Macで外付けハードドライブからデータを復元する方法【初心者向け完全ガイド】
現在、データの消失はそれほど頻繁に起こるものではありません。ローカルデバイスのストレージ、外付けハードドライブ、クラウドバックアップなど、データは複数の場所に保存されていることが多いためです。しかし、それでもデータ損失は起こり得ます。重要な情報を失ってしまった場合に備えて、データ復元の方法を知っておくことは非常に重要です。
この記事では、Macで外付けハードドライブからデータを復元する方法と、削除されたデータを取り戻すためのその他の手段について詳しく解説します。
Macで外付けハードドライブからデータを復元する最適な方法
まず最初に確認すべきは、Macが外付けハードドライブを認識しているかどうかです。Macがドライブを認識できなければ、データ復元を始めることができません。外付けハードドライブがすでに表示されている場合は、そのままデータ復元作業に進みましょう。
方法1:ゴミ箱からファイルを復元する
Macや外付けハードドライブ上でファイルを削除すると、そのファイルはゴミ箱に移動します。ゴミ箱は、さまざまなストレージデバイスからファイルを削除する際の追加のセーフティネットとして機能しています。
ゴミ箱からのファイル復元は非常に簡単です。ゴミ箱を自動的に空にする設定をしていない限り、ファイルはゴミ箱に残り続けます。なお、ゴミ箱を自動的に空にしたい場合は、Finderの環境設定から変更できます。
以下の手順で、ゴミ箱からファイルを復元する方法を見ていきましょう。わずか数ステップで完了する、とても簡単な操作です。
ステップ1. Dockにあるゴミ箱アイコンをクリックします。

ステップ2. ゴミ箱を開いたら、復元したいファイルを選択します。選択後、右クリックして「戻す」を選択してください。

すると、ファイルは削除される前の元の場所に戻されます。ほとんどの場合、この方法でファイルを復元できるため、外付けハードドライブに直接アクセスする必要はありません。
すでにゴミ箱を空にしてしまった場合や、30日後に自動的に空にする設定にしている場合は、次の方法としてTime Machineを使った復元に進みましょう。
方法2:Time Machineを使ってファイルを復元する
すべてのMacには、Apple純正のバックアップツール「Time Machine」が標準搭載されています。これを使えば、バックアップデータの中から必要なファイルを探し出し、簡単にMacへ復元することができます。
ステップ1. 外付けハードドライブ(バックアップディスク)を接続します。
ステップ2. Finderを起動し、Time Machineを開きます。
ステップ3. Time Machine内で、画面上の上下矢印を使用するか、画面右下の日付スライダーを操作して、異なる日時のバックアップをスクロールしながら確認します。

ステップ4. 復元したいデータが最後に存在していたと思われる日付を見つけたら、Finder内を移動して目的のファイルを探します。ファイルを選択し、「復元」をクリックすれば、Macにファイルを戻せます。
Time Machineは、直感的に理解しやすく、数ステップで操作でき、余計な要素がないシンプルなグラフィカルインターフェースを持っている点が魅力です。
方法3:データ復元ソフトウェアを使用する
Disk Drillなどのデータ復元ソフトを使えば、外付けハードドライブからデータを復元できます。外付けハードドライブが正常に動作していない場合や、誤ってファイルを削除してしまった場合でも、ドライブをスキャンして失われたデータを探し出すことが可能です。「認識されない外付けハードドライブからファイルを復元するにはどうすればいい?」とお悩みの方も、Disk DrillならTime Machineでは見つけられなかった外付けハードドライブを検出できる場合があります。
ステップ1. Disk Drillを起動します。
ステップ2. スキャン対象のデバイスとして、外付けハードドライブを選択します。

ステップ3. スキャン処理が完了するまで待ちます。
ステップ4. スキャン結果を確認し、復元したい項目にチェックを入れます。その後、画面右下にある青い「復元」ボタンをクリックしてください。

ステップ5. 「復元」をクリックした後、復元したファイルの保存先を選択します。
以上で完了です!Disk Drillは、ドライブ上でファイルが見つからない場合や、ドライブに不具合が発生している場合でも、外付けハードドライブからのファイル復元を強力にサポートしてくれます。
Macがハードドライブを認識しない場合は?

