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Windows 10の更新プログラムを強制的にインストールする方法【更新されないときの対処法】

Microsoftが新しいWindows 10のビルドを公開しても、自分のデバイスだけ更新されない——そんな経験はありませんか?設定アプリのWindows Updateを確認すると「最新の状態です」と表示されるのに、実際には古いバージョンのまま取り残されているケースです。この記事では、そのような事態が起こる理由と、Windows 10の更新を強制的に実行する方法を詳しく解説します。

MicrosoftはWindows 10の更新プログラムを段階的に配信しており、すべてのユーザーが同時にアップデートを受け取れるわけではありません。公開直後にすぐ届く場合もあれば、数日かかることも珍しくありません。しかし、遅延が数週間に及ぶようであれば、何らかの問題が発生している可能性があります。本ガイドで紹介するトラブルシューティング手法を使えば、強制的にWindows 10の更新をインストールできるでしょう。

お使いのPCは最新バージョンか確認する

更新を強制する前に、まずデバイスが本当に最新状態ではないことを確認しましょう。設定 > システム > バージョン情報の順に開き、「Windowsの仕様」セクションまでスクロールして、OSビルドとバージョン番号をメモしてください。

次に、Microsoft公式の「Windows 10 リリース情報」ページにアクセスし、自分のPCのOS情報とリスト上の最新バージョン・ビルド番号を比較します。最新版がインストールされていない場合は、この先の手順に従って手動で更新を実行してみてください。

Windows 10の更新を強制する6つの方法

Windows 10の更新が遅れる原因はさまざまです。ストレージ容量の不足、重要なシステムプロセスの不具合などが挙げられます。ストレージが原因の場合、Windows Updateエージェントが「空き容量を確保せよ」というエラーを表示するので原因特定は容易ですが、それ以外の要因は突き止めるのが難しいこともあります。

以下では、遅延の原因となる問題を取り除き、更新プログラムを強制的にインストールするための方法を紹介します。

方法1:Windows Updateサービスを再起動する

このサービスは、Windowsデバイスへのソフトウェア更新の配信を担当しています。サービスが正常に動作していない、または停止していると、PCは新しい更新プログラムを自動的にダウンロード・インストールできません。Windows Updateサービスを再起動することで、更新が強制される場合があります。以下の手順で試してみましょう。

1. Windowsの検索バーに「services」(services.msc)と入力し、結果から「サービス」を選択します。

2. 一覧から「Windows Update」を右クリックし、「再起動」を選択します。

その後、設定アプリのWindows Update画面に戻り、新しい更新プログラムが利用可能になっているか確認してください。

方法2:Background Intelligent Transfer Service(BITS)を再起動する

Windows Updateサービスは、Microsoftサーバーから更新ファイルをダウンロードする際に、「Background Intelligent Transfer Service(BITS)」に依存しています。BITSが停止すると、PCは更新プログラムをダウンロード・インストールできなくなる可能性があります。このサービスを再起動して、問題が解決するか確認しましょう。

1. Windowsの検索バーに「services」と入力し、「サービス」を開きます。

2. 「Background Intelligent Transfer Service」を右クリックし、「再起動」を選択します。

もしサービスが起動しない場合は、BITSのトラブルシューティングを試すか、この記事の他の方法を参照してください。

方法3:Software Distributionフォルダを削除する

「Software Distribution」フォルダには、Windowsの更新に必要なファイルが格納されています。全世界向けに公開済みの更新プログラムがまだ届いていない場合は、このフォルダの中身を削除することで、Windowsに最新のOSビルドを取得・インストールさせられることがあります。削除後、Windowsは自動的にフォルダを再作成し、更新に必要なファイルを再ダウンロードします。

注意点: Software Distributionフォルダには、PCのWindows Update履歴を含むファイルも保存されています。フォルダを削除すると、以前のWindowsバージョンへロールバック(復元)できなくなる点に留意してください。また、更新サービスがまずフォルダを再構築してから更新を適用するため、アップデート完了まで通常より時間がかかる場合があります。

