2022年版クローズドキャプションソフトおすすめ10選|字幕作成ツールを徹底比較
スマートフォンの普及と大容量データ通信プランの登場により、オンライン動画プラットフォームは急速に拡大し、グローバル化によって視聴者の裾野も世界中へと広がっています。スペイン語で撮影された動画を観たいときも、アマゾンの密林で暮らす狩人たちを追ったドキュメンタリーを楽しみたいときも、セリフや音声は多くの場合、馴染みのない外国語でしょう。そんなときこそ、クローズドキャプション(字幕)の出番です。世界の言語の多様性に阻まれず、あらゆる映像作品の創造性を存分に楽しめるよう、本記事ではリアルタイムで言語を翻訳できるおすすめのクローズドキャプションソフトを厳選してご紹介します。
クローズドキャプションのメリットとデメリット
常時字幕が表示されるオープンキャプションと比較して、クローズドキャプションには独自の利点と欠点があります。
主なメリット:
- 視聴者側で字幕の表示・非表示を選択できる
- 複数言語の字幕を比較的簡単に切り替えられる
- 各種メディアチャンネルへの同期・アップロードが容易
- キャプションから派生コンテンツを作成できる
- 公開後も文字起こしを修正・編集できる
- SEO(検索エンジン最適化)の観点で高く評価される
主なデメリット:
- 字幕のスタイルやアニメーションの自由度が低い
- 対応していない環境やプレーヤーが一部存在する
おすすめクローズドキャプションソフト10選
ここでは、2022年に使えるカスタマイズ性の高い動画字幕ソフト10選を紹介します。
1. YouTube
手軽さNo.1といえばYouTubeです。とにかく素早く、簡単に字幕を作りたいなら、まず試してほしいのがYouTubeの字幕機能です。唯一の難点は、言語翻訳ができるのは動画をアップロードした後のみという点ですが、「文字起こしと自動同期」「自動生成クローズドキャプション」という強力な2つのツールは見逃せません。
「文字起こしと自動同期」では、自分で入力した文字起こしに対してYouTubeの音声認識エンジンを活用でき、アップロード時に音声とテキストを自動的に照合してくれます。これにより、膨大な時間と手間を大幅に削減できます。一方、「自動生成クローズドキャプション」はAIが自動で字幕を作成する機能ですが、音声が明瞭でゆっくり話されている動画でなければ精度が落ちる点に注意が必要です。
無料で使えるYouTubeの字幕機能なら、ゼロから作業を始める必要はありません。ただし、自動生成された字幕は完璧ではないため、公開前に必ず内容を確認しましょう。
2. 3Play Media

字幕付け、文字起こし、音声解説の分野でプレミアムサービスを提供する、高評価かつ信頼性の高いクローズドキャプションソフトです。直感的な操作で編集作業を効率化できる設計になっており、柔軟なAPIと多彩な動画プレーヤーがシステムに組み込まれています。部門ごとのアカウント管理や講座向けアカウントシステムにも対応しています。
動画検索プラグイン、充実のツールセット、部門単位の個別請求など、ビジネス利用に嬉しい高度な機能も豊富です。作業時間を短縮でき、結果としてコストと時間の両方を節約できるのが魅力です。導入が早く、最小限の研修で使いこなせ、カスタマイズも簡単。すべてクラウド上で完結するため、ソフトをダウンロードする必要もありません。
3Play Mediaは、継続的なイノベーションと高い機能性が評価され、数々の賞を受賞しています。主要なOSのほぼすべてに対応していますが、動画の品質が低い場合は正常に動作しないことがあります。
3. Amara

ドキュメンタリー映画や短編映画、感動系の動画に字幕を付けたいなら、Amaraが心強い味方になります。短編動画の文字起こしで広く支持されており、これから字幕制作を始める初心者に最適なプラットフォームです。シンプルな操作性なので、初めての方でも迷わず作業を進められます。
オンラインで利用できる非営利プロジェクトで、動画を再生しながら直接文字を入力できます。必要な箇所だけ前後にスキップできるので時間の節約にもなります。キーボード操作に慣れれば学習コストはほぼゼロ。矢印キーの上下で文字起こしを音声に手動同期することも可能です。ゼロからキャプションを作成し、セリフを多言語に翻訳したい場合に特に便利なツールですが、オンラインで配信している動画でのみ使用できる点には注意しましょう。
4. Aegisub

柔軟なキャプションデザインを実現できる定番ソフトです。フォントやサイズ、アウトライン、色はもちろん、テキストを回転させて画面上の好みの位置に調整することもできます。「音声波形」機能により、動画の特定部分を繰り返し再生しながら字幕を追加できます。
音声波形の視覚化・拡大・縮小に対応しており、キャプションのタイムスタンプをピンポイントで指定可能。タイムスタンプ機能を使えば、動画を再生し直しながら文字起こしを修正できます。一方で、デバイスへのダウンロードとインストールが必須な点や、再生中の動画を直接編集できない点がネックです。
また、キャプションのタイムスタンプ調整には手間がかかり、キーボードショートカットがメニュー内にしか用意されていないため習得に時間がかかるほか、他のソフトウェアやデバイスとの連携もやや難しいのが実情です。
5. DivXLand

