Dashlane(ダッシュレーン)の使い方完全ガイド:インストールから各機能の活用まで徹底解説
まずは、パスワードマネージャーとしてDashlaneを選んでいただいたことに、心からおめでとうございます。大正解です。優れたパスワードマネージャーは数多く存在し、どれか一つに絞り込むのは非常に難しいことですが、間違いなく私が一番におすすめするのはDashlaneです。Dashlaneが信頼できる理由については、別記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
Dashlaneは安全性が高く、パスワード管理だけでなくインターネット全般の利便性を高めてくれる多彩な機能を備えています。例えば、Dashlane VPNやオンラインフォームの自動入力機能などがその代表例です。しかし、初めてこのソフトウェアを使う方にとっては、これらの機能を使いこなすのが少し難しく感じられるかもしれません。そこで本記事では、PCでもスマートフォンでも、OSを問わず(LinuxやChromebookにも対応)Dashlaneを最大限に活用するための完全ガイドをご紹介します。
Dashlaneパスワードマネージャーの始め方
インストールと初期設定
すでにDashlaneをインストール済みの方は、このステップをスキップして構いません。まだの場合は、上記からダウンロードしてください。なお、Google Chromeを使用している場合は、デスクトップアプリをダウンロードする前に、まずブラウザ拡張機能のダウンロードを求められる点に注意しましょう。
ダウンロードが完了したら、ファイルを実行します。Dashlaneが必要なファイルのダウンロードを開始し、完了までにはインターネット回線の速度にもよりますが、3〜10分ほどかかることがあります。
その後、サインインページが起動します。複雑なインストール作業は一切不要です。
すでにDashlaneアカウントをお持ちの方はログイン情報を入力して進みましょう。新規ユーザーの場合は「Create an account(アカウントを作成)」を選択してください。
Dashlaneには強力なパスワードを作成するためのガイドラインが用意されていますが、それでも可能な限り強固なパスワードを設定することをおすすめします。これはマスターパスワードであり、今後覚える必要がある唯一のパスワードとなるため、思い切って複雑なものにしても問題ありません。
また、このパスワードはDashlaneが保存済みのすべてのパスワードを暗号化・復号化する際にも使われます。ゼロ知識セキュリティポリシーの一環として、このパスワードはサーバーにもローカルのコンピューターにも保存されません。これによりハッカーがパスワードを盗むことができなくなりますが、その一方で、忘れてしまうと保存したパスワードにアクセスできなくなるという意味もあります。マスターパスワードは復元できないため、必ず安全な場所に控えておきましょう。
パスワードをDashlaneにインポートする方法
アカウントの設定が完了したら、いよいよパスワードの管理を始められます。最初のステップは、ブラウザに保存されているすべてのパスワードをDashlaneにインポートすることです。幸い、セットアップ中にDashlaneが自動的にブラウザをスキャンしてくれるので、あとはインポートしたいパスワードを選択するだけです。
起動時にこのステップが表示されなかった場合でも、手動で実行できます。画面上部の「File」メニューから「Import passwords」を選択してください。
Dashlaneは、対応しているブラウザや他のパスワードマネージャーの一覧を表示し、そこからパスワードをインポートできます。LastPass、1Password、RoboFormなど主要なパスワードマネージャーに対応しています。
さらに、CSVファイル形式のパスワードもインポート可能です。これは、パスワードをPC内のファイルとして保管していた場合や、以前使っていたパスワードマネージャーがDashlaneの対応リストに含まれていない場合に便利です。後者の場合は、まず旧マネージャーからCSVファイルとしてパスワードをエクスポートし、それをDashlaneにアップロードします。
「File」→「Import passwords」→「Custom CSV file」の順に選択すると、ファイルマネージャーが開きます。CSVファイルが保存されているフォルダへ移動して開きましょう。規定の形式に沿ったCSVファイルの作成方法については、Dashlane公式のガイドラインを参照してください。
あるいは、パスワードを一つずつ手動で追加することもできます。「Passwords」セクションに移動し、「Add new」をクリックします。サイトのURL、ユーザー名、ログイン用パスワードを入力すると、Dashlaneがボールト(保管庫)にパスワードを追加します。
