Galaxy Note 9のBixby 2.0ボタンを簡単に再マッピングする方法
今年前半に発売されたSamsung Galaxy Note 9には、昨年のGalaxy S8/S8+から搭載されている最新の「Bixby 2.0」が組み込まれています。しかし、一部の機能が削ぎ落とされたことから、「アップデート」というより「ダウングレード」だという声も少なくありません。幸い、Galaxy Note 9のBixbyボタンは再マッピング(割り当て変更)が可能で、自分好みにカスタマイズすることができます。
Bixby 2.0対応の再マッピングアプリはいくつか存在しますが、開発者コミュニティによる数多くのテストを経て、特に優れた2つのアプリをご紹介します。なお、これらのアプリを使用するにはPC側でADBのセットアップが必要となる点にご注意ください。
アプリ1:Button Mapper
- 開発元:flar2
- 価格:無料+(一部有料)
Button Mapperはスマートフォンのあらゆるボタンを再マッピングできるアプリで、もちろんGalaxy Note 9のBixbyボタンにも対応しています。後述するもう1つのアプリよりも動作が安定しているのが魅力ですが、弱点として、端末を再起動するたびにスクリプトを再実行する必要があります。
設定手順
- Google PlayストアからButton Mapperをインストールします。
- PCにADBをセットアップします。
- 端末でADBを有効化します。「設定」>「端末情報」>「ソフトウェア情報」と進み、「ビルド番号」を7回連続タップします。パスワードを入力して2回戻ると開発者向けオプションが表示されるので、「USBデバッグ」をオンにします。
- Button Mapperアプリを開くと、画面下部にユーザー補助サービスの有効化を求めるポップアップが表示されるので、許可します。
- アプリ上部の「Bixby Button」を選択し、「Customize」ボタンをタップします。その後、PCで以下のコマンドを実行します。
adb shell sh /data/data/flar2.homebutton/keyevent.sh
adb shell sh /data/data/flar2.homebutton/keyevent.sh -d
2つ目のコマンドは、端末を再起動するたびに実行が必要です。このコマンドを実行するとBixby Voiceも無効化されます。無効化しない場合、ボタンを押すたびに再マッピング先の機能と一緒にBixby Voiceが起動してしまいます。Bixby Voiceを再度有効化したい場合は、以下のコマンドを使用します。
adb shell sh /data/data/flar2.homebutton/keyevent.sh -e.
シングルタップ(単押し)とロングプレス(長押し)のメニューから、好きな動作を選択できます。Googleアシスタントの起動やフラッシュライトの切り替えなどが設定可能です。
このアプリはBixby Voiceを無効化したうえで再マッピングを行うため、実際の使用感はやや優れています。ただし、再起動のたびにADBコマンドを実行しなければならないのが難点です。それが面倒な方は、次に紹介するアプリ2がおすすめです。
アプリ2:bxActions
- 開発元:Jawomo
- 価格:無料+(一部有料)
bxActionsは、昨年Galaxy S8/S8+が登場した頃からBixbyボタンの再マッピングに対応してきた定番アプリです。Galaxy Note 9でのBixby再マッピングもかなり安定していますが、Bixby Voice自体は残ったままのため、互換性の問題が発生する可能性があります。開発者が活発にアップデートを続けているため、バグが見つかっても修正されることが期待できます。
設定手順
- bxActionsのオープンベータに参加し、アプリをインストールします。
- PCにADBをセットアップします。
- 手順はButton Mapperと同様です。「設定」>「端末情報」>「ソフトウェア情報」から「ビルド番号」を7回タップし、開発者向けオプションで「USBデバッグ」を有効にします。
- bxActionsを開き、画面の指示に従って必要な権限を付与します。
- Bixbyボタンのオプションを選択し、「PCで権限をアンロックしてください(Please unlock permissions using a PC)」という赤いボックスをタップします。
- 以下の2つのコマンドを実行します。
adb shell pm grant com.jamworks.bxactions android.permission.WRITE_SECURE_SETTINGS
adb shell pm grant com.jamworks.bxactions android.permission.READ_LOGS
コマンド実行後、アプリを一度閉じて再度開いてください。
これで、Galaxy Note 9のBixbyボタンに割り当てる動作を選択できるようになります。Googleアシスタントやフラッシュライトの切り替えなど、さまざまなアクションが用意されています。
このアプリも十分に使えますが、筆者の経験ではButton Mapperほど常に安定しているとは言えません。ただし、初期設定を一度行うだけで済むのが大きなメリットです。ADBコマンドの実行すら必須ではありませんが、実行しておくとアプリの動作がより速く安定します。決して悪いアプリではなく、機能面では最良の選択肢と言えるでしょう。ただ、筆者のGalaxy Note 9では時々不安定になることがありました。
Bixby 2.0ボタンに割り当てられる主なアクション
Button Mapperで設定できるアクション
Button Mapperでは、Bixbyボタンを「単押し」または「長押し」に割り当てられます。以下のようなアクションから選択可能です。トランシーバーアプリZello用のオプションも用意されています。また、Pro版ではロック中のBixby無効化やボタン押下時のバイブレーションも設定できます。
- デフォルト
- ホーム
- 戻る
- 最近使用したアプリ
- メニュー表示
- 直前のアプリ
- 画面オフ
- フラッシュライト切替
- 電源ダイアログ
- スクリーンショット
- 分割画面
- Taskerインテント
- マナーモード(DND)
- サイレント/バイブレーション切替
- 音量ミュート
- マイクミュート
- 音量+
- 音量-
- 前のトラック
- 次のトラック
- 再生/一時停止
- 上スクロール
- 下スクロール
- コピー
- 貼り付け
- 前面アプリの強制終了
- クイック設定
- 通知
- 通知クリア
- 明るさ+
- 明るさ-
- 自動輝度切替
- Bluetooth切替
- Wi-Fi切替
- 縦向き切替
- キーボード変更
- URLを開く
- Zello PTT(Pro限定)
- 検索
- アシスタント
- 任意のアプリを起動
bxActionsで設定できるアクション
bxActionsでは「単押し」「長押し」に加え、「ロック画面での長押し」も設定できます。長押しとロック画面での長押しには、3ドルでProモードのアンロックが必要です。以下のアクションから選択できます。
- Bixby無効化
- Bixby有効化
- ホーム
- 戻る
- 電話(ダイヤラー)
- カメラ
- アプリ起動
- ショートカット起動
- Taskerタスク起動(Pro)
- Google Now
- Googleアシスタント
- Googleアシスタント拡張(直接音声入力や「画面の内容を確認」アクションに対応)
- メディア再生/一時停止
- メディア次へ
- 音量上げ
- 音量下げ
- マナーモード(サイレント)
- サウンドモード(サウンド/バイブ/サイレント)
- iOS風サウンドモード(サウンド/バイブ)(Pro)
- タスクマネージャー
- 電源メニュー
- 通知センター
- 設定トレイ
- 自動回転切替
- 分割画面切替(Pro)
- フラッシュライト(システム)
- フラッシュライト(高出力)
- スクリーンショット撮影
- フルスクリーンON/OFF
- 現在のアプリをフルスクリーン表示
- 全通知を既読にして一括キャンセル(Pro)
- 既読にする(Pro)
- ヘッドアップ通知ON/OFF(Pro)
- Samsung Captureでスクリーンショット(Proかつroot化必須)
以上がGalaxy Note 9のBixbyボタン再マッピング方法でした。これらのアプリの導入や動作で問題が発生した場合は、ぜひコメント欄でお知らせください!
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