igfxEM.exeとは?プロセスの正体・安全性の見分け方と無効化の手順を解説
一部のユーザーから、igfxEM.exeというプロセスが本物なのかどうかという疑問が寄せられています。この疑念は、igfxEM.exeがCドライブ上の特定ファイルへのアクセスや、サードパーティ製アプリケーションのアップデートを妨げていることに気づいたときに生じることが多いようです。
igfxem.exeとは何か?
正規のigfxem.exeプロセスは、インテル(Intel)のグラフィックススイートに属しており、Intel(R) Common User Interfaceの一部として「Graphics Executable Main Module(グラフィックス実行メインモジュール)」とも呼ばれています。
このプロセスはNVIDIAやAMDのグラフィックカードドライバーでも広く利用されています。主な役割は、モニターの電源が切れたりケーブルが外されたりした場合でも、ディスプレイの解像度設定を保持し続けることです。
些細な機能に思えるかもしれませんが、多くのノートPCやラップトップはこのサービスに依存しており、起動時に自動実行されるよう設定されています。
セキュリティ上の脅威になる可能性は?
現時点でigfxEMプロセスを偽装した特定のマルウェアは確認されていませんが、マルウェアの作者は、セキュリティスキャナーによる検出を避けるため、特権を持つ実行ファイルを標的にする傾向があります。
正規プロセスと偽装マルウェアを見分ける確実な方法の一つは、ファイルの保存場所を確認することです。タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)を開き、「プロセス」タブでigfxem.exeを探して右クリックし、「ファイルの場所を開く」を選択してください。
表示された場所がC:\Windows\System32\igfxem.exe以外であれば、悪意のある実行ファイルの可能性が高いといえます。その場合は、MalwarebytesやMicrosoft Safety Scannerなどの信頼性の高いアンチマルウェアツールでシステム全体をスキャンすることをおすすめします。
igfxem.exeは無効化すべき?
igfxem.exeが正規のものであると確認できたら、その扱いを判断しましょう。一部のノートPCでは今も必要とされていますが、PCの正常な動作に必須というわけではありません。特にデスクトップPCでは不要なプロセスとみなされており、無効化しても実害はほぼありません。
igfxEM.exeが原因でトラブルが発生している場合は、以下の対処法を順に試してみてください。恒久的に無効化したい方は、記事最後の手順をご参照ください。
起動時の「cannot find igfxEM.exe」エラーの修正方法
Windows 10のアップデート後に毎回「cannot find igfxEM.exe(igfxEM.exeが見つかりません)」というエラーが表示される場合、アップデートファイルのインストール時に実行ファイルが書き換えられた可能性が高いです。
この場合の解決策は、Intel公式ダウンロードセンターから必要なドライバーを再インストールすることです。インストーラーが最新ドライバーの適用を拒否する場合は、外部ウイルス対策ソフトのリアルタイム保護を一時的に無効化してから再試行してください。
「missing file privileges」エラーの修正方法
igfxem.exeが原因でSteamやOriginのアップデートが「missing file privileges(ファイル権限が不足しています)」というエラーで中断される場合は、タスクマネージャーからプロセスを終了することで素早く解決できます。
タスクマネージャー(Ctrl + Shift + Esc)を開き、「プロセス」タブでigfxem.exeを見つけて右クリックし、「タスクの終了」を選択すれば、一時的に無効化できます。
ただしこの方法は即座に問題を解消できる一方、次回のシステム起動時やIntel(R) Common User Interfaceの起動時には、プロセスが自動的に再び立ち上がる点に注意してください。
より恒久的な解決策をお求めの場合は、以下の手順でigfxem.exeを無期限に無効化できます。
msconfigからigfxem.exeを無効化する手順
igfxem.exeを今後一切動作させたくない場合は、msconfig(システム構成)を使えば、予期せぬ不具合を心配することなくプロセスの起動を防げます。具体的な手順は以下の通りです。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「msconfig」と入力してEnterキーを押し、システム構成画面を表示します。
- システム構成画面の「サービス」タブを開き、「igfxEM module」を探します。
- 「igfxEM」の横にあるチェックボックスをオフにし、「適用」ボタンをクリックして変更を保存します。
以上で、igfxem.exeプロセスがシステム上で自動的に起動しなくなります。将来また利用したくなった場合は、同じ手順でチェックを入れ直せば元に戻せます。
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