ここでは、必要なときにすぐ見つけられるよう、パスワードをカテゴリー分けしておくこともできます。もちろん、Dashlaneに自動分類を任せることも可能で、その精度はかなり高いです。
とはいえ、すべてのパスワードを一つずつ登録するのは大変な作業です。そこでDashlaneにはもう一つの近道があります。それは、ソフトウェアを使い続ける過程でパスワードを自動保存する方法です。新しいウェブサイトにログインするたびに、Dashlaneがポップアップを表示し、パスワードの保存を促してくれます。
しばらく使っていれば、すべてのパスワードがボールトに保存され、以降は各サイトへ自動ログインできるようになります。この機能を利用するには、Dashlaneのブラウザ拡張機能が有効になっている必要があります。
Dashlaneブラウザ拡張機能を有効にする方法
前述のとおり、Google Chromeユーザーはアプリ本体より先に拡張機能のインストールを求められますが、その他のユーザーはデスクトップアプリのインストール後に拡張機能を有効化する必要があります。手順は以下のとおりです。
Dashlane画面の最上部にある「Extensions」オプションをクリックします。すると、PCにインストールされている各種ブラウザの拡張機能を管理するメニューが展開されます。
該当するブラウザをクリックすると、Dashlane公式サイトへ移動し、そこから拡張機能をダウンロードしてブラウザに追加できます。この拡張機能がないと、ページにログインするたびにDashlaneアプリからパスワードをコピーしなければならず、非常に面倒です。
これで基本設定は完了です。次に、Dashlaneのその他の便利な使い方を見ていきましょう。
Dashlaneパスワードチェンジャーの使い方
パスワードチェンジャーは、Dashlaneから直接サイトのパスワードを変更できる便利な機能です。パスワードヘルス機能と連動しており、パスワードの強度や再利用回数をチェックして、安全レベルを判定します。
残念ながら、Dashlaneから直接パスワードを更新できるのは一部の対応サイトのみです。対応サイトの一覧はこちらで確認できます。
パスワードチェンジャーを使うには、Dashlane画面左側のペインにある「Passwords」オプションから「Password Changer」を選択します。Dashlaneが対応サイトに登録されているパスワードを一覧表示し、それぞれのセキュリティレベルを示したうえで、自動変更オプションを提供してくれます。
非対応サイトのパスワードについても健康状態をチェックできますが、パスワードの更新自体は各サイトの所定の手順に従って行う必要があります。
また、複数のパスワードのチェックボックスに印を付けて「Change all Passwords」を選択すれば、まとめて変更することも可能です。
その他のパスワードについても健康状態の確認はできますが、実際の変更は各サイトにアクセスして手動で行う必要があります。
その場合は、Dashlane左側のペインにある「Password health」セクションを開き、各指標を確認しましょう。ここでは、パスワードが漏洩しているか、再利用されているか、脆弱であるかなどを通知してくれます。
特定のパスワードにカーソルを合わせると「Replace now」オプションが表示され、クリックすると公式サイトへ移動します。サイトにログインして、パスワードを変更しましょう。
パスワードを更新する際は、Dashlaneのパスワードジェネレーターを活用して、最適なパスワードを生成するのがおすすめです。
ブラウザバーのDashlaneアイコンをクリックし、「Generator」へ移動します。スライダーでパスワードの長さをカスタマイズでき、生成されたパスワードをコピーして、更新したいパスワード欄に貼り付けるだけです。
個人情報を追加する方法
Dashlaneでは、個人情報を保存しておくこともできます。保存した情報は、オンラインフォームの入力時に自動的に反映されます。登録できる情報には、氏名、メールアドレス、電話番号、住所、会社名、ウェブサイトURLなどがあります。さらに、ネットショッピングに役立つ支払い情報も追加可能です。これらのオプションはすべてソフトウェア画面の左パネルからアクセスでき、クリックすると詳細入力ページが開きます。
Dashlaneでパスワードを共有する方法
特定サイトのパスワードを誰かと共有したい場合も、Dashlaneなら簡単に行えます。
「Sharing center(共有センター)」を開き、「Add new」をクリックします。共有したいパスワードを選択し、相手のメールアドレスを入力するだけです。