フォルダを削除する前に、Windows UpdateサービスとBITSを停止する必要があります。以下の手順に従ってください。

1. スタートボタンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。

2. 次のコマンドを入力してEnterキーを押し、Windows Updateサービスを停止します。

net stop wuauserv

3. 続けて次のコマンドを入力してEnterキーを押します。これでBITSが終了します。

net stop bits

4. エクスプローラーを開き、ローカルディスク(C:) > Windows > SoftwareDistributionに移動して、フォルダ内のすべての項目を削除します。

ファイルが削除できない、またはエラーが表示される場合は、PCを再起動してからもう一度試してください。削除が完了したら、次のステップで停止していたサービスを再起動します。

5. コマンドプロンプトを管理者として開き、次のコマンドを入力してWindows Updateサービスを再起動します。

net start wuauserv

6. さらに、次のコマンドを入力してEnterキーを押し、BITSを再起動します。

net start bits

これで、Windowsが必要なファイルを自動的に再ダウンロードし、最新のOSビルドへ更新されます。最新ビルドが利用可能になっているか確認してみましょう。

方法4:Windows Updateクリーンアップを実行する

新しいWindows 10ビルドをインストールすると、Windowsは以前の更新のシステムファイルをデバイス上に保持します。これは更新のアンインストールや旧バージョンへの復元を可能にするためのものですが、これらのファイルはストレージを消費し、今後のWindows Updateに支障をきたすことがあります。

ディスククリーンアップツールを使ってWindows Updateクリーンアップを実行し、再度更新を試みましょう。

1. Windowsの検索バーに「ディスククリーンアップ」と入力し、結果から「ディスククリーンアップ」を選択します。

ツールが解放可能な空き容量を計算するまで待ちます。PCのストレージ容量や構成によっては、数秒から数分かかることがあります。

2. 「システムファイルのクリーンアップ」ボタンをクリックします。

ディスククリーンアップツールが、システムファイルも含めて解放可能な容量を再計算します。

3. 「Windows Update クリーンアップ」にチェックを入れ、他の項目のチェックを外して「OK」を選択します。

方法5:Windows Updateトラブルシューティングツールを実行する

関連ファイルをすべて削除しても更新をインストールできない場合は、Windowsに組み込まれたトラブルシューティングツールを使って、更新を妨げている問題を診断・修復してみましょう。設定 > 更新とセキュリティ > トラブルシューティング > Windows Updateの順に移動し、「トラブルシューティングツールの実行」ボタンをクリックします。

Windows Updateトラブルシューティングツールが、更新のインストールを妨げている問題をスキャンします。

診断が完了したら、Windows Updateの画面に戻り、更新をインストールできるか確認してください。変化がない場合は、PCを再起動してからもう一度試みてください。

方法6:Windows Updateアシスタントを使用する

Windows Updateアシスタントは、更新プログラムを強制的にインストールできるだけでなく、互換性チェックも実行し、お使いのPCが最新のWindows 10ビルドの要件を満たしているかどうかを確認してくれます。

ブラウザで「Windows 10 のダウンロード」ページにアクセスし、「今すぐ更新」ボタンを選択して、Windows Updateアシスタントのセットアップファイルをダウンロードします。

セットアップファイルをダブルクリックしてインストールし、Windows Updateアシスタントを起動します。「今すぐ更新」を選択して続行してください。

ツールがデバイスと最新Windows 10バージョンの互換性を確認します。「次へ」を選択すると、アシスタントが更新プログラムをダウンロードしてインストールします。更新サイズやインターネット速度などの要因により、完了まで時間がかかる場合があります。

強制的な更新ができない場合もある

MicrosoftがPCに「Safeguard Hold(保護ホールド)」を適用している場合、更新を強制できないことがあります。「保護ホールド」とは、不安定な、あるいは有害な恐れのある更新プログラムのインストールを一時的に防ぐための仕組みです。

保護ホールドが適用されているかどうかは、設定 > 更新とセキュリティ > Windows Updateで確認できます。該当する場合、次のようなメッセージが表示されます。「Windows 10 の更新プログラムは準備中です。お使いのデバイスの準備が整うと、このページに更新プログラムが表示されます。」

Microsoftは、既知のパフォーマンス問題がある更新をあえて手動インストールする(保護ホールドを回避する)ことを強く推奨していません。更新の問題が修正されるか、保護ホールドが解除されるまで待つのが賢明です。

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