NTFS for Mac 無料ツール活用ガイド:MacでNTFSドライブに書き込む方法
ディスクを使って複数のコンピューター間でファイルをやり取りする際、多くのユーザーが直面するのがディスクのフォーマット形式に起因するトラブルです。こうしたファイル互換性の問題は、NTFS for Mac の無料ツールを活用することで解決できます。
macOS環境で外付けディスクを接続すると、中身を読み取ることはできても、書き込みやファイルの保存ができない——そんな制限に悩まされた経験はありませんか?これは、使用しているディスクが以前Windows OSでフォーマットされていた場合に発生する、典型的なクロスプラットフォーム互換性の問題です。
この問題を正しく理解するには、まず「ファイルシステム」について知ることが大切です。ファイルシステムとは、OSがドライブ上のファイルを整理・保存するための仕組みであり、ファイル名、アクセス権限、属性など、ファイルに付与できる情報の種類も定めています。
例えば、Windowsでは外付けハードディスクやUSBフラッシュドライブを、デフォルト形式であるNTFS(New Technology File System)で保存・セットアップします。ここで問題になるのは、AppleはNTFSをはじめとするWindows形式の「読み取り」には対応しているものの、OS XではNTFSドライブへの「書き込み」機能が無効化されているという点です。つまり、MacでWindows形式のディスクドライブを使用している場合、そのドライブへ新しいファイルを保存したり、既存のファイルを編集したりすることはできないのです。
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NTFSとは?仕組みを詳しく解説
NTFS(New Technology File System)は、Windows NT系OSがハードディスク上でファイルを保存・読み出すために採用しているファイルシステムです。従来のFATやHPFSと比較して、セキュリティ・パフォーマンス・拡張性の各面で大幅な改良が施されているのが大きな特徴です。
ハードディスクをフォーマットすると、ディスク全体の領域はいくつかのパーティションに分割されます。OSは各パーティションごとに保存されたファイルをすべて管理しており、個々のファイルは「クラスタ」と呼ばれる一定サイズの単位を1つ以上使ってハードディスク上に記録されます。
NTFSにおけるクラスタサイズは512バイト〜64キロバイトの範囲で設定されます。一般的に、ハードディスクの容量が大きいほど、デフォルトのクラスタサイズも大きくなります。ユーザーの設定次第では、多少の容量効率の低下を許容して、パフォーマンスの向上を優先することも可能です。
ドライブをFAT形式でフォーマットする
このフォーマット関連の互換性問題に対処するシンプルな方法のひとつが、ドライブをFAT(File Allocation Table)形式に再フォーマットすることです。FATはWindowsが古くから採用してきたファイルシステムで、OS Xとの間で完全な読み書き互換性を実現できます。

もちろん、NTFSにもフォーマットとして多くの利点があります。FATよりも新しい規格であり、動作速度も速いことが実証されています。「macOSでNTFS形式にフォーマットできるの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、ドライブが新品でまだ何もデータが入っていないのであれば、FAT形式への再フォーマット・変換をおすすめします。
ただし、以下のようなケースでは再フォーマットが最適な解決策とは限りません。
- 未バックアップのデータがドライブに保存されている場合:FAT形式に再フォーマットすると、保存されていたすべてのデータが消去されます。必ず事前にバックアップを取っておきましょう。
- 4GBを超えるファイルを一度に転送したい場合:FATでは最大4GBまでのファイルしか転送できないため、大容量ファイルの扱いには不向きです。
なお、大容量ファイルを頻繁にやり取りしたい場合は、FATの後継規格である「exFAT」を選択するのも有効な手段です。exFATなら4GBを超えるファイルでも問題なく保存・転送でき、macOSとWindowsの両方で読み書きが可能です。
上記のような懸念が当てはまらず、異なるOSを搭載したコンピューター間でのファイル転送を手軽に行いたいのであれば、ドライブの再フォーマットが最善の解決策となるでしょう。
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