【保存版】Windows PCでMacフォーマットドライブ(HFS+/APFS)を読み取る方法
残念ながら、Windowsは初期状態ではMac形式でフォーマットされたドライブを読み取ることができません。Mac用ドライブをPCに接続すると「ディスクをフォーマットしますか?」という警告が表示され、そのままフォーマットを実行するとドライブの中身がすべて消えてしまいます。しかし、必ずしもそうする必要はありません。
サードパーティ製ツールを活用すれば、この不便さを回避し、Windows上でもMac形式(HFS+/APFS)のドライブへアクセスできます。本記事では、おすすめのソフトウェアを厳選してご紹介します。
HFS+とAPFSの違い
これまで長らくmacOS/OS Xで標準サポートされていたのはHFS+だけでした。しかし、macOS High Sierraの登場とともに、Appleは新しいファイルシステム「Apple File System(APFS)」を導入しました。
HFS+
HFS+は1998年、Mac OS 8.1とともに登場したファイルシステムです。すべてのバージョンのMac OS X/macOSでサポートされている一方、ファイルシステムへの同時アクセスが許可されておらず、2040年2月6日以降の日付にも対応していないといった制限があります。
APFS
APFSは2017年公開のmacOS High Sierraで一般向けに広く提供された新しいファイルシステムです。現在はアップグレードや新規インストール時に標準となっており、ユーザーが旧ファイルシステムを明示的に指定しない限り、APFSが採用されます。
APFSを使用する主なメリットは、SSD(ソリッドステートドライブ)での読み書き速度が飛躍的に向上した点と、対応ストレージ容量の上限が拡大した点です。
WindowsからMacドライブを読み取る方法
WindowsはAppleのファイルシステムを理解できないため、ドライブを接続すると使用可能なファイルシステムへの変換(=フォーマット)を促してきます。「ディスクのフォーマット」ボタンを押してしまう前に、まずは以下の代替手段を検討してみてください。
幸い、Windows PCからMacのHFS+/APFSドライブを読み取れるサードパーティ製ツールは数多く存在します。ここでは、その中でも特におすすめのものを厳選しました。目的に合わせて最適なソフトを選んでみてください。
MacDrive(HFS+・APFS両対応)
MacDriveは信頼性と汎用性が高く、HFS+とAPFSの両方のファイルシステムを読み取れるソフトです。最大の強みは、非常に直感的な操作性にあります。インストール後はバックグラウンドプロセスが常駐し、HFS+またはAPFS形式のドライブをPCに接続するたびに自動的に認識・表示してくれます。

さらに、HFS+/APFS形式ドライブの中身は、エクスプローラーをはじめとする任意のファイラーでそのまま閲覧できます。また、MacDriveには強力な修復機能も搭載されており、ドライブの破損トラブルの一部を修復できる場合もあります。
MacDriveを試してみたい場合は、公式サイトから5日間の無料トライアルを申請できます。この期間だけでも、Mac形式ドライブから必要なデータを救出するには十分でしょう。継続利用する場合は、Standard版(約50ドル)の購入が必要です。
UFS Explorer(HFS+・APFS両対応)
UFS Explorerは、仮想ディスクや複雑なRAID構成のデータアクセスにも対応した本格的なソフトですが、HFS+/APFSビューアとしても機能し、Mac形式ドライブからデータを取り出すことができます。

エクスプローラーとの統合こそありませんが、シンプルなインターフェースと基本的な操作だけで目的のファイルを救出できます。ドライブ内に大量のデータがある場合は、検索機能を使うことで目的のファイルを素早く見つけられます。ファイルが見つかったら右クリックで「Save this object to…」を選択し、適切な保存先を指定すれば転送が開始されます。
UFS Explorerには無料版もあります(公式サイトからダウンロード可能)が、利用できる機能は限定されます。Standard版ライセンスは約25ドルです。
Paragon HFS+(HFS+のみ)
HFS+ドライブの読み書き両方に対応した、非常に手軽なソフトとして人気があるのがParagon HFS+です。システムドライバーとして動作し、Windowsのディスク管理機能を使ってHFS+パーティションをマウントします。
Paragon HFS+は常駐プロセスによってHFS+形式のドライブを常に監視し、検出したドライブを自動的にマウントします。ドキュメントをはじめ、Windowsで扱えるあらゆる種類のファイルの転送に活用できます。

HFS+ドライブがマウントされると、エクスプローラーやその他のファイラーソフトからアクセスできるようになり、ネイティブのWindowsドライブと同じ感覚でドラッグ&ドロップやコピー&ペーストを自由に行えます。
ただし注意点として、Paragon HFS+はAPFSに対応していません。APFSドライブを開きたい場合は、本記事で紹介している別のソフトを利用してください。
Paragon HFS+は無料トライアルが用意されており、製品版(Standard版)は20ドル少々で購入できます。
Paragon APFS for Windows(APFSのみ)
Paragon HFS+のインターフェースや使い勝手を気に入ったけれど、APFSドライブをPCでマウントしたい——そんな方に最適なのがAPFS for Windowsです。Paragon HFS+と同じインターフェースを採用しており、APFS形式ドライブへのアクセスやファイルの取り出しが簡単に行えます。
アプリをインストールすると、バックグラウンドプロセスが接続中のAPFSドライブを自動的にスキャンしてマウントします。すべて自動で処理されるため、ユーザーが何かをクリックする必要はありません。準備が整い次第、エクスプローラーや他のファイラーからAPFSドライブへアクセスできるようになります。
注意: マウントされたAPFSドライブに対しては読み取り専用の権限しか付与されません。つまり、APFSドライブからNTFSやFAT32ドライブへのファイルコピーは可能ですが、APFSドライブ上のファイルを編集・削除することはできません。
APFS for Windows by Paragonは無料で提供されており、有料版は存在しません(公式サイトからダウンロード可能)。一度インストールしておけば、APFSドライブを接続した瞬間に自動的にマウントされ、エクスプローラーからすぐにアクセスできるようになります。
HFS Explorer(HFS+のみ)
HFS+形式ドライブからいくつかのファイルを救出したいだけであれば、HFS Explorerで十分でしょう。完全無料のソフトですが、凝った機能はあまり期待できません。
使える機能は多くなく、Mac形式ドライブへの書き込みもできません。さらに、本記事で紹介している他の多くの選択肢とは異なり、HFS Explorerはエクスプローラーと統合されるシステムドライバーを導入しません。
それでも、HFS形式ドライブを読み取って、その中のファイルを手間も費用もかけずにWindows PC側へコピーすることが可能です。さらに、.dmgディスクイメージをマウントして、そこからファイルを取り出すこともできます。

注意: HFS Explorerの動作にはJavaが必要です。多くの環境ではすでにインストールされていますが、入っていない場合は公式サイトからダウンロードしてください。
使い方はシンプルです。Mac形式ドライブをPCに接続し、メニューからFile > Load File System From Deviceを選択します。ソフトが自動的に接続されたドライブを検出・読み込み、新しいウィンドウにHFS+ドライブの内容が表示されます。フォルダやファイルをコピーするには、対象を選択してExtractボタンをクリックしてください。
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