Mac
 Computer >> コンピューター >  >> トラブルシューティング >> Mac

Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

Appleの「写真(Photos)」アプリはOS X Yosemite以降、Macの標準写真管理アプリとして搭載されています。しかし、その仕組みを正しく理解しているユーザーはまだ多くありません。写真アプリは写真の整理やiCloudとの同期に非常に優れていますが、独自のデータベースを使用しており、誤った操作をすると破損しやすいという弱点もあります。

また、誤って削除してしまった、フォーマットしてしまった、保存場所を見失った、あるいはソフトウェアのエラーやドライブの不具合で破損した――といった理由で、フォトライブラリのファイルが突然見つからなくなるケースもあります。本記事では、旧macOS向けのiPhotoライブラリと現行のフォトライブラリの復元方法を、具体的な手順とともに詳しく解説します。

フォト(iPhoto)ライブラリとは?

写真アプリの仕組みと、iPhotoライブラリが消えてしまう理由を理解するために、押さえておきたいポイントをまとめました。

  • ポイント1:「写真」は、iPhotoやApertureの後継となる最新の画像管理アプリです。
  • ポイント2:写真アプリは「ライブラリ」を管理します。ライブラリとは、ユーザーが手動で読み込んだ画像や、iCloud同期(有効にしている場合)で自動的に追加された画像のコレクションのことです。
  • ポイント3:ライブラリは複数作成できますが、どれか1つを「システムフォトライブラリ」として指定する必要があります。これが写真アプリおよびiCloud同期で使用される「アクティブな」ライブラリとなり、指定はいつでも別のライブラリに変更可能です。
  • ポイント4:写真のiCloud同期を有効にすると、システムフォトライブラリが自動的にクラウドへアップロードされ、すべてのAppleデバイスから画像を閲覧できるようになります(Keynoteなどの純正アプリで開くことも可能です)。

さらに重要な点として、ライブラリは写真を整理するためのメタデータを独自に保持しています。そのため、写真アプリ以外からライブラリの中身を直接変更するのは避けてください。破損や誤削除の原因になります。内容を編集したい場合は、必ず先に書き出してから行いましょう。

Macでフォトライブラリを復元する4つの方法

Macでフォトライブラリを復元する方法は主に4つあり、それぞれ対処できるトラブルの原因が異なります。ライブラリが消えた理由が不明な場合は、順番にすべて試してみるのがおすすめです。以下、各方法の手順をスクリーンショット付きで解説していきます。

なお、一部の写真だけが見つからない場合は、誤って削除したか、非表示に設定した可能性があります。誤って削除した場合は、写真アプリの「最近削除した項目」フォルダを確認してください。非表示になっていると思われる場合は、メニューバーの「表示 > 非表示アルバムを表示」をクリックすれば確認できます。

方法1:データ復元ソフトを使う

Time Machineのバックアップがない場合、Macで失われたiPhotoライブラリを復元する最も確実な方法は、データ復元ソフトの使用です。ドライブ自体の破損が原因でデータが失われた場合にも、この方法が最適です。ここでは、「Disk Drill」というデータ復元ソフトを使って手順を説明します。

Disk Drillは復元成功率が高く、初心者でも直感的に操作でき、.photoslibraryを含む非常に多くの拡張形式に対応しているため、本ガイドでも採用しました。さらに、ライブラリ内の個々の写真ファイルを直接取り出せる点も大きな魅力です。

ステップ1. Disk Drillを公式サイトからダウンロードし、インストールします。

ステップ2. Finder > アプリケーション > Disk Drill の順に開いて、Disk Drillを起動します。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ3. 表示されたウィンドウでシステムドライブ(通常は「Apple SSD」という名称)を選択し、ウィンドウ右下の「失われたデータを検索」をクリックします。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ4. スキャンが完了するまで待ちます。完了後、「見つかった項目を確認」をクリックします。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ5. 検索バーやファイルタイプのサイドバーを活用すると、結果を絞り込んで目的のファイルを素早く見つけられます。ここでは、.photoslibrary拡張子のファイルを表示してみましょう。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ6. ファイル名の右側にマウスカーソルを合わせると、ファイルをプレビューできます。写真の内容確認にとても便利です。データ復元ソフトでは正確なファイル名を取得できないケースもあるため、このプレビュー機能は特に役立ちます。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ7. 復元したいファイルの左側にあるチェックボックスにチェックを入れ、ウィンドウ右下の「復元」ボタンをクリックします。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ8. ダイアログボックスが表示されたら、復元先の保存場所を選択します。複数のファイルを復元する場合は、復元待ちのファイルの上書きを防ぐため、外付けドライブ上の場所を指定するのが安全です。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

注意: Mac版Disk Drillは無料でのデータ復元には対応していません。ただし、ファイルのプレビューは何度でも無料で行え、その他の強力なデータ管理機能も無料で利用できます。

方法2:Time Machineからフォトライブラリを復元する

Time Machineのバックアップを有効にしていた場合は、そこから簡単に写真を復元できます。Time Machineは、ファイルやフォルダの増分バックアップを「スナップショット」として自動保存する強力な標準アプリです。これらのスナップショットの中に、ファイルがまだ削除されていない時点の「ピクチャ」フォルダ(またはライブラリを保存していたフォルダ)の状態が残っているはずです。

