DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealthコマンドとは?使い方とエラー87の対処法を徹底解説
Windowsには、快適なユーザー体験を支えるための便利なツールが数多く搭載されています。その中でも特に有用なのが「DISM(Deployment Image Servicing and Management)」ツールです。多くの管理者がシステムイメージの準備・調整・修復や、Windows PE(WinPE)、Windowsセットアップ、Windows回復環境などの管理に活用していますが、管理者権限を持つ一般ユーザーでもWindows PCのトラブルシューティングに利用できます。
DISMツールにはさまざまなコマンドが用意されています。この記事では、その中でも「dism /online /cleanup-image /checkhealth」コマンドに焦点を当て、その役割からWindows 10/11でのスムーズな使い方、発生しやすいエラーへの対処法まで詳しく解説します。
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealthとは?
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealthは、オペレーティングシステム内の破損ファイルをスキャンするためのWindowsコマンドです。デバイスをスキャンした後、対象ファイルの健全性が結果として表示されます。ファイルが破損している場合は、修復可能かどうかも判定されます。なお、このコマンド自体には破損ファイルを修復する機能はありません。
多くの方は、checkhealthコマンドと「dism /online /cleanup-image /scanhealth」コマンドを混同しがちです。名前はよく似ていますが、実際にはそれぞれ異なる役割を持っています。
CheckHealthとScanHealthの違いは?
checkhealthコマンドは、scanhealthよりもシンプルで高速に実行できるのが特徴です。既存のログを参照し、Windowsプロセスから報告済みのエラーがないかを確認するだけなので、スキャンを短時間で完了できます。ただし、ログファイルは作成されない点に注意してください。
一方、scanhealthコマンドは、Windowsイメージのコンポーネントストア内のすべての項目をチェックし、現在のファイルのハッシュ値を計算します。その後、保存されているハッシュ値と照合して、正常に動作するバージョンを特定します。checkhealthとは異なり、処理中にログファイルが作成されます。より深い調査を行うため作業量が増え、完了までに多少時間がかかります。
CheckHealthコマンドだけで十分?
「深いスキャンを行わないcheckhealthコマンドを使う意味があるのか」と疑問に思うかもしれません。このコマンドを使うかどうかは、システムの健全性の状態によって判断するとよいでしょう。
checkhealthコマンドを使えば、PCの破損を手軽にスキャンし、対応の可否を確認できます。「Windowsイメージは健全です」と表示されれば、それ以上トラブルシューティングを行う必要はありません。一方、スキャンしたファイルが破損していても修復可能な場合は、scanhealthコマンドで修復対象のファイルを正確に特定できます。
その後、「Dism /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」コマンドを実行すれば、修復可能なファイルを修正できます。ただし、破損ファイルが修復不可能な場合は、プロセス全体をやり直す必要があり、時間がかかる可能性があります。
また、checkhealthコマンドでは問題のあるファイルを検出できないケースもあります。そのような場合は、scanhealthでより深いスキャンを実行することで、頑固な問題の解決につながることがあります。
DISM /Online /Cleanup-Image /CheckHealthコマンドの使い方
このコマンドを使ってPCの破損ファイルをスキャンするには、以下の手順に従ってください。
- キーボードのWindowsキーを押します。
- 画面左下の検索ボックスに「cmd」と入力します。
- コマンドプロンプトの検索結果を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
- ユーザーアカウント制御(UAC)のダイアログが表示されたら「はい」を選択します。
- コマンドプロンプトのウィンドウが開いたら、「Dism /Online /Cleanup-Image /CheckHealth」と入力します(引用符は不要)。
- Enterキーを押します。
- 処理が完了すると、「操作は正常に完了しました」というメッセージが表示されます。
DISM CheckHealthでエラー87が発生した場合は?