Dashlaneでは、共有パスワードに2種類の権限を設定できます。「Limited rights(制限付き権限)」では受信者はパスワードを使用するのみですが、「Full rights(フル権限)」では閲覧・編集・再共有はもちろん、あなたのアクセス権を取り消すことまで可能になります。個人的には、アクセス権を取り消せる点は権限が強すぎる気がしますが、柔軟な運用が可能なのは確かです。
Dashlane VPNの使い方
Dashlane VPNは、公共Wi-Fiなど信頼できないネットワーク接続での閲覧時に追加のセキュリティを提供してくれる、パスワードマネージャーへの嬉しい追加機能です。専用VPNソフトほどの性能はないかもしれませんが、追加料金なしで使えることを考えれば十分に価値があります。
VPNを設定するには、上部バーの「Set up VPN」オプションに移動し、「Set up」ボタンをクリックします。
すると設定ウィザードが開き、セットアップが進行します。完了すると、VPNのオプション表示が変わります。
以降、VPNをクリックすると「Connect(接続)」「Select country(国を選択)」「Disconnect(切断)」のオプションが表示されます。接続でVPNが有効になり、切断で無効になるのは説明不要でしょう。
「Select country」は比較的新しい機能で、利用可能な26か国の中から任意の場所に位置情報を偽装できます。希望の国を選択するだけで、VPNが位置情報を更新してくれます。なお、Dashlane VPNは有料版限定の機能です。30日間の無料トライアル版では利用できない点に注意しましょう。
Android・iOSでのDashlane設定方法
デスクトップアプリの設定手順を理解していれば、AndroidやiOSでDashlaneを使うのは簡単です。ユーザーインターフェースは直感的で、モバイル版の手順は基本的にデスクトップ版とほぼ同じです。
唯一の違いは、iOSアプリではPINコードやTouch IDを使ったログイン(指紋認証)にも対応している点です。
また、iOS・Androidアプリではブラウザからのパスワードインポートはできません。代わりに「Inbox Scan(受信箱スキャン)」機能を使ってメールボックスをスキャンし、そのメールアドレスで作成したオンラインアカウントを検出して、Dashlaneアカウントへ取り込みます。このオプションは初回起動時に選べるほか、後から「Tools」メニューの「Inbox Scan」からもアクセスできます。
なお、新しいデバイスからDashlaneアカウントにアクセスする際は、メールで送信される6桁のコードによる認証が必須です。これは二要素認証(2FA)と呼ばれるもので、アカウントのセキュリティを強化する仕組みです。
Chromebook・LinuxでのDashlaneの使い方
この2つのOSには専用アプリが存在しないため、Dashlaneのブラウザ拡張機能を使ってパスワードを保護・管理することになります。こちらからブラウザにDashlaneを追加してください。現在のところ、拡張機能はGoogle Chrome、Mozilla Firefox、Edgeでのみ利用可能です。

拡張機能の追加が完了すると、自動的に「Create My Account」画面が起動します。すでにアカウントをお持ちの方は、画面右上のログインボタンを選択してください。新規の場合は、必要事項を入力してDashlaneアカウントを作成しましょう。
アカウントが正しく設定されていれば、ブラウザのツールバーにDashlaneアイコンが表示されるはずです。公式には「ティール色」と表現されていますが、私に言わせれば青ですね。
ウェブアプリを起動したいときは、アイコンをダブルクリックします。このアプリでは、新しいパスワードの追加、セキュリティのためのメモや添付ファイルの保存、オンラインフォーム自動入力用の個人情報の登録などが行えます。デビットカードやPayPalなどの支払い情報も追加可能です。セットアップ中に、ブラウザに保存されていたパスワードをDashlaneの安全なデータベースへインポートするよう求められます。
Dashlaneのウェブアイコンをシングルクリックすると、パスワードボールトやパスワードジェネレーター機能に素早くアクセスできます。
以上で解説は終わりです。Dashlaneパスワードマネージャーのインストールと使い方について知っておくべきことをすべて網羅しました。このソフトウェアの使い方についてさらに質問がある場合は、コメント欄でお知らせください。記事を随時更新していきます。
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