au_.exeとは何か?正規プロセスの見分け方と安全性の確認・削除方法
タスクマネージャーでシステムリソースを大量に消費しているau_.exeプロセスを目にし、「ウイルスではないか」と疑うユーザーは少なくありません。特に、ソフトウェアのインストールやアンインストール中など、システムが高負荷状態のときに、このプロセスによるリソース使用率の上昇が報告されるケースが目立ちます。
また、au_.exeはAvast、McAfee、Aviraなどのセキュリティソフトに検出されることもあります。ただし、これらの検出の大部分は誤検知(偽陽性)であることが確認されています。
実行ファイルそのものが悪意のあるものである可能性は低いものの、ソフトウェアのインストール/アンインストールを行っていないにもかかわらず、AU_.exeプロセスが高いリソース消費のまま動作し続けている場合は、追加の調査が必要です。
au_.exeの正体
Au_.exeは、AutoIt形式の実行ファイルに組み込まれることの多いスクリプトエンジンです。実際、近年リリースされたアプリケーションの多くは、インストールやアンインストールの過程でAutoItを利用しています。
以下は、インストール時またはアンインストール時にAu_.exeを使用することで知られる、代表的なWindows向けプログラムやゲームの一例です。
- IE7PRO
- Flash Player(Flash Player ActiveX)
- Adobe Reader
- Google Calendar
- Registry Helper
- Mozilla Firefox
- Veoh
- OphCrack
- XAMPP
- DoubleTwist
- DivX Player
- ActivInspire
- IMVU
- KDiff3
- WinPcap
- Comodo GeekBuddy
- WIDI
- Yahoo Toolbar
- MiniLyrics
- Spotify
- Dragon Age(PCゲーム)
- TeamViewer
- Razer Synapse
仕組みとしては、AU_.exeは特定のスクリプトをSFXファイル(自己解凍書庫)にパッキングし、スクリプトエンジンを自動的に起動させます。この処理が実行されている間、ユーザーはタスクマネージャー上でAU_.exeプロセスを目にすることになります。
注意: タスクマネージャーからこのプロセスを手動で停止すると、進行中のインストール/アンインストール処理が強制中断される可能性があります。
AU_.exeに関して誤検知が多発する背景には、アドウェア系インストーラーの急増があります。Au_.exeはアドウェアインストーラーでも非常に多用されるため、セキュリティベンダーはリスクを回避する姿勢を取ります。アンチウイルスソフト側には、AU_.exeが実行しているスクリプトが正規のものかどうかを見分ける有効な手段がほとんどないため、「すべて検出対象としてフラグを立てる」のが一般的な対応となっています。
セキュリティ上の脅威の可能性はある?
AU_.exeの役割がわかったところで、今度はそのプロセスが本当に正当なものであるかを確認しましょう。au_.exeはインストーラーやアンインストーラーによって動的に使用されるため、プロセスは自動的に生成され、一時フォルダ(nsu.tmp)へ保存されます。
C:\Users\*ユーザー名*\AppData\Local\Temp\~nsu.tmp へ移動し、au_.exeの実行ファイルが存在するかどうかを確認してください。~nsu.tmpフォルダ内にau_.exeが見つかれば、セキュリティ上の脅威ではないと判断して問題ありません。
一方で、あるプログラムのインストールやアンインストールが完了してかなりの時間が経過した後も、タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)上にau_.exeプロセスが残存し続けている場合は、追加の調査を行いましょう。まずはシステムを再起動し、直後にau_.exeプロセスがまだ存在するかを確認してください。それでも残っている場合は、タスクマネージャーを開き、au_.exeプロセスを右クリックして「ファイルの場所を開く」を選択します。続いて、au_.exeファイルをコピーし、VirusTotalにアップロードして、悪意のある挙動がないか解析してもらいましょう。
解析結果が不明確な場合は、信頼性の高いマルウェア除去ツールでシステム全体をスキャンすれば安心できます。最良の結果を得るには、MalwarebytesまたはMicrosoft Safety Scannerの利用をおすすめします。この種の脅威を重点的に検出できるようセキュリティスキャナーを設定したい場合は、Malwarebytesの導入とスキャン手順を解説した詳細ガイドも参考にしてください。
au_.exeは削除すべき?
結論から言えば、au_.exeプロセスを削除する必要性はほとんどありません。OSがtempフォルダをクリーンアップする際に、自動的に削除してくれるからです。ただし、仮に手動で削除したとしても、OSの動作に悪影響が及ぶことはありません。
さらに、au_.exeプロセスを必要とするインストーラーやアンインストーラーは、必要になった時点で新しいプロセスを自ら生成することができます。
それでも手動でau_.exeを削除したい場合は、C:\Users\*ユーザー名*\AppData\Local\Temp\~nsu.tmp へ移動し、そこから該当ファイルを削除してください。また、CCleanerやBleachBitのように一時フォルダのクリーンアップに対応したシステムクリーナーを利用すれば、この作業を自動化することも可能です。
-
systemswift.exeとは何か?安全性と対処法を徹底解説
Windowsシステムでは、バックグラウンドで常に数十個ものプロセスが動作しています。その中には特に気に留める必要のないものもあれば、強い関心を引くものもあります。「systemswift.exe」は、ユーザーの間でしばしば議論の的となるプロセスの一つです。「systemswift.exeは正規のプログラムなのか?」「停止すべきなのか?」――本記事では、これらの疑問にわかりやすくお答えします。 systemswift.exeプロセスとは何か? タスクマネージャーに表示されるこのプロセスは、正規アプリケーション「SystemSwift」に属しています。開発元であるPGWAREによると、このユーテ
-
hkcmd.exeとは?ウイルスの見分け方と削除・無効化の方法を徹底解説
タスクマネージャーを見ると、常に「hkcmd」というプロセスが動いている――そんな経験はありませんか?「hkcmd.exeはウイルスなのか」「CPUリソースを消費しているけど終了しても大丈夫?」「hkcmdモジュールは削除すべき?」といった疑問をお持ちの方も多いでしょう。また、多くのユーザーから「PCにログインするたびにhkcmd.exeが自動起動する」という報告もあります。この記事では、hkcmd.exeの正体から安全性の見分け方、無効化・削除の手順まで、すべての疑問にお答えします。hkcmd.exeとは?hkcmd.exe(Hotkey Commandの略)は、Intelが提供するホットキ