一部のユーザーからは、DISMツールの使用時に「checkhealth オプションはこのコンテキストで認識されません」というエラーが報告されています。この厄介な問題が発生すると、目的のコマンドを実行できません。checkhealthスキャンの実行時にこのエラーに遭遇した場合は、以下の対処法を順に試してみてください。
解決策1: コマンドの入力ミスを確認する
エラー87の最も一般的な原因は、コマンドの誤入力です。まず、正しいコマンドを入力しているか確認しましょう。DISMコマンドでは、各スラッシュ(/)の前後にスペースを入れるのが基本の形式です。この形式に従わないと、エラーが発生しやすくなります。
参考までに、scanhealthコマンドの正しい形式は以下の通りです。
dism /online /cleanup-image /scanhealth
解決策2: SFCツールを実行する
破損したシステムファイルは、エラー87を含むWindows PCのさまざまな問題を引き起こします。システムファイルチェッカー(SFC)を使えば、破損ファイルを素早くスキャンし、自動的に修復できます。
手順は以下の通りです。
- Windowsロゴキー + Sキーを押して検索バーを表示します。
- 「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを右クリックします。
- 「管理者として実行」を選択します。
- ユーザーアカウント制御のダイアログで「はい」をクリックします。
- 開いたコマンドプロンプトウィンドウに「sfc /scannow」と入力します(引用符は不要)。
- Enterキーを押します。
- スキャンが完了するまで待ちます。
- パソコンを再起動します。
- 最後に、管理者としてコマンドプロンプトを再度実行し、DISMツールを使ってエラーが再発するかどうかを確認します。
解決策3: Windowsを更新する
Windowsを長く使っている方なら、OSが古くなると不具合が起きやすくなることをご存じでしょう。最新のWindowsアップデートを適用することで、エラー87などの問題の原因となるバグを取り除ける場合があります。
OSを更新するには、以下の手順に従ってください。
- 画面左下のWindowsロゴを右クリックします。
- メニューから「設定」を選択します。
- 設定アプリが起動したら、「更新とセキュリティ」に移動します。
- ウィンドウ右側の「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックします。
- Windowsが自動的に利用可能な更新プログラムを確認し、インストールします。オプションの更新プログラムが表示されている場合は、そちらもダウンロードしてインストールしておきましょう。
- プロセスを完了させるためにPCを再起動します。
これでエラーは解消されるはずです。それでも問題が続く場合は、次の方法を試してみてください。
解決策4: Chkdskスキャンを実行する
Chkdskツールは、ドライブ上の既存のエラーをスキャンし、自動的に修正してくれる便利な機能です。エラー87の解消に効果があるか試すには、以下の手順に従ってください。
- Winキー + Rキーの組み合わせで「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- 「cmd」と入力し、Ctrl + Shift + Enterキーを同時に押して、管理者としてコマンドプロンプトを起動します。
- コマンドプロンプトのウィンドウに「chkdsk /offlinescanandfix」と入力し、Enterキーを押します。
- 処理が終わるのを待ってから、Windows PCを再起動します。
解決策5: システムの復元を使用する
システムの復元は、レジストリキーの変更など、デバイスに行った破壊的な変更を元に戻せる重要なWindows機能です。通常はデフォルトで無効になっているため、手動で有効化する必要があります。そのため、復元ポイントを作成したことがない場合、この方法は利用できません。ただし、復元ポイントを作成済みであれば、エラーの原因となっている最近の変更を元に戻せます。
以下の手順で操作してください。
- Windowsキーを押して検索ボックスを開きます。
- 「復元ポイント」と入力し、「復元ポイントの作成」という検索結果を選択します。
- システムのプロパティ画面で「システムの復元」ボタンをクリックします。利用可能な復元ポイントがない場合、このボタンはグレー表示になり、次のステップに進めません。
- 「次へ」ボタンをクリックします。
- 表示された一覧から希望の復元ポイントを選択します。
- システムの復元では、選択した日付以降にインストールされたソフトウェアがアンインストールされます。「影響を受けるプログラムのスキャン」ボタンをクリックすると、削除されるプログラムを事前に確認できます。確認後、「閉じる」を選択します。
- 準備ができたら「次へ」ボタンをクリックします。
- 「完了」を選択してプロセスを開始します。
システムの復元により、PCは以前の正常な状態に戻ります。これで、エラーなくDISMコマンドを実行できるはずです。この方法を使ってもエラー87が再発する場合は、Windowsの再インストールという最終手段しか残されていません。再インストールを行うとすべてのファイルが削除されるため、必ず事前にデータのバックアップを取ってください。
プロのヒント: 専用修復ツールを活用する
Outbyte PC Repairのような専門的なPC修復ツールを活用すれば、コンピュータを常に健康な状態に保つことができます。パフォーマンスに影響する問題を検出し、自動的に解消してくれます。Outbyte PC Repairは、ドライブの丁寧なスキャンとクリーンアップ、パフォーマンスの最適化、デバイスのセキュリティとプライバシーの強化など、多彩な機能を備えた評判の高い修復ツールの一つです。安全性が高く、直感的に操作できる点も魅力です。
このソフトウェアを試したい場合は、以下の手順に従ってください。
- Outbyte PC Repairの公式ページにアクセスし、ソフトウェアをダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを開き、UACの確認ダイアログで「はい」を選択します。
- 新しい画面が開いたら、ソフトウェアのインストール先を選択します。続いて、表示されたオプション機能から必要なものを選びます。
- 「Click to install(クリックしてインストール)」を選択してインストールを開始します。
- インストールが完了するのを待ちます。その後、「Launch PC repair and scan PC(PC修復を起動してPCをスキャン)」というチェックボックスにチェックを入れます。
- 「Finish(完了)」ボタンをクリックします。
- Outbyte PC Repairが起動し、パフォーマンスに影響する問題がないか自動的にスキャンを開始します。数分かかる場合があるため、ソフトウェアがバックグラウンドで動作している間に他の作業をしていても構いません。
- スキャンが完了すると、検出された問題の一覧が表示されます。内容を確認し、ワンクリックで修正できます。
- アプリケーションを閉じてPCを再起動すると、パフォーマンス向上を実感できるはずです。
まとめ
DISMのcheckhealthスキャンは、パフォーマンス低下の原因となっている可能性のある破損ファイルをシステムから見つけるために重要なコマンドです。この記事では、checkhealthコマンドの実行方法に加え、スキャン実行時に発生しうるエラー87の解決策についても解説しました。これで準備は万端のはずです。本日のトピックについて不明な点や質問がある場合は、下のコメント欄でお気軽にお知らせください。
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