Time MachineからiPhotoライブラリを復元する手順は以下の通りです。

ステップ1. まず、メニューバーにTime Machineボタンを表示させます。「システム環境設定 > Time Machine」を開きます。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ2. ウィンドウ下部付近に、メニューバーへTime Machineボタンを表示する設定項目があります。チェックボックスにチェックを入れて、ウィンドウを閉じます。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ3. Finderを開き、メニューバーで「移動 > コンピュータ」をクリックします。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ4. 「Macintosh HD > ユーザ > (自分のユーザ名)> ピクチャ」の順に移動します。ここはライブラリファイルのデフォルト保存場所であり、Time MachineからiPhotoライブラリを復元する際に基本となるフォルダです。別の場所を指定していた場合は、そのフォルダへ移動してください。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ5. メニューバーでTime Machineボタン > 「Time Machineに入る」をクリックします。この操作中は、対象フォルダを開いたままにしておいてください。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

ステップ6. 画面右側の矢印を使って、.photoslibraryファイルがまだ削除されていない時点のスナップショットを探します。目的のファイルを選択し、「復元」をクリックすれば完了です。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

方法3:外付けドライブからフォトライブラリのバックアップを復元する

消失したiPhotoライブラリを外付けドライブにバックアップしていて、ローカル側のファイルを削除してしまった場合、外付けドライブを接続しない限り、写真アプリにはライブラリが表示されません。そんなときは、フォトライブラリ選択ウィンドウを使えば、外付けハードドライブから直接ライブラリを復元できます。

手順はシンプルです。外付けドライブを接続し、写真アプリが完全に終了していることを確認してから、Option(⌥)キーを押しながら写真アプリを起動してください。「ライブラリを選択」ウィンドウが表示され、外付けドライブ上のライブラリファイルが一覧に出てくるはずです。

Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

方法4:iCloudで見つからないフォトライブラリを確認する

設定内容によっては、iCloudはアクセス性の向上やストレージ容量の節約のために、ファイルを効率的に管理します。iCloud自体は便利な機能ですが、Macの操作にまだ慣れていないと、うっかり特定の設定を変更してしまい、フォトライブラリが見つからなくなることがあります。以下の対処法を順に試してみてください。

Appleアカウントを再確認する

フォトライブラリはAppleアカウントに紐づいています。「システム環境設定 > Apple ID」を開き、正しいAppleアカウントでログインしているかどうかを確認してください。

iCloud写真を有効にする

iCloud写真が有効になっているかを確認します。「システム環境設定 > インターネットアカウント」を開き、左ペインで「iCloud」を選択します。右ペインで「写真」の横にあるチェックボックスにチェックが入っていることを確かめてください。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

あるいは、このオプションをオフにしたまま、iCloud.comにアクセスして必要な写真を直接ダウンロードする方法もあります。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

破損したフォトライブラリを修復する方法

記事の前半でも触れたように、フォトライブラリは読み込んだ画像を整理するための独自のメタデータを持っています。Finder上でライブラリを「開く」こと自体は可能ですが、写真アプリの外でファイルを手動で削除・編集・移動すると、データ損失や破損を招く典型的な原因となります。それ以外にも、予期せぬエラーなどでライブラリが壊れるケースはあります。

幸い、写真アプリにはライブラリのデータベース不整合を検出して自動修復するユーティリティが標準で組み込まれています。それが「フォトライブラリ修復ツール」です。使い方は以下の通りです。

ステップ1. 写真アプリが終了していることを確認します。次に、Command(⌘)+ Option(⌥)キーを押しながら写真アプリを起動します。

ステップ2. 修復プロセスを開始するか尋ねるダイアログボックスが表示されます。「修復」をクリックし、求められた場合は管理者パスワードを入力します。あとは修復が完了するのを待つだけです。
Macでフォトライブラリを復元する方法:状況別4つの手段を徹底解説

なお、システムフォトライブラリでiCloudを有効にしていた場合は、修復完了後に自動的にクラウドへ再同期されます。


  1. iPhoneで消えた連絡先を復元する5つの方法【原因別・初心者向けガイド】

    最近では、電話番号を実際に暗記している人はほとんどいません。筆者自身も、頭に入っている番号は母と姉のものくらいです。 iPhoneの連絡先が消失してしまうと、大切な人との連絡手段を失うだけでなく、失った情報を一つひとつ手作業で集め直すのは非常に大きな負担になります。 iPhoneで連絡先リストが失われることは滅多にありませんが、万が一起こってしまった場合でも、復元する方法は複数存在します。 まずはデバイスの使用を中断することが重要 iPhone上で連絡先が見つからない場合は、すぐにデバイスの使用をやめて、以下の方法を試すのがおすすめです。使い続けると、新しく保存されたデータによって連絡先が上

  2. 写真にステッカーを追加する方法|Canvaで簡単にできる編集手順を徹底解説

    記事のまとめ:写真にステッカーを追加してもっと魅力的にしたいと思いませんか?Canvaアプリなら、豊富なステッカーコレクションを活用して、写真を自由にパーソナライズできます。 フィルターをかけるだけでは物足りないと感じたことはありませんか?SNS映えする画像を作るには、ステッカーなどの要素をプラスして個性を演出するのがおすすめです。各SNSプラットフォームには画像を面白く見せるためのさまざまな機能が用意されていますが、さらに自分らしさを追求したいなら、写真へのステッカー追加が効果的です。 例えば、友人の誕生日画像を作成していて、誕生日に関連する特定のステッカーを追加したいとしましょう。正し