最大の特長は、文字起こしと字幕付けを2つの独立した工程に分けて、ストレスなく段階的に進められる点です。ひとつずつ丁寧に作業を進めたいタイプの方に向いています。使用前に、動画ファイルと文字起こしファイル(.txt形式)の2つをそれぞれ用意しておきましょう。
準備ができたら、動画を再生しながら「適用」ボタンをクリックして同期を開始します。完全無料で利用でき、タイムライン上の再生中の動画にキャプションを挿入できます。ただし、全機能を使うにはダウンロードとインストールが必要です。また、macOSには非対応で、他のソフトとの同期も難しい傾向があります。
最大の弱点と強みを挙げるなら、一度挿入したキャプションの位置をタイムライン上で変更・調整できない点が欠点です(タイムラインに「キャプションバー」が存在しないため)。その一方で、特定のタイムコードに合わせてタイトルを正確に同期できる利点があります。
6. VisualSubSync

視覚化された「音声波形」とタイムスタンプキャプション機能を搭載した、もう一つの優秀な動画字幕ソフトです。無料で利用でき、音声波形を目印に動画の特定部分を狙って字幕を付けることができます。タイムスタンプを右クリックで選択すれば、その場でキャプションを生成可能。直感的な操作性で、波形を選択しながら拡大・縮小し、リアルタイムで文字起こしを作成できます。
ただし、キャプション作成にはダウンロードとインストールが必要です。iOSデバイスには非対応で、macOS環境では動作に支障が出ることも。さらに、他のソフトウェアやデバイスとの連携も難しい点は覚えておきましょう。
7. Jubler

JublerとVisualSubSyncの最大の違いは、JublerがmacOSに対応しているのに対し、VisualSubSyncは対応していないという点だけです。それ以外は両者ともほぼ同等の機能とインターフェースを備え、必要に応じて視覚化された「音声波形」を活用できます。もちろん、タイムスタンプ機能による直接キャプション生成にも対応しています。
Jublerが優れているもう一つの点は、サイズ、フォント、アウトライン、色に関するカスタマイズ性の高さです。タイムライン上には静的な「キャプションバー」が表示されますが、これは視覚確認専用のため、変更や移動はできません。短所としては、ダウンロードとインストールが必須な点、および他のデバイスやソフトウェアとの連携が難しい点が挙げられます。
8. Subtitle Edit

ブラウザ上では動作せず、デバイスへのダウンロードとインストールが必要なソフトですが、字幕付けの基礎を学ぶには最高のプラットフォームの一つです。基本をマスターしたら、そのまま同じ環境で上級レベルのテクニックまで習得できます。最大の特長は、字幕を入力しながら文法とスペルを自動チェックしてくれる点です。
オフラインで字幕制作を学びたい方にとって理想的な環境です。字幕制作にしっかり時間をかけられる方には大きなメリットがあります。その他の高度な機能として、動画へのオープンキャプションの焼き込み、字幕ファイル形式の相互変換なども備えています。
9. Rev

手頃な価格とシンプルな操作性で動画に文字起こしを追加したいなら、Revが有力候補です。ユーザーフレンドリーなインターフェースにより、誰でも簡単に字幕付けができます。ファイルをアップロードし、処理を待ち、発注するだけ。WMVやMP4などの標準形式のファイルに対応しています。
最大の強みは圧倒的な処理スピードです。注文から5〜6時間以内に作業完了の通知が届きます。万が一、画質不良などでファイルが却下されても、即座に通知があり、追加料金なしで再アップロードできます。文字起こしの品質は高く、プロフェッショナルな仕上がりが期待できます。
ただし、文字起こしが完了するたびに逐一通知が届くため、やや煩わしく感じるかもしれません。また、納品ファイルはPDFではなくWord形式になる点にも注意。総合的に、初心者や限られた予算で事業を運営する方に理想的なソフトウェアといえます。
10. AHD Subtitles Maker

キャプションを移動したり、内容を直接書き換えたりしたい場面で役立つのが、AHD Subtitles Makerのタイムスタンプ機能です。直感的な操作で字幕を追加でき、テキストにスタイルを施し、波形を見ながらコンテンツをトリミングし、豊富なエクスポート形式に出力できます。無料で利用でき、テキストに多彩な色、サイズ、フォント、アウトラインを自由に設定できる柔軟性も魅力です。
ただし、Web形式には対応しておらず、ダウンロードとインストールが必要です。すべてのOS、特にmacOSとの互換性がなく、他のソフトウェアやデバイスとの同期も難しい点は留意しましょう。
まとめ:目的に合った字幕ソフトを選ぼう
大容量データ定額プランとスマートフォンの普及が、オンライン動画プラットフォームの発展を後押ししています。5G時代へ移行し、データ消費量が増大するにつれ、視聴者とのエンゲージメント向上を目的とした高画質動画が次々と登場しています。専門家の間では、これらの技術が重要なブロードバンドインフラの整備に貢献していると指摘されています。果たして私たちに本当に必要な技術なのか――そんな議論さえ、今やテクノロジーの助けを借りて行われているのです。
以上、外国語の動画を理解できる言語へと変換してくれるクローズドキャプションソフトをご紹介しました。このリストに入っていないおすすめのアプリやソフトがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。
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