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Zone.Identifierファイルとは?仕組みと安全な削除方法を徹底解説

インターネットからファイルをダウンロードすると、Windowsは自動的にそのファイルへ「代替データストリーム(ADS:Alternate Data Stream)」と呼ばれる情報を付加します。これにより、システムはそのファイルが危険性のあるものかどうかを判断できるようになっています。

代替データストリーム(ADS)とは?

代替データストリームは、WindowsのNTFS(New Technology File System)に特有の機能で、タイトルや作成者などのメタデータを格納し、特定のファイルを識別するために使われます。Windows 7以降のすべてのバージョンで利用可能です。

セキュリティの観点では、ADSは「隠れた脅威」とみなされることがあります。というのも、ADSに保存された情報はユーザーから見えず、関連付けられたファイルの特性に影響を与えるのかどうかも判別しづらいからです。

例えば、ファイルのADSにテキストを追加しても、ファイルサイズは増えず、動作にも変化は現れません。このように本来の目的がユーザーに見えないため、ADSは攻撃者、特にルートキットの開発者などに悪用されるケースがあります。

Zone.Identifierとは?

Zone.Identifierは、比較的最近Windowsに導入されたADSの一種です。中身は「[ZoneTransfer] ZoneId=3」といったごく小さな情報のみで、これだけを見てもファイルの中身を推測することはできません。しかし専門家によれば、WindowsはこのZone.Identifierを利用して、そのファイルがインターネットからダウンロードされたものかどうかを判定しているといわれています。

Zone.Identifierは比較的新しい仕組みであるため、「このファイルはWebからダウンロードされたため、デバイスに深刻なリスクをもたらす可能性があります」といった警告メッセージに驚くユーザーも少なくありません。

こうした理由から、Zone.Identifier ADSを削除したいと考えるユーザーもいます。削除を希望する場合は、以下の手順を参考にしてください。

Zone.Identifier ADSの削除方法

方法1:ファイルエクスプローラーを使う(単一ファイル向け)

ファイルエクスプローラーから削除するのが最も簡単です。対象ファイルを右クリックして「プロパティ」を開き、「許可する」(Unblock)ボタンをクリックするだけです。

ただしこの方法は手軽な反面、複数のファイルを処理する場合には非常に手間がかかります。1つずつ個別に操作する必要があるためです。

方法2:PowerShellコマンドレットを使う(複数ファイル一括処理)

複数のファイルをまとめてブロック解除したい場合は、Unblock-Fileコマンドレットを活用しましょう。

  1. ブロック解除したいファイルが保存されているフォルダーを開きます。
  2. フォルダー内で右クリックし、「Windows PowerShellを開く」(またはターミナル)を選択します。
  3. コマンドラインに dir .\* | Unblock-File と入力して実行します。

これで、そのフォルダー内のすべてのファイルからZone.Identifierが一括で解除されます。

安全にPCを使うための5つの対策

Zone.IdentifierのようなADSに含まれる情報は隠されているため、特にWebからファイルをダウンロードする際には油断できません。日頃から以下のような予防策を心がけましょう。

1. 複雑なパスワードを設定する

何度も聞いたことがある定番の対策ですが、重要だからこそ繰り返しお伝えします。すべてのアカウントに強固で固有のパスワードを設定しましょう。可能であればパスワード管理ツールを活用すると、安全なパスワードの生成・管理が容易になります。

2. マルウェア対策ソフトを導入する

マルウェア対策ソフトがあれば、悪意のある項目を検出して安全に除去できます。個人情報やPCの活動を監視するだけの不要なCookieの特定・削除も可能です。さらに、不正なオブジェクトからPCを保護し、即座に無効化することもできます。

3. PCを定期的にクリーンアップする

ファイルやフォルダーに潜む不審な要素を取り除くために、PCの定期クリーニングは有効です。Outbyte PC RepairのようなPC修復ツールを使えば、一時ファイル、破損したWindows Updateファイル、ブラウザキャッシュなどのジャンクファイルを効率的に削除し、PCのパフォーマンス低下を防げます。

4. 常に警戒を怠らない

オンラインでの行動には常に注意を払いましょう。VPNサービスを利用して通信を暗号化すれば、ISPや第三者からの盗み見から情報を守れます。また、万が一に備えてデータを定期的にバックアップしておくことも大切です。

5. 賢く判断する

安易にファイルをダウンロードしないことも重要です。現在の多くの脅威はソーシャルエンジニアリングに基づいており、クリックベイトやネットクイズ、「無料」キャンペーンなどを通じて機密情報を引き出そうとしてきます。「良すぎる話」には疑いを持ち、不必要な情報を決して入力しないようにしましょう。

まとめ

Zone.IdentifierのようなADSはその性質上、内部に何が含まれているのかを正確に把握するのは困難です。だからこそ、日常的な操作ひとつひとつに慎重さを持つことが、最良の防御策となります。

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