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Xiaomi端末のロールバックインデックス確認方法|ARBによる文鎮化を回避するには

ARB(アンチロールバック保護)とは?Xiaomi端末が文鎮化する原因

GoogleはAndroid Pie(Android 9)を搭載するすべてのデバイスに「アンチロールバック保護(Anti-Rollback Protection:ARB)」の組み込みを義務付けています。しかし、この仕様がまだ広く知られていないため、多くのユーザーがXiaomi端末を文鎮化(ハードブリック)させてしまう事態が発生しています(他ブランドでも起こり得ますが、Androidカスタマイズ界隈で特に人気があるのはXiaomiです)。

具体的には、Xiaomiが一部の端末向けに配信したMIUI 10 Global Beta 8.7.5に、アンチロールバック保護が含まれていたことが発端です。ARBが有効になると、以前のMIUIバージョンや、旧Androidバージョンを含むROMへのダウングレードは一切できなくなります。無理に試みると、端末は完全に文鎮化し、二度と起動しなくなります。

残念ながら、ARBによって文鎮化した端末を修復・復元する方法は現在存在しません。TWRPのバックアップからの復元も、新しいROMの書き込みも、MiFlashでの工場出荷イメージの復元も不可能です。一度ARBが発動すると、回復手段はEDLモードの利用(認証済みXiaomiアカウントが必要)か、正規サービスセンターへの持ち込みのみとなります。

XiaomiはなぜMIUIにアンチロールバック保護を導入したのか?

これは必ずしもXiaomiだけの問題ではありません。前述の通り、これはAndroid 9 Pieを採用するメーカーに対するGoogleの新たな義務ポリシーであり、実際にはAndroid 9 PieベースのROMを使用するすべてのデバイスに影響します。

ただし、Xiaomiはブートローダーのアンロックを公式に許可し、カスタムROM開発コミュニティにある程度のサポートを提供している数少ないメーカーの一つです。そのため、突然この仕様に直面した多くのXiaomiユーザーが驚いたのです。

ARBの目的は、盗難端末に非公式ROMを焼いて転売することや、中国国内限定モデルを並行輸入して非公式の「グローバルROM」を焼いて販売するような悪質な業者を防ぐことにあります。今後のXiaomi端末はAndroid 9 Pieベースの「MIUI China」が正式搭載されるため、悪質業者がAndroid 7 Nougatベースの「Global MIUI」を焼いて販売することはできなくなります。

EDL認証はどうなったのか?

以前は、Xiaomiやその他Qualcomm SoC搭載端末を深刻な状態にしてしまっても、EDL(Emergency Download Mode/緊急ダウンロードモード)に入れば復旧できました。EDLはすべてのQualcomm端末が持つ代替ブートモードで、文鎮化した端末の復旧に利用できるものです。

しかし、Xiaomiをはじめとする各社はEDLモードをロックし、サービスセンター以外はアクセスできないようにしました。その結果、ARBで文鎮化したXiaomi端末の復旧にEDLを使うことはできません。これもまた、並行輸入品に非公式ROMを焼いて誤って文鎮化させた悪質業者や窃盗犯が端末を復元できないようにするための措置です。

要するに、Xiaomiは「中国版ハードウェアにグローバルROMを入れた状態」で消費者が購入することを望んでいません。そこで次の2つの対策を実施しました。

  • グローバル版ではない端末ではグローバルROMを起動できないようにする(「This MIUI can't be installed on this device」という警告を表示)
  • 認証済みMiアカウントがないとEDLモードを使用できないようにする
Xiaomi端末のロールバックインデックス確認方法|ARBによる文鎮化を回避するには

GoogleのARB実装とXiaomiのARB実装の最大の違いは、Xiaomiがさらに一歩踏み込んだ点にあります。GoogleのARB(Android Verified Boot 2.0の機能)はブートローダーをアンロックすれば無効化できますが、XiaomiのARBはブートローダーをアンロックしても無効化できません。

以下はARBが有効になっているXiaomi端末の一覧です(画像をクリックで拡大):

Xiaomi端末のロールバックインデックス確認方法|ARBによる文鎮化を回避するには

アンチロールバック保護(ARB)の確認方法

カスタムROMを焼く前に、自分の端末でARBが有効かどうか確実に確認したい場合は、ロールバックインデックスをチェックしましょう。ロールバックインデックスの仕組みは以下の通りです:

  • 現在のロールバックインデックス < 書き込むイメージのロールバックインデックスの場合:イメージは書き込み可能で、現在のロールバックインデックスは新しい値に更新されます。
  • 現在のロールバックインデックス = 書き込むイメージのロールバックインデックスの場合:イメージは書き込み可能で、ロールバックインデックスは変わりません。
  • 現在のロールバックインデックス > 書き込むイメージのロールバックインデックスの場合:fastbootまたはMi Flash経由では書き込みが拒否されます。(TWRPは書き込み前にロールバックインデックスをチェックしないため、ほぼすべての文鎮化はTWRP経由のダウングレードが原因でした。)

現在のロールバックインデックスを確認する方法

  1. Xiaomi端末をUSBケーブルでPCに接続する
  2. ADBターミナルを起動する(WindowsへのADB導入手順はAppualsのガイドを参照)
  3. fastbootモードで再起動する
  4. 以下のコマンドを入力する:fastboot getvar anti

出力が空の場合、その端末ではARBはまだ有効になっていません。数字が返ってきた場合、その数字が現在のロールバックインデックスです。例えば「anti: 4」と返ってきたら、「4」があなたのロールバックインデックスです。

ROMイメージのロールバックインデックスを確認する方法

  1. 書き込みたいリカバリROMに対応する「fastboot ROM」をダウンロードします。リカバリROMのファイル名には端末の製品名が含まれ、拡張子は.zipです。一方、fastboot ROMのファイル名には端末のコードネームが含まれ、拡張子は.tar.gzです。
  2. .tar.gzアーカイブからflash-all.batを取り出します。
  3. Notepad++などのテキストエディタでflash-all.batを開き、次の行を探します:set CURRENT_ANTI_VER=#

この数字(#)が、書き込みたいMIUIバージョンのロールバックインデックスです。この数字が現在のロールバックインデックス以上であれば、TWRPやMi Flashなどで安全に書き込みできます。逆に現在のロールバックインデックスより小さい場合は、TWRP経由でこのROMを書き込んではいけません

ARBを発動させてXiaomi端末を完全に文鎮化させるのを避けるために、新しいROMを試すときやTWRP経由でダウングレードするときは、必ず事前にロールバックインデックスを確認してください。ただし、MIUI ROMの書き込みにはMi Flashかfastbootを使うことをおすすめします。Xiaomiのブートローダーには、ロールバックインデックスが低いROMの書き込みを防ぐ保護機能が組み込まれているからです。

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