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Windows 10でシステム時刻が過去に戻ってしまう問題の原因と対処法

一部のWindows 10ユーザーの間で、奇妙な不具合が報告されています。それは、PCのシステム時刻が勝手に過去の時刻へ巻き戻ってしまうというものです。Redditのあるユーザーによると、Windows 10マシンでこの現象が発生し、現在の日時ではなく過去の時刻が表示されるようになったとのことです。たとえば、現在の日時が「2019年4月12日 午前9時30分」であるにもかかわらず、「2019年4月11日 午後8時30分」のような過去の時刻が表示されてしまうのです。

本記事では、この問題の原因と具体的な解決方法を詳しく解説します。

システム時刻が過去に戻る原因は「Secure Time Seeding」

解決方法を紹介する前に、まずこの問題の原因を理解しておきましょう。この不具合は、Windows 10のWindows Timeサービスに含まれるSecure Time Seeding(セキュアタイムシーディング)機能の不具合によって発生します。

Secure Timeはレジストリから情報を収集し、タイムスタンプデータを現在の時刻と照合する仕組みです。このSecure Time機能に何らかの異常が発生すると、システムが誤った日付や時刻を表示するようになってしまいます。

そのため、手動で日付や時刻を修正しても、PCを再起動すると再び過去の時刻に戻ってしまうのです。この問題は、Secure Time機能がデフォルトで有効になっているWindows 10でのみ発生します。

対処法1:時刻同期を強制実行する

まず試すべきは、Windowsに時刻同期を強制させる方法です。

作業を始める前に、[設定] > [時刻と言語] > [日付と時刻]を開き、タイムゾーンが正しく設定されているかどうかを確認してください。正しく設定されている場合は、次の手順に進みます。

次に、インターネット接続を切断し、管理者権限でコマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行してください。

w32tm /resync

これで問題が解決しない場合は、Microsoftが推奨している次の方法を試してみましょう。

対処法2:W32timeのレジストリ値をクリアしてNTP経由で時刻同期を強制する

管理者権限のコマンドプロンプトで、以下のコマンドを1つずつ入力し、それぞれEnterキーを押して実行します。

Net stop w32time
W32tm /unregister
W32tm /register
W32tm /start
W32tm /resync /force

各コマンドの役割は以下のとおりです。

  • 1番目のコマンド:時刻サービス(Time Service)を停止します
  • 2番目のコマンド:時刻サービスの登録を解除します
  • 3番目のコマンド:時刻サービスを再登録します
  • 4番目のコマンド:時刻サービスを再起動します
  • 5番目のコマンド:Windowsに時刻同期を強制実行させます

コマンドの実行後、インターネットに再接続し、時刻が正しく同期されるかどうかを確認してください。

対処法3:Secure Time Seedingを無効化する

上記の方法でも改善しない場合は、Secure Time Seeding機能を無効化する必要があります。作業前に必ずシステムの復元ポイントを作成しておきましょう。その後、レジストリエディターを開きます。

以下のパスへ移動してください。

HKEY_LOCAL_MACHINE > SYSTEM > CurrentControlSet > Services > w32time > Config

右側のペインにUtilizeSslTimeDataという値があります。デフォルトでは「1」に設定されているはずなので、これを「0」に変更します。

手動で変更する代わりに、以下のコマンドを管理者権限のコマンドプロンプトで実行しても構いません。

reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\W32Time\Config /v UtilizeSslTimeData /t REG_DWORD /d 0 /f

変更後、コンピューターを再起動します。

再起動後、管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行します。

Net start w32time
W32tm.exe /resync /force

最後にSecure Time Seedingを再度有効化する

次に、Secure Time Seeding機能を再度有効化します。管理者権限のコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、その後コンピューターを再起動してください。

reg add HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\W32Time\Config /v UtilizeSslTimeData /t REG_DWORD /d 1 /f

再起動後に時刻を確認し、問題が解決したかどうかチェックしましょう。これで、システム時刻が過去に戻ってしまう問題は解消されているはずです。

なお、Windows Timeサービスが動作しない場合や時刻同期がエラーで失敗する場合、あるいはWindows 10の時計の時刻がずれる場合については、別途関連記事を参考にしてください。

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