初心者向けCheat Engine(チートエンジン)徹底解説|インストールからBlueStacksでの使い方まで
Cheat Engine(チートエンジン)は、Windows向けのゲーム改造ツールとして最も有名なものの一つです。メモリをスキャンし、デバッガー機能を利用してゲーム内の数値(HP・所持金・スコアなど)を自由に書き換えることで、ゲームの制限を回避したり、単純に楽しんだりするために、世界中のゲーマーに愛用されています。

非常に強力なツールである反面、インターフェースは初心者にはやや取っ付きにくく、ある程度の操作慣れが必要です。そこで本記事では、初めての方でも迷わず使えるよう、Cheat Engineの基本的な使い方をステップごとに丁寧に解説します。
ただし、始める前に押さえておきたい重要なポイントがあります。すべてのゲームの値が編集できるわけではないという点です。特に、ユーザーデータをサーバー側で管理しているオンラインゲームの多くは、Cheat Engineでは値を改変できません。
警告: ゲームモジュールへの不正な操作やCheat Engineの使用が原因で、SteamなどのプラットフォームからアカウントBANを受ける可能性があります。本記事の内容はあくまで教育目的であり、実行の際はすべて自己責任でお願いいたします。
1. Cheat Engineのダウンロードとインストール
各種ダウンロードサイトも存在しますが、必ず公式サイトから最新版(執筆時点でバージョン7.2)をダウンロードするようにしましょう。

ダウンロードが完了したら、インストーラーをダブルクリックして起動し、画面の指示に従って進めます。その際、McAfeeツールバーなどのブラウザツールバーやアドウェアのインストールは必ず拒否してください。

インストール先は、提案されたデフォルトの場所(システムドライブ)にしておくのがおすすめです。インストール後、Cheat Engineを起動します(UACの確認画面が表示されたら「はい」を選択)。コミュニティサーバーに関するダイアログが出た場合は、そのままスキップして問題ありません。
2. ユーザーインターフェースの基本を知ろう
Cheat Engineウィンドウの上部には、次の5つのメニューが並んでいます。
- File(ファイル)
- Edit(編集)
- Table(テーブル)
- D3D
- Help(ヘルプ)

メニューの下にはショートカットツールバーがあり、以下の3つのアイコンが配置されています。
- Process Explorer(プロセスエクスプローラー)
- チートテーブルを開く
- 現在のデータを保存

3. Cheat Engineの基本的なワークフロー
まず、Process Explorerアイコンをクリックして、システム上で動作中のプロセス一覧を開きます。表示されるタブは次の3つです。
- Applications(アプリケーション)
- Processes(プロセス)
- Windows(ウィンドウ)

いずれかのタブから対象ゲームのプロセスを探します。ただし下の画像のとおり、どのプロセスが該当するのかを見分けるのは少し骨が折れる作業です。

上の画像のBlueStacksのように大量のプロセスが存在する場合は、総当たり(トライ&エラー)で探すか、コミュニティフォーラムで他のプレイヤーが特定したプロセス名を参考にすると効率的です。目的のプロセスを選んで「Open」をクリックすると、次のような画面が表示されます。

この画面は、大きく以下の4つのパートに分けられます。
- 選択したプロセス
- スキャンオプション
- 検出された結果(スキャン実行後に表示されます)
- 選択した項目と値の編集欄(見つかった値はここで編集できます)
4. BlueStacksでCheat Engineを使う【手順解説】
基本がわかったところで、いよいよ実践編に進みましょう。ここではAndroidエミュレーター「BlueStacks」を例に解説しますが、同じ手順は他のゲーム(Windowsネイティブ・エミュレーター問わず)にも応用できます。

