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OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

OBS(Open Broadcaster Software)は、現在のゲーム業界において、ゲーム実況の録画・配信に最も広く使われている定番ソフトウェアです。ユーザーが細かく調整できる機能が数多く搭載されており、録画や配信のほぼすべての要素を自分好みにコントロールできる自由度の高さが最大の魅力といえます。

OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

「最高品質の録画を実現しつつ、PCへの負荷は最小限に抑えたい」——そんな理由から、最適なOBS設定を検索したことがある方は多いのではないでしょうか。しかし、巷にあふれる「ベストなOBS設定」系の記事には落とし穴があります。それらの設定はすべての環境に当てはまるとは限らず、ある人には完璧に機能しても、別の人にとっては新たなトラブルの原因になることも珍しくありません。

この記事では、お使いのハードウェア構成に応じてどの項目をどう選べば最適な結果が得られるのか、その技術的なポイントを詳しく解説していきます。

設定画面を開く

まずは、OBS Studioの設定画面を開きましょう。作業前に次の2点を確認してください。OBSを管理者として実行すること、そして既存の録画ファイルを事前に保存しておくことです。

  1. OBS Studioを右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
  2. OBSが起動したら、画面右下にある「設定」ボタンをクリックします。
OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

一般設定

一般設定タブで変更できる項目はそれほど多くありません。アプリのテーマ(ライト/ダーク)を切り替えられる程度です。ただし、必ず有効にしておきたいのが「システムトレイ」のオプションです。これをオンにしておくとアクセシビリティが向上し、ソフトウェアを素早く起動できるようになります。

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出力設定

ここからが本題です。画面左側の「出力」タブをクリックしましょう。出力モードには「基本(Simple)」と「詳細(Advanced)」の2種類があり、「基本」では録画ファイルの形式や保存先フォルダを指定し、「詳細」ではエンコード関連の設定を行います。

録画パス(Recording Path)

録画パスとは、エンコード後の録画ファイルが保存される場所のことです。「参照」ボタンをクリックして、ファイルを保存したいフォルダを指定しておきましょう。

OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

録画フォーマット(Recording Format)

次に録画フォーマットです。デフォルトの「flv」形式は録画用としてまずまずの選択肢ですが、特定の形式を使いたい場合はドロップダウンから簡単に変更できます。編集を前提とするなら「mp4」や、クラッシュ時にもファイルが破損しにくい「mkv」を選ぶのがおすすめです。

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録画品質(Recording Quality)

録画品質は、画質だけでなくファイルサイズにも直結する重要な要素です。プリセットとして4つの品質から選択でき、デフォルトは「配信と同じ」になっています。それぞれの特徴は以下の通りです。

  • 配信と同じ(Same as Stream):配信時と同じ品質で録画します。ファイルサイズは中程度で、品質もまずまずです。
  • 高品質、ファイルサイズ中:配信品質に関わらず、中程度のサイズで、視聴に十分耐えうる品質のファイルを生成します。
  • 不可分品質、ファイルサイズ大:ファイルサイズは大きくなりますが、実際のゲーム画面と録画映像の違いを目視で判別できなくなります。クリアでシャープな録画画質を求めるなら、この選択がベストです。
  • 無損失品質、ファイルサイズ特大:画質の劣化が一切ないロスレス録画も可能です。ただしファイルサイズが非常に巨大になるため、十分なディスク容量があるか必ず確認しておきましょう。
OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

詳細設定(エンコーダー編)

続いて、エンコーダーの設定を変更するため詳細設定へ移動します。画面上部の「出力モード」ドロップダウンから「詳細」を選択してください。

OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

エンコーダー(Encoder)

これは、OBSがもたらした大きな転換点となる機能です。以前はCPUのみで処理するx264エンコードしか選択肢がなく、録画時にCPU使用率が高騰し、PCに大きな負担がかかるケースが多々ありました。

