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Windows 7/8/8.1/10でハードウェアアクセラレーションを無効にする2つの方法

ハードウェアアクセラレーションとは、本来ソフトウェアによって処理される特定のタスクを、コンピューターのハードウェアを使ってより速く・高品質に実行することを指します。ほとんどの場合、グラフィック描画の処理をCPU(中央演算処理装置)からGPU(グラフィックス処理装置)へオフロードすることで、画面表示を滑らかかつ高速に行うために利用されています。描画処理をCPUからGPUへ移すことで、グラフィックパフォーマンスの向上と高速化を実現するというのが、この機能の基本的な考え方です。

ハードウェアアクセラレーションがグラフィック性能の向上に有効であることは実証されていますが、だからといってすべてのWindowsパソコンに必須の機能というわけではありません。Windowsではデフォルトで有効になっていますが、無効にすることも可能で、その手順もそれほど難しくありません。ハードウェアアクセラレーションを無効にすると、アプリケーションはソフトウェアレンダリングモードで動作し、すべてのグラフィックがソフトウェアとCPUによって描画されるようになり、GPUに描画処理が任されなくなります。

現在サポートされているWindows OS(Windows 7、8、8.1、10)でハードウェアアクセラレーションを無効にする手順はほぼ共通しており、大きく分けて以下の2つの方法があります。

方法1:ディスプレイ設定から無効化する

まずは、ディスプレイ設定からハードウェアアクセラレーションを無効にする手順を見ていきましょう。

  1. デスクトップ上の空いている場所を右クリックします。
  2. 「個人設定」をクリックします。Windows 7/8/8.1/10でハードウェアアクセラレーションを無効にする2つの方法
  3. 表示されたウィンドウの左側のメニューから「ディスプレイ」をクリックします。Windows 7/8/8.1/10でハードウェアアクセラレーションを無効にする2つの方法
  4. 次のウィンドウでも、左側のメニューから「ディスプレイ設定の変更」をクリックします。Windows 7/8/8.1/10でハードウェアアクセラレーションを無効にする2つの方法
  5. 「詳細設定」をクリックします。Windows 7/8/8.1/10でハードウェアアクセラレーションを無効にする2つの方法
  6. 「トラブルシューティング」タブに切り替えます。Windows 7/8/8.1/10でハードウェアアクセラレーションを無効にする2つの方法
  7. 「設定の変更」ボタンをクリックします。このボタンがグレーになっていて押せない場合は、お使いのグラフィックハードウェアがハードウェアアクセラレーション設定の変更を許可していません(少なくともここからは変更できません)。その場合は後述の方法2をお試しください。Windows 7/8/8.1/10でハードウェアアクセラレーションを無効にする2つの方法
  8. 「ハードウェアアクセラレーション」セクションにあるスライダーを、左端の「なし」まで移動します。スライダーを「なし」の位置まで動かすことで、ハードウェアアクセラレーションが完全に無効になります。
  9. 「OK」をクリックします。
  10. 「適用」「OK」の順にクリックします。
  11. 変更を反映させるため、パソコンを再起動します。再起動後、ハードウェアアクセラレーションは無効になっています。

方法2:レジストリから無効化する

方法1がうまくいかない場合や、「トラブルシューティング」タブの「設定の変更」ボタンがグレーになっていて操作できない場合は、諦める必要はありません。レジストリを編集してハードウェアアクセラレーションを無効化することができます。

注意:レジストリの編集は慎重に行ってください。誤った操作を行うとシステムに不具合が生じる可能性があるため、作業前にレジストリのバックアップを作成しておくことをおすすめします。

  1. Windowsロゴキー + Rを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
  2. 「regedit」と入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを開きます。
  3. レジストリエディターの左側のツリーで、以下のディレクトリへ移動します:
    HKEY_CURRENT_USER > Software > Microsoft
  4. 左側のペインで「Microsoft」キーの下にある「Avalon.Graphics」サブキーをクリックし、その内容を右側のペインに表示させます。
  5. 右側のペインに「DisableHWAcceleration」という名前のDWORD値が存在するかどうかを確認します。
    値が存在する場合は、多くの場合データが0になっています。その値をダブルクリックして編集画面を開き、「値のデータ」欄の中身を1に書き換えて「OK」をクリックします。

    「DisableHWAcceleration」の値が存在しない場合は、右側のペインの空いている場所を右クリックし、「新規」にカーソルを合わせて「DWORD(32ビット)値」を選択します。新しく作成したDWORD値の名前を「DisableHWAcceleration」に変更し、ダブルクリックして編集画面を開き、「値のデータ」欄を1にして「OK」をクリックします。
  6. レジストリエディターを閉じます。
  7. 変更を反映させるため、パソコンを再起動します。

以上で完了です。再起動後、ハードウェアアクセラレーションは無効になり、グラフィック描画はすべてCPU側で処理されるようになります。もし不具合やパフォーマンス低下を感じた場合は、同じ手順で値を元に戻せば再度有効化できます。

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