BlueStacks上のゲームでCheat Engineを使用するには、HD-Playerプロセスを利用する方法と、デバイスの物理メモリをスキャンする方法の2通りがあります。
5. HD-Playerプロセスを使ってゲームの値を編集する
Cheat EngineのプロセスタブからBlueStacksのゲームプロセスを特定し、値を書き換える方法です。
- Cheat Engineを起動し、BlueStacksエミュレーターも起動します。
- Cheat EngineでProcess Explorerアイコンをクリックし、Processesタブを開きます。

- 末尾がHD-Player.exeとなっているプロセス(例:00003294-HD-Player.exe)を選択し、Openをクリックします。

- BlueStacks側でゲームを開始し(例:Subway Surfers)、コインを少し集めます(例:3枚)。
- ゲームを一時停止し、Cheat Engineのウィンドウに切り替えます。

- 集めたコインの枚数をValueボックスに入力し(例:3)、Scan TypeをExact Valueに設定します。

- Value Typeを4 Bytesに設定し、First Scanボタンをクリックします。
- BlueStacksに戻ってコインをさらに集め(例:合計14枚)、ゲームを一時停止します。
- Valueに14と入力し、Next Scanボタンをクリックします。

- 左ペインの候補が少数に絞り込まれたかを確認します。まだ多い場合は、絞り込まれるまで上記の手順を繰り返します。

- 先頭の候補をダブルクリックし、値を8000に変更します。

- ゲームを再開し、コインの数が増えたかどうかを確認します。
- 増えていない場合は、ゲームを一時停止し、Cheat Engineで他の検出候補の値を8000に変更します。

- 再度ゲームをプレイし、コイン数が希望どおりに増えているか確認します。

- それでもうまくいかない場合は、残りの検出候補に対して同じ操作を順番に繰り返します。正しいアドレスさえ見つかれば、あとは好きなだけコインを増やせます。
この同じ手順で、ポイントなどその他のゲーム内パラメーターも編集可能です。また、この手法は他のゲームにもそのまま応用できます。
6. 物理メモリを使ってゲームの値を編集する
上記の方法でうまくいかない場合は、物理メモリを直接スキャンする以下の方法を試してみてください(ただし、スキャンに時間がかかり、PCの動作が重くなることがあります)。
- Cheat EngineのSettings(設定)を開き、左ペインのDebugger Optionsタブへ移動します。

- Use VEH Debuggerを選択し、Extraタブを開きます。

- 「Read/Write Process Memory」にチェックを入れ、OKをクリックします。

- BlueStacksでゲームを起動し、コインをいくつか集めます。
- 続いて、前述のHD-Player方式の手順5〜14を実行します。これでうまくいけば、ゲームの値を思いどおりに編集できるはずです。
なお、物理メモリ方式では最初のスキャンに時間がかかる傾向がありますが、2回目以降のスキャンは比較的短時間で完了します。スキャン中にCheat Engineやシステムがクラッシュする場合は、次の手順を試してください。
- まず、Extraタブ(手順3)でRead/Write Process Memoryのチェックを解除し、Scan Settingsタブへ移動します。
- Scan SettingsでMEM_Mappedを有効にし、もう一度上記の方法を試します。

さらに高度な編集を行いたい場合は、BlueStacksのAndroidをroot化してCE Serverをインストールする必要があります(本記事の範囲外となります)。あるいは、別のAndroidエミュレーターでCheat Engineを試すのも一つの手です。
Cheat Engineの基本的な仕組みをつかめたら、Helpメニュー内蔵のチュートリアルに挑戦してみる絶好のタイミングです。

チュートリアルを修了したら、別のゲーム(例:Plants vs. Zombies)で値の改変を試してみるのがおすすめです。より難易度の高いゲームに挑む際は、コミュニティフォーラムで共有されている他のプレイヤーの解析結果やテーブルをインポートするとよいでしょう。また、CEコミュニティサーバーを活用してゲームの値・プロセス・テーブルを読み込み、スキルアップを目指すのも良いタイミングです。以上がCheat Engineの基本ガイドです。それでは、快適なゲームライフをお楽しみください!
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