幸い、現在のOBSにはハードウェアエンコードが搭載されています。このオプションを使えば、専用グラフィックスボード(GPU)の力を借りて動画をエンコードできます。

OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

搭載しているグラフィックボードに応じて、「NVIDIA NVENC」や「AMD HW」などのエンコーダーが表示されます。ソフトウェアエンコーダーよりも、GPUによるハードウェアエンコーダーを常に優先的に選ぶことをおすすめします。

レート制御(Rate Control)

録画においては、VBR(可変ビットレート)の方がデフォルトのCBR(固定ビットレート)よりもあらゆる場面で優れていることが実証されています。意外と知られていない事実ですが、録画目的でOBSを使っているなら、迷わずVBRを選びましょう。

ビットレートは標準値を40,000kbps、最大ビットレートを60,000kbpsに設定します。さらに画質を極めたい場合やPCに余裕があるなら、標準50,000kbps・最大100,000kbpsに引き上げても構いません。

OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

キーフレーム間隔2秒に設定するのが一般的ですが、必要に応じて調整しても問題ありません。

次にプリセットについてです。おすすめは「最高品質(Max Quality)」または通常品質の2種類です。両方を試してみて、CPUに過度な負荷をかけずに済む方を選びましょう。

プロファイルは「High」に設定します。また、「ルックアヘッド(Look-ahead)」と「サイコビジュアルチューニング(Psycho Visual Tuning)」という2つのオプションがあります。比較的最近追加された機能で、両方ともチェックを入れて問題ありません。

GPU欄はデフォルト値の0のままにしておきます。この項目はCrossFireやSLIで構成されたデュアルGPU環境向けのもので、複数のGPUを使用している場合は、利用したいGPUの番号を指定できます。シングルGPU環境なら0のままでOKです。

音声設定

出力設定が完了したら、次は音声設定に移りましょう。画面左側の「音声」タブをクリックします。

サンプルレートチャンネルは、デフォルト値である44.1kHzとステレオのままにします。デスクトップ音声デバイスは、PCの音が出力される先のことです。スピーカーを接続しているならスピーカーを、ヘッドホンで聴いている場合はヘッドホンを選択しましょう。

OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

次はマイク/補助音声デバイスです。ここでは、実際に声を拾うマイクを指定します。専用マイクを使用している場合は該当するデバイスを選び、特にこだわりがなければデフォルトのままで構いません。

OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

以上で音声設定は完了です。続いて、映像設定に移ります。

映像設定

映像設定では、まず最初の2つの項目を確認します。基本(キャンバス)解像度はモニターの解像度です。出力(スケーリング)解像度は、解像度を縮小するための設定です。例えば、1080pでプレイしているけれど720pで録画したい場合は、この項目を720pに変更します。

OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

こうすることで、YouTubeにアップロードした際の動画は720pで公開されます。ダウンスケールフィルタは「Lanczos(シャープ化スケーリング、32サンプル)」を選びましょう。映像の輪郭がよりシャープになります。次はFPS値です。高精細な録画を予定しているなら60fpsに設定しますが、スペックの低い古いPCの場合は、30fpsに下げるのが現実的な選択となります。

高度な設定(YUVカラースペース)

多くのユーザーから報告されているOBSの弱点の一つに、録画を停止させた瞬間、映像が白っぽく色褪せて見えるというものがあります。動画の結末が美しくないと視聴者に悪い印象を与えかねませんし、大きなスクリーンで再生した際にはその差が一層顕著に現れます。

そこで、「YUVカラースペース」を「709」に、「YUVカラーレンジ」を「フル(Full)」に設定してください。その他の項目はデフォルトのままで問題ありません。

OBSで録画する際の最適な設定を徹底解説!画質とパフォーマンスを両立させる方法

以上で設定完了です!これでOBSは、必要な品質で録画できる最適な状態になりました。もちろん、ご自身の環境や好みに合わせて細かく調整すれば、より快適なパーソナライズ体験を得ることができます。

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