TOADの使い方徹底解説!オープンソースAndroid DeodexツールでROMをカスタマイズ
AndroidのDeodex作業は、非常に時間のかかるプロセスです。Androidデバイスから/systemファイルを取り出し、PC上のツールでDeodex処理を行い、その後スマートフォンへ書き戻すという手順が必要になります。さらに厄介なのは、Googleが新しいAndroidバージョンをリリースするたびにDeodexの手順が変わってしまう点です。そのため、Deodexツールは常に最新バージョンへの対応を迫られますが、実際には開発者の更新不足により、多くのツールが使えなくなってきました。
そんな中、TOAD(The Open Source Android Deodexer)という新しいツールが登場しました。TOADの最大の特徴は、驚くほど簡単に使えるだけでなく、オープンソースとして公開されている点です。これにより、開発コミュニティが最新のDeodex手法に合わせて継続的に更新できる仕組みになっています。TOADはバッチファイルを使ってodexファイルを処理するため、コミュニティメンバーが新しいバッチファイルを自由に追加・修正できるのです。
本記事では、TOADを使ってAndroidファイルをDeodexする具体的な手順をご紹介します。開発経験のある方は、ぜひTOADコミュニティに参加して、最新Androidアップデートへの対応を支える一員になってみてはいかがでしょうか。
必要なもの
- TOAD
TOADは自己解凍形式のEXEファイルとして提供されています。潜在的なトラブルを避けるため、Cドライブ直下(C:\)に配置することをおすすめします。
EXEファイルを実行すると、以下のようなフォルダ構造が展開されます:
- Method_files:TOADがDeodex処理に使用するすべてのバッチファイルが格納されています。
- Tool_Files:TOADの動作に必要な各種ファイルが含まれています。
- Your_Files:Deodexしたい自分のファイルを置くフォルダです。
TOADでのDeodex手順
- まず、Androidデバイスから「build.prop」ファイルと「framework」フォルダ全体を取り出し、TOADのYour_Filesフォルダにコピーします。

- Deodexしたいその他のファイルも自由に追加できます。例えば、「app」「priv-app」「vendor app」「vendor priv-app」「vendor framework」などのフォルダが該当します。
- 次にTOADを起動します。「frameworkフォルダ全体をDeodexするかどうか」を尋ねられるので、任意で選択してください。ただし注意点として、KitKat(Android 4.4)より新しいAndroidバージョンでは、odex化されたframeworkフォルダが必須となります。
- TOADはbuild.propファイルを読み込み、お使いのAndroidバージョンを自動的に判別します。これはROMで使用されているAPIレベルを検出する仕組みです。各Androidバージョンには固有のAPI(ビルド番号)が割り振られており、公式APIの一覧はGoogleの開発者ページで確認できます。
- TOADが対応している各Android APIには、それぞれ専用のMethodファイルが用意されています。Method_Filesフォルダに多数のファイルが入っているのはこのためです。TOADがお使いのAndroid APIに一致するMethodファイルを見つけると、「Your_Files内のすべてのファイルをDeodexするか」と確認を求めてきます。

- 「Yes」を選択すると処理が開始されます。あとは完了を待つだけです。TOADは該当するMethodファイルの手順に従って自動的に作業を進めます。もしDeodexできないファイルがあった場合でも、エラー内容を表示したうえで処理を続行してくれるので安心です。
- Deodexが完了すると、TOADは処理済みの全ファイルをまとめたZIPファイルを自動生成します。
- 最後に、このZIPファイルをカスタムリカバリーからフラッシュすれば、Deodexされたファイルがすべてスマートフォンに適用されます。
以上がTOADを使ったDeodexの基本フローです。従来の面倒な手順と比べて格段にシンプルなので、カスタムROMの最適化やテーマ変更などに挑戦したい方は、ぜひ一度試してみてください。
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