Windowsでページファイル(仮想メモリ)のサイズと保存場所を変更する方法

Windows PCを使っていると、ネット上で「ページファイルの場所やサイズを変更しよう」というアドバイスを目にすることがあります。ページファイルの変更自体は難しい作業ではありませんが、誤った設定変更を防ぐために、あえてWindowsの設定の奥深くに配置されています。この記事では、Windowsでページファイルのサイズと保存場所を変更する方法を、手順に沿ってわかりやすく解説します。
注意:ページファイルの設定変更は簡単ですが、自分が何をしているのかを十分に理解していない限り、変更はおすすめしません。設定を誤ると、システムが正常に動作しなくなる恐れがあります。なお、ここで紹介する手順は、すべてのWindowsバージョンで共通です。
ページファイルとは?
ページファイルとは、いわばWindows PCにおける仮想メモリのようなものです。物理的に搭載されているメモリ(RAM)が不足すると、Windowsは「pagefile.sys」という名前の隠しファイルを作成し、使用頻度の低いメモリの内容をそのファイルへ退避させます。これにより、物理RAMに空きが生まれ、Windowsは追加の作業をスムーズに処理できるようになります。
ページファイルのサイズを変更する手順
手順1:ページファイルのサイズを変更するには、Windowsの「システムの詳細設定」にアクセスする必要があります。スタートボタンを押して「システム」と検索し、結果に表示されるコントロールパネル配下の「システム」をクリックしてください。Windows 8をお使いの場合は、「Win + X」キーを押して、表示されるメニューから「システム」を選択します。

手順2:この画面の左側にある「システムの詳細設定」のリンクをクリックします。「システムのプロパティ」ウィンドウが開きます。

手順3:「パフォーマンス」セクション内の「設定」ボタンをクリックすると、「パフォーマンスオプション」ウィンドウが開きます。

手順4:「詳細」タブに切り替え、「仮想メモリ」の下にある「変更」ボタンをクリックします。

手順5:「仮想メモリ」ウィンドウが開きます。まず「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外し、ページファイルを設定するドライブを選択します。続いて「カスタムサイズ」のラジオボタンを選び、初期サイズと最大サイズを入力して「OK」ボタンをクリックすれば、変更内容が保存されます。

以上で作業は完了です。すべてのウィンドウを閉じて、システムを再起動すると変更が適用されます。
ページファイルの保存場所を変更する手順
ページファイルの場所を変更する場合は、まず上記の手順1〜4までを実行します。表示されたウィンドウで「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外します。次に、現在ページファイルが置かれているドライブを選択し、「ページングファイルなし」のラジオボタンを選んで「設定」ボタンをクリックします。これで、既存のページファイル機能が無効になります。

続いて、ページファイルを新しく保存したいドライブを選択し、「システム管理サイズ」のラジオボタンを選んで「設定」ボタンをクリックします。完了したら「OK」ボタンを押し、すべてのウィンドウを閉じてください。

以上で完了です。システムを再起動すれば、Windowsでのページファイル保存場所の変更は成功です。

実際に、選択したドライブを開いてみると、「pagefile.sys」という名前のページファイルが確認できます。ファイルを表示するには、フォルダーオプションで「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」の設定を解除しておく必要があるので注意してください。

Windowsでページファイルの設定を変更するのはとても簡単で、特にSSDを使用している環境では大きな効果が期待できます。ただし、設定を変更するのは、内容を十分に理解し、100%確信が持てる場合だけにしましょう。
この記事がお役に立てば幸いです。ご意見やご提案があれば、ぜひコメント欄でお聞かせください。
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