UbuntuでMacの「ナチュラルスクロール」を実現する方法【Linux】
ここ数ヶ月、各オペレーティングシステムはユーザーのコンピュータ操作のあり方を再定義しようと、さまざまな実験的な試みを行っており、そのいくつかは良い結果をもたらしています。Microsoftはまったく新しいインターフェースを搭載したWindows 8を開発中であり、AppleはOS X Lionに便利な機能をいくつか追加しました。そしてLinuxディストリビューションでは、GNOME 3やUnityによってデスクトップ環境が生まれ変わりつつあります。
しかし、あるOSの優れた機能を別のOSに持ち込むのは、時に難しいものです。幸いなことに、UbuntuのタッチパッドでLionの「ナチュラルスクロール(Natural Scrolling)」機能を再現できる小さなプログラムが開発されています。
ナチュラルスクロールとは?
この「ナチュラルスクロール」という機能が何なのかよくわからない方のために説明しましょう。従来のトラックパッドでのスクロールでは、下にスクロールしたいときに指を下方向へ動かします。これはページそのものではなく、スクロールバーを動かしているような感覚です。一方、ナチュラルスクロール(いわば逆スクロールの格好いい呼び名)では、この動作が逆になります。下にスクロールしたいときは、指を上方向へ動かします。
なぜこれが理にかなっているのでしょうか?下にスクロールするということは、ページ自体を上へ押し上げることと同じだからです。つまりナチュラルスクロールでは、スクロールバーではなく、ページを自分が望む方向へ指で直接押し出すことになります。
それでもピンとこない場合は、紙(新聞紙などコンテンツに見立てたもの)を平らな面に置き、指でその紙を上へ押してみてください。この動作こそが、下にスクロールすることと同じなのです。ナチュラルスクロールは、まさにこの自然な動きを再現しようとしています。
インストール方法
導入はとても簡単です。ターミナルウィンドウを開いて、以下のコマンドを入力してください。
sudo add-apt-repository ppa:zedtux/naturalscrolling && sudo apt-get update && sudo apt-get -y install naturalscrolling
このコマンドは、必要なパッケージを含む新しいリポジトリを追加し、リポジトリに関する情報や警告を表示します。続いてパッケージリストを更新して新しいリポジトリの内容を認識させた後、必要なパッケージをインストールします。すべて完了すると、プログラムがインストールされ、すぐに使える状態になります。
起動と適用
初回のみ、ダッシュボードから手動で起動する必要があります。検索欄に「Natural Scrolling」と入力すれば、すぐに見つかるでしょう。起動したら、画面上部のインジケーターアプレットをクリックし、「Natural Scrolling」を選択して機能を有効にします。これ以降は特に操作は不要です。なお、ナチュラルスクロールはブラウザ内のページだけでなく、システム上のすべてのウィンドウに適用される点に注意してください。
この機能はプログラムが起動している間しか働きません。そのため、ログインするたびに自動的に起動したい場合は、「Preferences(設定)」メニューから「Start at login(ログイン時に開始)」オプションを選択しておきましょう。ただし、執筆時点ではリポジトリ追加時に、ログイン時の自動起動が正しく機能しないという警告が表示されていました。現在はパッケージが更新され、問題なく動作するようになっていると思われます。
まとめ
この便利な小さなプログラムは、自然な動きを模倣することで、ノートパソコンやその他のタッチパッド搭載デバイスをより快適に使いたい多くの人々を満足させてくれるでしょう。他の多くの事例と同様に、オープンソースソフトウェアの力と魅力がここでも輝いており、1,000ドル以上もする高価なコンピューターと同じ機能を、無料で手に入れることができるのです。筆者自身は約13年間「通常の」スクロール方式に慣れ親しんできたため、新しい操作への適応には少し時間がかかりそうです。しかし、いずれノートパソコンでもスマートフォンと同じ感覚でスクロールできるようになれば、それはきっと快適な体験になるはずです。
あなたはナチュラルスクロールについてどう思いますか?従来のスクロールとどちらがお好みですか?そもそもナチュラルスクロールは良いアイデアだと思いますか?ぜひコメント欄でお聞かせください!
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