Scoopを使ってWindowsのソフトウェアを簡単にインストール・更新する方法
Scoopは、Windows向けプログラムをコマンドラインからシンプルにインストールできるツールです。前回のガイドでは、Scoopのインストール方法とコマンドラインの基本的な使い方をご紹介しました。本記事では、Scoopの主な機能を概観しながら、Windowsでのソフトウェア管理がどれほど快適になるのかを見ていきます。
通常のソフトウェア導入手順は、おそらく次のような流れではないでしょうか。ダウンロードサイトにアクセスし、インストーラーをダウンロードして、画面の指示に従ってクリックを進めていく。その間、紛り込む広告に惑わされないよう注意しなければなりません。しかも、プログラムを更新する段階になると、この一連の作業をすべて繰り返すことになります。
プログラムのインストールと更新
Scoopは、人気の高いWindowsユーティリティの多くに対応しています。先述のような面倒なプロセスは、たった1つのコマンド「scoop install プログラム名」に集約されます。

アプリの更新有無は「scoop status」コマンドで簡単に確認できます。保留中のアップデートが表示されたら、「scoop update」を実行するだけで、すべて自動的にダウンロードされます。

こうしてソフトウェアのインストールは、覚えやすい3つのコマンドだけで完結します。怪しいダウンロードサイトで誤って広告をクリックしてしまうリスクもなく、ダウンロードリンクが変更されたり消えてしまったりすることもありません。
対応プログラムを増やす方法
Scoopは初期状態で、さまざまなオープンソースツールやユーティリティに対応しています。その多くは開発者向けのものですが、7zipのように一般ユーザーにも馴染み深いソフトウェアも含まれています。

より幅広い定番ソフトウェアをインストールしたい場合は、「scoop-extras」バケットを追加する必要があります。バケットとは、Scoopのパッケージマニフェストを格納したリポジトリのことで、これを追加することで新たなソフトウェアの検索・インストールが可能になります。
extrasバケットを追加するには、コマンドプロンプトで「scoop bucket add extras」を実行します。これにより、Audacity、Chrome、Firefox、Skype、Slack、VLCなど、数十種類の人気プログラムに対応します。あとは「scoop install」コマンドで、それらを自由にインストールできます。
インストール済みプログラムの情報を確認する
「scoop list」コマンドを実行すると、インストール済みプログラムの一覧を確認できます。「scoop status」と組み合わせれば、古いバージョンのままになっているアプリがないかをチェックすることも可能です。

どのアプリが必要かわからない場合や、Scoopで利用できるかどうか知りたいときは、「scoop search 検索語」を使って、追加済みのバケット内を検索してみましょう。

アップデートをインストールした後は、「scoop cleanup」を実行して旧バージョンのアプリを削除しておくとよいでしょう。また、「scoop checkup」は各プログラムのインストール状態を診断し、正常に動作しているかを確認してくれます。Scoopのアプリで不具合に直面した場合、このコマンドで問題が解決することもあります。

最後に、プログラムの公式サイトへ素早くアクセスしたいときは、「scoop home プログラム名」を実行してください。ブラウザでそのホームページが即座に開きます。
ここまでご覧いただければ、ScoopがWindowsでのソフトウェアインストールをいかにシンプルにするかがお分かりいただけたはずです。ターミナルベースのツールではありますが、基本コマンドは非常に覚えやすく、従来のWindows用インストーラーを使うよりもはるかに素早く作業を進められます。多様なソフトウェアに対応したバケットが数多く公開されているため、日常的に使っているプログラムの多くも、Scoop経由でインストールできる可能性は十分にあります。
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