外付けハードドライブをMacに接続しても何も反応がない場合でも、慌てる必要はありません。ドライブが壊れている可能性は低く、認識させるために試せる対処法がいくつかあります。
ただし、外付けハードドライブは物理的な駆動部品を持つ機械式デバイスであるため、破損や部品の劣化によって長期間の使用で故障することもある点は覚えておきましょう。
とはいえ、故障と結論づける前に、まずは以下の方法で外付けハードドライブをMacにマウントできるか試してみてください。
対処法1:Macを再起動する
陳腐に聞こえるかもしれませんが、Macの再起動だけで多くの問題が解決することがあります。シンプルな「電源を切って入れ直す」操作はトラブルシューティングの基本であり、ハードドライブがMacにマウントされるようになる可能性があります。
ステップ1. 外付けハードドライブをMacから取り外します。
ステップ2. Macを再起動します。

ステップ3. Macの起動が完了したら、外付けハードドライブを再び接続し、正常に動作しているか確認します。
対処法2:外付けハードドライブの接続を確認する
問題の原因は、Macとハードドライブをつなぐケーブルという単純な場合もあります。ケーブルは消耗品であり、故障することがあります。予備のケーブルがあれば、それに交換してみて問題が解決するか確認しましょう。
また、Mac側のポートが原因の可能性もあります。別のポートに外付けハードドライブを接続してみて、コンピュータにマウントされるかどうか試してください。
さらに、変換アダプターやドングルを使用している場合は、外付けハードドライブを直接コンピュータに接続してみてください。コネクタの互換性の問題でドングルが必要な場合は、別のドングルを試すか、他のコンピュータに接続して動作を確認しましょう。
対処法3:NVRAMをリセットする
NVRAM(不揮発性RAM)は、Macで行った各種設定を保存しておくメモリです。システム環境設定の構成自体は変更されませんが、サウンド設定、タイムゾーン情報、ハードドライブに関する設定などが保存されています。
NVRAMをリセットすることで、Macがハードドライブを認識しない問題が解決する場合があります。リセット手順もわずか数ステップです。
ステップ1. Macをシャットダウンまたは再起動します。
ステップ2. Macの起動が始まったら、すぐに「Option」「Command」「P」「R」の4つのキーを同時に押し続けます。
Macが再び再起動したら、キーを放します。その後、外付けハードドライブがコンピュータに認識されているか確認してください。
筆者がApple Storeで勤務していた頃も、この方法で顧客のよくある問題を解決していました。外付けハードドライブがMacにマウントされない原因を突き止めるための、シンプルで効果的なトラブルシューティング手法です。
対処法4:ディスクユーティリティで外付けハードドライブを修復する
ディスクユーティリティに外付けドライブが表示されている場合は、「First Aid(応急処置)」機能を使って修復できます。First Aidは、外付けハードドライブのフォーマットやディレクトリ構造に関連するエラーを検出・修復でき、Macでの外付けハードドライブからのデータ復元成功率を高めることにつながります。
ステップ1. 外付けハードドライブを接続します。
ステップ2. ディスクユーティリティを起動し、外付けハードドライブを見つけます。

ステップ3. 外付けハードドライブに対してFirst Aidを実行します。
まとめ
Macで外付けハードドライブからファイルを復元する方法を知っておくことは、コンピュータ上のデータを管理するうえで欠かせないスキルです。この知識があれば、専門業者にデータ復元を依頼する費用を節約でき、Mac上のデータを失う心配も大幅に軽減されます。ぜひ本記事で紹介した方法を参考に、大切なデータを守りましょう。
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