レイヤードサービスプロバイダー(LSP)とは?WindowsでLSPをリセットする方法を徹底解説
コンピューターに侵入する最も巧妙な手法のひとつが、OSそのものに組み込まれることで、ほぼ発見不可能な状態になるマルウェアです。表面上はすべて正常に見えていても、裏ではペイロード(悪意あるコード)が実行され続けています。こうした手法のひとつが「LSP(レイヤードサービスプロバイダー)」です。この記事では、LSPとは何かをわかりやすく説明し、WindowsでLSPをリセットする具体的な方法をご紹介します。
レイヤードサービスプロバイダー(LSP)とは?
LSPを理解するには、まず「Microsoft Windows Winsock 2 Service Provider Interface(SPI)」について知る必要があります。このインターフェースは、既存のトランスポートサービスをソフトウェア側から拡張することを可能にするものです。たとえば、デスクトップで使われているブラウザーの種類に関係なく、URLをフィルタリングして別のページを表示させるようなソフトウェアを作ることもできます。
この種のソフトウェアはWinsock APIを使って自身を登録し、TCP/IPスタックに組み込まれます。その結果、すべての通信トラフィックを傍受し、フィルタリングしたり、場合によっては改ざんすることさえ可能になってしまうのです。
LSPをリセットする方法
Windows Defenderなどの標準セキュリティ機能でも一定の防御はできますが、それでもすり抜けてくるプログラムは後を絶ちません。こうしたソフトウェアは多くの場合「PUP(望まない可能性のあるプログラム)」として分類されますが、「おすすめ」として提示されるとつい試してしまうことがあります。特に、長期間更新されておらず、スパムとして多数報告されているソフトウェアをインストールした際に発生しやすい問題です。
1. 最近インストールしたプログラムをアンインストールする
[設定] > [アプリ] > [アプリと機能] を開き、インストール日順に並べ替えて、最近追加されたプログラムを確認します。リストの中に「自分でインストールした覚えがない」「そこにあるべきではない」と感じるプログラムがないかチェックしましょう。不審なプログラムが見つかったら、削除するのが適切です。従来のクラシック画面の方が使いやすいという方は、[コントロールパネル] > [プログラム] > [プログラムのアンインストール] からも同様に操作できます。
何らかの理由でプログラムが一覧に表示されない場合は、リストに現れないプログラムを強制的にアンインストールする方法を参考にしてみてください。
2. Winsockをリセットする
Windows Sockets(Winsock)は、インターネットアプリケーションにおける入出力要求を、各プログラムがどのように処理するかを決める重要なインターフェースです。Winsockが侵害されると、インターネットへのアクセス全般、開いたすべてのウェブサイト、送信したすべてのデータが危険にさらされます。LSPによる被害への対処としては、ネットワーク設定のリセットが最も効果的です。ただし、作業を始める前に必ずシステムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。
コマンドプロンプトを管理者権限で起動し、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
netsh winsock reset
さらに詳しく調査したい場合は、管理者権限でログファイルを生成することも可能です。先ほどのコマンドにログファイルの出力先パスを追記します。
netsh winsock reset c:\winsocklog.txt
コマンドの実行が完了したら、必ずパソコンを再起動してください。再起動によって不要なプログラムが取り除かれ、OSを初めてインストールしたときのネットワーク設定へ戻ります。後からWindowsに追加されたLSPはすべて削除され、関連するDLLもシステムから登録解除されます。
この記事が分かりやすいものとなっており、WindowsでLSP(レイヤードサービスプロバイダー)を無事にリセットできていれば幸いです。
ヒント:Windowsの「ネットワークリセット」機能を使えば、ネットワークアダプターの再インストールとネットワークコンポーネントの初期化をまとめて行うこともできます。
-
アスペクト比とは?意味と画像リサイズ時の維持方法を徹底解説
アスペクト比とは?画像の幅(横)と高さ(縦)の比率のことを「アスペクト比」と呼びます。iPhone、35mmフィルムカメラ、デジタルカメラなど、機材の種類に関わらず、さまざまなアスペクト比で撮影が可能です。アスペクト比は写真の構図に影響を与え、プリントサイズも決定づけるため、画像サイズとあわせて正しく理解しておくことが非常に重要です。なお、アスペクト比は実際の解像度やピクセル数ではなく、あくまで寸法の比率を指すという点に注意しましょう。例えば、1:1の正方形の写真は、2500×2500ピクセルの場合もあれば、500×500ピクセルの場合もあります。Image Resizerでリサイズ時にアスペ
-
Windows 11の「推奨アクション」とは?電話発信や予定作成を自動化する便利機能の使い方
Googleなどの検索エンジンでは、検索ワードを入力すると自動的に候補が表示されますよね。実はMicrosoftも、Windows 11ユーザー向けにこれによく似た機能を導入しました。その機能の名前は「推奨アクション(Suggested Actions)」。Windows上での操作をよりシンプルにすることを目指した、Microsoftの最新の取り組みです。この記事では、推奨アクションの使い方と効果的な活用方法について詳しく解説します。Windows 11で推奨アクションを有効にする方法推奨アクション機能を有効にすると、電話の発信やイベント(予定)の登録を自動的に行えるようになります。電話番号や