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Windowsの隠しボタン『システムファイルのクリーンアップ』で、数GBものジャンクファイルを一掃する

筆者のOluwademiladeは5年以上の経験を持つテックライター。2022年からMUOに所属し、コンシューマーテック、iOS、Android、AI、ハードウェア、ソフトウェア、サイバーセキュリティなど幅広い分野を執筆しています。ナイジェリアのイバダン大学医学部出身で、国連関連の学生団体から「Global Action Ambassador」の称号を授与された経歴も持ちます。

オープンソースのインストーラーを次々にダウンロードしては保存し、レジストリのマイナーな調整でPCを少しでも快適にしようとする――そんな悪い癖がある筆者です。その代償はすぐにストレージに現れ、メインパーティションはここ数か月、満容量との綱渡り状態が続いていました。怪しげなサードパーティ製ツールに手を出さずに、Windows PCを根本からきれいにする確実な方法はないものかと探し続けていたのです。

そんなある日、ディスククリーンアップの画面を何気なく眺めていたとき、これまで何度も通り過ぎてきたある項目にようやく気づきました。それが「システムファイルのクリーンアップ」です。

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見過ごされがちなこれらのディレクトリに、そろそろ注意を向けるべきタイミングです。

Microsoftが案内してくれないボタン

標準スキャンは、ほこりを払う程度にすぎない

ディスククリーンアップは、Windowsに最初から組み込まれて余りにも長い歴史を持つため、壁紙の一部のように存在感を失っているツールです。存在を知っている人の多くは、起動していくつかの項目にチェックを入れ、「OK」を押して終わり。しかし、デフォルト状態で実行するのは、図書館でフロントデスクだけ整えて、書庫全体を放置するようなものです。

標準スキャンの対象は、ごみ箱、一時ファイル、サムネイルのキャッシュなど、比較的表面的なカテゴリにとどまります。役立つことは役立ちますが、そこに眠るデータ量はたかが知れています。本当に容量を食っているのは別の場所。標準スキャンではアクセス権限が足りず、手が届かないシステムの深部です。

そこで登場するのが「システムファイルのクリーンアップ」なのです。

ワンクリックで、本気モードへ切り替わる

軽い清掃から、深部まで掘り起こす大掃除へ

手順を最初から見ていきましょう。スタートメニューを開き、検索バーに「ディスク クリーンアップ」と入力して、表示された結果をクリックします。起動方法はいくつかありますが、これが最もシンプルです。

システム構成によっては、まずドライブの選択を求められることもあれば、そのままスキャンが始まることもあります。いずれの場合でも、完了まで待ちましょう。1分ほどで、ファイルカテゴリの一覧と、上部に合計容量が表示されたウィンドウが現れます。この合計が標準スキャンの結果です。数字を控えておいてください。まだ何も削除しません。

次に、同じウィンドウの左下にある「システムファイルのクリーンアップ」ボタンを探してクリックします。再びドライブの確認を求められるか、設定によってはそのまま再スキャンに入ります。この2回目のスキャンは、OSのより深い層まで調べるため、初回よりも明らかに時間がかかります。

完了すると、先ほどとほぼ同じ見た目のウィンドウに戻ります。ただし、決定的な違いがひとつ。合計値はまったく別の数字になり、カテゴリ一覧も増えているはずです。筆者の環境では、標準スキャンで2.77GBだったのが、このボタンを実行しただけで5.11GBに跳ね上がり、それまで完全に見えなかった新しいカテゴリが一覧の最上位に現れました。既存のカテゴリについても掘り下げが行われ、「一時ファイル」だけで2.00GBから3.18GBへ増加。Windowsが正しく容量を数えられる権限を得たことで、数字が膨らんだのです。これが、ほとんどのユーザーが一度も目にしたことのないディスククリーンアップの姿です。あとは、何を消すか冷静に判断していきましょう。

すべてのチェックボックスにチェックを入れるべきではない

過去のWindowsの残骸には、慎重に立ち入る

昇格スキャン後に表示される拡張リストには、基本バージョンでは決して見られないカテゴリが含まれています。迷わず削除してよいものもあれば、チェックを入れる前に少し考えたいものもあります。

Windows Update Cleanup(Windows Update のクリーンアップ)は、通常最も大きな追加項目です。筆者の場合、これだけで1.11GBあり、標準スキャンには含まれていませんでした。Windowsは更新プログラムのインストール時に、問題発生時にアンインストールできるよう旧バージョンのシステムファイルを保持しています。累積更新を長期間受け続けてきたマシンでは、このカテゴリはかなり肥大化します。直近の更新が数週間安定して動いていると確認できれば、ほとんどの場合は安全に削除できます。

配信の最適化ファイルDirectX シェーダーキャッシュも、迷わず削除して問題ありません。前者はWindowsのピアツーピア型更新配信システムの残りかすであり、後者はゲームやアプリが高速動作のために生成するコンパイル済みグラフィックデータです。アプリは次回起動時に再生成するため、削除しても長期的なデメリットはありません。

ただし、大型アップグレード後数週間以内で安定性に不安が残る場合は、もう少し待つのが賢明です。

最も注意が必要なのは、「以前の Windows のインストール」というカテゴリ(環境によっては表示されます)です。これはWindows.oldフォルダのことで、アップグレード後に不具合が起きたときロールバックできるよう、旧環境の完全なバックアップを保持しています。かなりの容量を占めるうえ、削除すると元に戻せません。アップグレード以降システムが順調で、復元する予定がないなら削除は十分合理的な判断です。一方、大型アップグレード後まだ数週間しか経っておらず、安定性にわずかな疑念でもあるなら、もう少し様子を見ましょう。

また、システム復元ポイントシャドウコピーを削除する選択肢もありますが、Microsoftは特段の理由がない限り推奨していません。これらは復元用のチェックポイントとして機能するため、ストレージが極端に逼迫しているのでない限り、残しておく価値があります。

削除したいカテゴリを選び終えたら、「OK」をクリックし、確認ダイアログで削除を承認すれば、あとはツールが処理を進めてくれます。消去するファイルの量によっては数分かかることもありますが、完了すれば、その空き容量はふたたびあなたのものです。

古参ツールこそ侮れない――5GBも空けてくれるのだから

ディスククリーンアップは1990年代後半からWindowsに搭載され続けてきました。設定アプリにはStorage Sense(ストレージセンサー)といった新しい代替機能がありますが、執筆時点でMicrosoftはこのツールを非推奨としてはいません。だからこそ、低容量警告に駆られて慌てて使う道具ではなく、数か月ごとに意図的に実行するメンテナンス手段として、きちんと使いこなす価値があります。そのボタンはいつも画面の隅にあって、家具のように存在を偽り続けていたのです。今となっては、その本当の力をあなたも知っているはずです。

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