。
もう1つはソフトウェアによる方法で、「Windows メモリ診断ツール」や「MemTest86」を実行してRAMの問題をトラブルシューティングします。以下では、後者の方法を中心に詳しく説明します。
WindowsでRAMのメモリ不良をテストする手順
作業を始める前に、万が一のトラブルに備えて復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
方法1:Windows メモリ診断ツールを使う
手順1: Windowsの検索バーに「Windows メモリ診断」と入力し、ツールを起動します。
補足: 「Windowsキー + R」を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開き、「mdsched.exe」と入力してEnterキーを押しても起動できます。
手順2: 画面にポップアップが表示され、診断を開始するためにPCの再起動を求められます。指示に従って再起動してください。診断中はPCを操作できない点に注意しましょう。
再起動後、Windows メモリ診断ツールの画面が表示され、進行状況を示すステータスバーが現れます。テスト中にRAMの異常や問題が検出されると、メッセージが表示されます。テスト完了までには数分かかります。
結果を待っている間は、PCから離れて他の作業をしていても構いません。テストが終了するとシステムは自動的に再起動され、ログイン後に結果を確認できます。
Windows メモリ診断ツールを使えば、PCのRAMにメモリ不良がないかテストできるはずですが、もしログイン後に診断結果が表示されない場合でも心配いりません。以下の手順に従えば、結果を確認できます。
診断結果が表示されない場合は?
再起動してログインし直しても結果が見当たらない場合は、イベントビューアーからWindows メモリ診断ツールの結果を確認できます。
ステップ1:イベントビューアーを開く
スタートボタンを右クリックし、メニューから「イベントビューアー」を選択します。
ステップ2:「Windowsログ」→「システム」へ移動する
イベントの一覧が表示されるので、目的のログを素早く探すには「検索」オプションをクリックします。
ステップ3:キーワードで検索する
検索ボックスに「Memory Diagnostic Tool」と入力して「次を検索」をクリックすると、該当する診断結果が見つかります。
方法2:MemTest86を実行する
より強力なテストツールでRAMを徹底的にチェックしたい場合は、MemTest86のダウンロードをおすすめします。このツールは、Windows標準のテストでは見逃されがちなエラーまで詳細に診断できる豊富な機能を備えています。無料版とPro版(有料版)の2種類があり、より多くの機能が必要な方は有料版を選ぶとよいでしょう。
なお、無料版では診断レポートが十分に得られない、正しく動作しないという報告もあります。どちらのバージョンもブータブル(起動可能)メディアとして利用でき、ISOイメージファイルからブータブルUSBまたはCDを作成して、システムのテストを開始できます。
ブータブルメディアを作成したら、PCを再起動し、作成したUSBドライブまたはCDドライブから起動するよう設定します。以下に、MemTest86を使ってRAMのメモリ不良をテストする手順をまとめました。
1. USBフラッシュドライブをPCに接続します。
2. Windows用の「Memtest86 USBオートインストーラー」をダウンロードしてインストールします。
3. ダウンロードしたイメージファイルを右クリックし、「ここに展開」を選択します。
4. 展開されたフォルダを開き、「Memtest86+ USB Installer」を実行します。
5. 接続済みのUSBドライブを選択して、MemTest86ソフトウェアを書き込みます(この操作でUSBドライブはフォーマットされるため、中身を消してもよいドライブを選んでください)。
6. 書き込みが完了したら、USBメモリをメモリ不良が疑われるPCに挿入します。
7. PCを再起動し、USBフラッシュドライブからの起動が選択されていることを確認します。
8. Memtest86が自動的に起動し、メモリの破損チェックが始まります。
9. すべてのテストに合格すれば、メモリは正常に動作していると判断できます。
10. 一部のテストに失敗した場合は、Memtest86がメモリの破損を検出します。これはRAMに不良セクタが存在することを意味します。
11. 不良セクタが見つかった場合は、問題を根本的に解決するためにRAMを交換する必要があります。
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