Samsung Galaxy S8 / S8 Plus(Snapdragon版)のルート化方法【米国版対応ガイド】
Snapdragon版Galaxy S8 / S8 Plusのルート化ガイド
以前、国際版Exynosチップ搭載のSamsung Galaxy S8およびS8 Plusのルート化ガイドをご紹介しましたが、当時は米国版Snapdragonモデルに対する既知のルート手法は存在しませんでした。しかし、ついにSnapdragon版をルート化する方法が登場しましたので、今回はその手順を詳しく解説していきます。
始める前に知っておくべき注意点
- 選択した完全な4ファイル構成の純正ファームウェアがあれば、100%純正ROMへ戻すことは十分可能です。
- このルート手法ではSafetyNetを回避できません。ブートローダーがロックされたままのため、MagiskやSuHideといったルート隠蔽ツールは動作しません。これらのツールはboot.imgを書き換える必要がありますが、現時点ではそれが不可能だからです。
- この手法には、バッテリーが80%までしか充電されないように見えるバグがあるようです。ただし、実際には100%充電相当の性能が出ているという報告もあり、単なる表示上のバグである可能性があります。
ルート化プロセスの概要
まずODINを使用して改変済みの4ファイルファームウェアパッケージを書き込みます。これにより、SUバイナリやpermissiveカーネルなど、いくつかのバイナリを組み合わせて利用できるようになります。その後、ADBコマンドを実行するため、あらかじめPCにADB環境を正しく構築しておく必要があります。ADBの導入方法については、「WindowsへのADBインストールガイド」などを参考にしてください。
必要なもの
- SystemRoot + ADB同梱の.zipファイル
- 初期ODIN用4ファイルファームウェア
- 通常版 + Comsey版ODIN
- img.ext4
- CSC Systemroot
手順1:ファームウェアの準備と書き込み
- まず、必要なファイルをすべてダウンロードし、デスクトップに保存します。
- ODIN用4ファイルファームウェアパッケージと、ODINソフトウェア本体を解凍します(まだ入手していない場合)。
- Comsey版ODINを開き、各パーティションを選択して、4ファイルファームウェアパッケージ内の対応ファイルを指定します。ODINのオプションでは「F. Reset Time」「Auto Reboot」「Re-Partition」「Nand Erase All」「Update Bootloader」にチェックを入れます。
- Galaxy S8の電源を切り、ダウンロードモードで起動します。Bixbyボタン+音量下ボタンを押し続けながら、電源ボタンを押してください。

手順2:ADBコマンドによるルート化
- ODINの「Start」ボタンを押し、処理が完了するのを待ちます。完了後にストックリカバリーで起動した場合は、「Reboot System」を選択してください。
- スマホの初期セットアップを行い、USBデバッグを有効にします。「設定 > 端末情報 > ビルド番号」を7回連続タップすると開発者モードが有効になります。その後「設定 > 開発者向けオプション > USBデバッグ」をオンにします。
- PCのメインADBフォルダ内でShiftキーを押しながら右クリックし、「コマンドウィンドウをここで開く」を選択します。
- ターミナル画面が開いたら、「adb devices」と入力してデバイスとの接続を確認します。スマホのシリアル番号が表示されればOKです。
- 続いて、以下のADBコマンドを順番に入力してルート化を進めます。
adb push systemroot /data/local/tmp
adb shell chmod -R 7777 /data/local/tmp
adb shell setsid su
id
echo /data/local/tmp/systemroot/remount2.sh > /sys/kernel/uevent_helper - 次のコマンドを入力する前に、約30秒間待ってください:mount
- /systemがRW(読み書き可能)としてマウントされたことを確認できたら、次のコマンドを入力します:sh /data/local/tmp/systemroot/root.sh
手順3:Flashfireでの仕上げ
- 手順どおりに進めていれば、デバイスが再起動し、SuperSUがインストールされます。
- 次に、Google PlayストアからFlashfireをインストールします。
- System.img.ext4.zipを解凍し、中のsystem.img.ext4ファイルを端末の内部ストレージに配置します(SDカードではなく)。
- CSC Systemroot.zipも内部ストレージにコピーします。こちらは解凍せず、.zipのまま置いてください。
- 端末でFlashfireアプリを開き、ルートアクセスを許可します。「+」ボタンを押して「Flash Firmware Package」を選択し、system.img.ext4ファイルを指定します。

- さらに「+」ボタンを押して「Flash ZIP or OTA」を選択し、CSC Systemroot.zipファイルを指定して、「Mount System as R/W」を選びます。
- 再度「+」ボタンを押して「Wipe」を選択し、「System Data」「サードパーティ製アプリ」「Dalvikキャッシュ」「Cacheパーティション」「Cacheパーティションフォーマット」にチェックを入れます。
- 「Wipe」を長押しして一番上までドラッグします。Flashfireでの処理順序は「Wipe > Flash Firmware Package > Flash ZIP or OTA」になるようにします。
- 「Everoot」が無効になっていることを必ず確認してから、フラッシュを実行します。
- すべて完了すれば、QD2ファームウェアに完全更新され、BusyBox込みでルート化が完了します。快適なルートライフをお楽しみください!
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