Windows 10でhiberfil.sysのサイズを変更・縮小する方法【powercfgコマンド完全解説】
この記事では、Windows 10でpowercfgコマンドラインを使って、休止状態用システムファイルhiberfil.sysのサイズを拡大・縮小する方法を詳しく解説します。hiberfil.sysは、Windowsが休止状態(ハイバネーション)機能をサポートするために使用する重要なシステムファイルです。
hiberfil.sysとは?休止状態の仕組み
Windowsは、メモリの内容をディスクにコピーすることで休止状態を実現しています。システムはメモリの内容を圧縮してからディスクへ保存するため、必要なディスク容量は搭載されている物理メモリ(RAM)の総容量よりも少なくて済みます。
hiberfil.sysファイルが大きくなりすぎてディスク容量を圧迫していると感じたら、サイズを縮小することを検討しましょう。Windows 10では、hiberfil.sysの既定のサイズはRAM容量の40%です。それ以下に縮小することはできません。休止状態機能を無効にするか、サイズをRAM容量の40%〜100%の範囲で変更することになります。
hiberfil.sysのサイズを変更する手順
まず、必要なコマンド構文を確認します。管理者権限でコマンドプロンプトを開き、次のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
powercfg /hibernate /?
Windows 10で休止状態ファイル(hiberfil.sys)のサイズを増減するには、以下の手順に従います。
- 管理者としてコマンドプロンプトを開く
- 次のコマンドを入力する:powercfg /hibernate /size <パーセンテージ>
- Enterキーを押す
ここからは、手順を詳しく見ていきましょう。
WinXメニュー(Windowsキー + X)から「コマンドプロンプト(管理者)」を開きます。
具体的なコマンド例
休止状態ファイルのサイズを100%に設定する場合は、次のコマンドを使用します。
powercfg.exe /hibernate /size 100
50%に設定する場合は、次のコマンドを使用します。
powercfg.exe /hibernate /size 50
Windowsのバージョンによるhiberfil.sysサイズの違い
Windows 10では、hiberfil.sysのサイズはRAMの40%です。休止状態を無効にしている場合、ファイルサイズはほぼRAM容量と同等になります。Windows 10/8では、休止状態が有効になっていても、hiberfil.sysのサイズが際限なく肥大化することはありません。
これはバージョンによる仕様の違いによるものです。以前のバージョンのWindowsでは、休止状態ファイルにカーネルセッション、デバイスドライバー、そしてアプリケーションのデータがすべて保存されていました。一方、Windows 10/8ではカーネルセッションとデバイスドライバーのみが保存されるため、サイズはほぼ一定に保たれます。参考までに、Windows 7ではHiberfil.sysのサイズはRAMの約75%となります。
関連記事:休止状態ファイル(hiberfil.sys)を別のドライブに移動できるのか?
なお、Windows 10では、ファイルサイズがすでに搭載RAMの40%以下である場合、それ以上hiberfil.sysを縮小することはできませんので注意してください。
hiberfil.sysのサイズを無闇に縮小するとどうなる?
休止状態ファイルのサイズが小さすぎると、Windowsがストップエラー(BSOD)を発生させる可能性があります。
休止状態ファイルが小さすぎるためにWindowsが休止状態へ移行できない場合、次のストップエラーコードとメッセージとともにブルースクリーンが表示されることがあります。
STOP 0x000000A0 INTERNAL_POWER_ERROR
パラメーター1
パラメーター2
パラメーター3
パラメーター4
各パラメーターが示す情報は以下の通りです。
- パラメーター1:常に0x0000000Bです。
- パラメーター2:休止状態ファイルのサイズ(バイト単位)。
- パラメーター3:圧縮して休止状態ファイルへ書き込む必要のある残りデータ量(バイト数)。
- パラメーター4:このエラーでは使用されません。
本記事がお役に立てれば幸いです。
次の記事もおすすめ:Hiberfileの種類を「フル」または「縮小」に指定する方法
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