Linuxでアプリの自動起動を無効化したら、たった24時間でシステムが軽くなった話
技術的には何も壊れていない。起動は速いし、アプリもちゃんと開くし、Linuxシステムがカオスに陥ったり、謎のエラーを吐き出したりしているわけでもない。それなのに、なんとなくシロップの中を歩くような重たさを感じていた。パニックになるほどでもない。本格的なトラブルシューティングをするほどでもない。ただ、クリックのたびに小さな交渉事をしているような、ほんのわずかな摩擦がある。スクリーンショットには写らないのに、作業の流れを確実に殺すタイプの鈍さだ。
マウスカーソルは普通に動くし、CPUが悲鳴を上げているわけでもない。何も問題がないのに、すべてがわずかに遅れているように感じられる。まるでシステムがあなたの要求を一度受け取って、「それに取り組む価値があるかどうか」を検討してから返事をするみたいに。だから私は、理性ある人間なら誰でもやることをした。まず全部、別のせいにしたのだ。カーネル? かもしれない。デスクトップ環境? 怪しい。乗り換えれば性格まで治ってくれるかのような気分で、ディストリビューションの引っ越しまで考え始めた(実際には新しい壁紙と新しい問題が手に入るだけなのに)。しかし、どれも違った。原因はログイン後の「あれこれ」だったのだ。
スタートアップアプリは静かなゴミ屋敷
システムは決してアイドル状態ではない
ログインした瞬間から、システムは動き始める。あなたのためではなく、あなたの周りで。クラウド同期ツールは、この瞬間を一晩中待ちわびていたかのように目を覚ます。メッセージアプリは、話す予定なんてなかった会話に再接続しようとする。アップデートチェッカーは、せっかちな同僚のように肩をポンポン叩いてくる。半年前にインストールしたまま忘れていた謎のユーティリティが、突然「自分の存在意義」を思い出して、また主張し始める。ひとつひとつなら無害。まとまれば、自分の集中力への低強度DoS攻撃だ。
どれも「問題です!」と叫ぶほどスパイクしない。CPU使用率90%を食いつぶして赤旗を振っているプロセスが現れるわけではない。その代わり、10〜15個ほどの小さなプロセスが、みんな礼儀正しく自分の取り分を受け取っている。ここで5%、そこで数百MB。レーダーの下にとどまるには十分、邪魔をしないには十分すぎる、という具合だ。これこそが罠。この種の遅さは「問題」に見えない。「問題」として感じられるだけだ。ウィンドウが出る前にほんの一瞬ためらう。アニメーションのキレが失われる。ワークスペースを切り替えたときのわずかな遅延に、「本当にキーを押したのか?」と自問させられる。ブラウザはセッション開始5分でRAMが枯渇したかのように振る舞い始める。実際に枯渇しているからではなく、勝手に招き入れられたアプリたちと空間をシェアしているからだ。ドラマチックじゃない。むしろそれよりタチが悪い。常に続いて、積み重なるのだ。
ログイン時に何が起動しているのか確認してみた
リストは長いだけでなく、ほぼ侮辱的だった

どのデスクトップ環境も、この設定を少しずつ違う場所に隠してはいるが、必ず持っている。スタートアップアプリケーション。自動起動。「お前が頼んだかどうかに関係なく、すぐに必要だと我々が判断したもの」。それを開いた。そして、あった。誰も招待した覚えのない、小さなスタートアップパーティー。半分は納得できた。残りの半分は、過去の私が深夜2時におかしなインストール判断をして、片付けもせずに放置した残骸のように見えた。
Bluetoothヘルパー。まあいい。週1回しか使わないクラウド同期クライアント。微妙なところ。私が常に連絡可能であると決めつけているメッセージアプリ。図々しいね。名前が曖昧すぎて「重要なサービス的な何か」くらいしか言いようがないもの。絶対にダメ。最悪だったのは数の多さではなく、それらがいかに静かに蓄積されていたかだ。誰も「ねえ、ログインするたびに毎回起動してほしい?」なんて聞いてこなかった。ただ……そうなってしまったのだ。アプリをインストールすれば、勝手にリストに入り込み、いつの間にか自分をスタートアップの儀式の一部だと認識するようになる。これは最適化ではなかった。起動権限を持ったデジタルの散らかし部屋だ。
削除を始めた
何も壊れなかった。それこそが、大半が不要だったことの証明

最初は爆弾処理のような慎重さで臨んだ。1個無効化。ログアウト。再ログイン。何かが爆発するか、少なくとも大声で文句を言うか、1分間待機する。何も起きなかった。だから次を無効化。さらに次も。それでも何も起きない。欠けた機能なし。壊れたワークフローなし。「ひどいミスを犯しましたね」と告げるドラマチックな瞬間もなし。ブート時にひと働きさせてもらえなかったからといって、動作を拒否するアプリも現れなかった。
そこで気づいた。これらのアプリの大半は「必要」ではなく、単に「権利を主張している」だけだったのだ。ときどき役に立つからには、ずっと居座る必要がある、と自分に信じ込ませていた。そして私は、致命的な破綻が起きて本気を出す機会が来なかったこともあり、それを受け入れてきた。だからもう許可を求めるのをやめた。ログインした瞬間にアクティブに必要でないものは、スタートアップから外した。アンインストールするわけでも、永久追放するわけでもない。ただ通常モードへ格下げしただけだ。「起動したい? 本当に必要になったときに呼んであげるよ」。革命的な発想だろう。削除すればするほど、ずっとそこにあった余計な重量がどれほどのものだったか、ますます明白になっていった。
劇的ではなかった。だからこそ良かった
ベンチマークでは絶対に測れない形で、すべてが軽くなった
グラフや数字を期待している人には、売り込みにくい部分だ。ブート時間? ほぼ変化なし。CPU使用率? やや落ち着いた。RAM? 確かに余裕はできたが、キャッチーな見出しになるほどではない。しかし本当の変化は測定値には現れなかった。「感じられた」のだ。
システムがためらわなくなった。ウィンドウが表示される前のあの微小なポーズ? 消えた。アプリ間の切り替えが、わずかにバッファリングされるのではなく、即座に感じられるようになった。メニューを開くときに、疑心暗鬼からダブルクリックしてしまうような微細な遅延がなくなった。
全体の体験が、リラックスしていた。
リソース不足を真っ先に訴えがちな私のブラウザさえ、呼吸する余地をもらったかのように振る舞い始めた。タブがためらいなくロードされる。スクロールが滑らか。全体的にゆとりのある体験だ。ビフォーアフターの劇的なスクリーンショットには映らない種類の改善だが、一度気づいてしまうと、元に戻ることが一日に自ら摩擦を足しに行くような気分になる。
スタートアップアプリの整理は、最も簡単な勝利のひとつ
これはターミナルコマンドや難解な設定ファイルの奥に埋もれた、深いLinuxチューニングではない。systemdサービスを編集したり、機械の中の幽霊を狩るようにログを漁ったりする必要はない。システム設定のそこにある。リストだ。あなたがスタートアップシーケンスに入れるべきと判断したすべてのものの、シンプルで、少し後ろめたいリスト。そして修正には数分しかかからない。

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使っていない古いファイルを掃除すれば、ディスク容量が空き、システム全体が落ち着きます。
設定を開いて、各エントリを見て、残酷なまでにシンプルな質問をひとつ投げかけよう。「ログインした瞬間にこれは必要か?」答えがノーなら、無効化する。以上だ。再インストール不要。新しいツール不要。「これひとつの裏技」的な胡散臭さもなし。習慣で背負い込んでいた、不要な活動のレイヤーを剥がすだけ。結局のところ、私のシステムに必要だったのは、もっと多くのパワーではなく、起動時に口出しする「意見」を減らすことだったのだ。
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