Windows 10の右クリックメニューに「セキュア削除」を追加してファイルを完全に消去する方法
パソコンを日常的に使っていると、ファイルの作成と削除を繰り返すことになります。新しいファイルの追加や作成、そして削除はごく自然な流れであり、多くの人は「ゴミ箱へ移動」か「完全に削除」のどちらかで済ませているでしょう。
しかし、ここで疑問に思ったことはありませんか?ディスクの空き容量は、時間が経つにつれてなぜ減っていくのか?そして、もっと驚くべきことに、「完全に削除」したはずのファイルでさえ、復元できてしまうという事実をご存じでしょうか。
そこで役立つのが、Microsoftが提供するSysinternals SDeleteというツールです。このツールを使えば、削除されたファイルが二度と復元されないことを保証できます。この記事では、Windows 10のコンテキストメニュー(右クリックメニュー)に「セキュア削除(Secure Delete)」を追加する方法を詳しく解説します。
セキュア削除とは何か?
セキュア削除とは、ファイルやフォルダーを削除する際に、そのデータ領域を上書きすることで復元を不可能にする機能です。この方法により、ファイルに関連する未割り当て領域がすべて解放され、再利用可能な状態になります。
セキュア削除の対象外となるフォルダー
セキュア削除はあらゆるものを完全に消去できる一方で、除外されるものもあります。Windowsシステムの動作に不可欠な特定のフォルダーは、セキュア削除の対象から除外されています。具体的には以下のフォルダーです。
- C:\Program Files
- C:\Program Files (x86)
- C:\ProgramData
- C:\Users
- C:\Windows
- C:\Windows.old
これらのフォルダー内では、プログラム自体は通常どおり機能しますが、フォルダー自体がセキュア削除の例外としてマークされています。これは、これらのフォルダーを削除するとWindowsの再インストールが必要になる可能性があるためです。
Windows 10のコンテキストメニューにセキュア削除を追加する手順
ファイルを完全に削除できるようにするには、まずMicrosoftの公式サイトからSDeleteをダウンロードし、加えてレジストリファイル(.regファイル)を入手してください。

作業を始める前に、必ずシステムの復元ポイントを作成しておきましょう。そのうえで、以下の手順に沿って慎重に進めてください。
- SDelete.zipファイルを解凍し、解凍したフォルダーを開きます。
- sdelete.exeファイルをC:\Windows\System32フォルダーにコピーします。
- 確認画面が表示されたら「続行」をクリックします。
- ARSDCM.zipファイルを任意のフォルダーに解凍し、そのフォルダーに移動します。
- Add_Secure_Delete_to_context_menu.regファイルをダブルクリックします。
- UAC(ユーザーアカウント制御)の画面では「はい」をクリックし、レジストリエディターの確認画面では「OK」をクリックします。
以上の手順が完了したら、PCを一度再起動してください。その後、システム上の任意のフォルダーを開き、削除したいファイルまたはフォルダーを選択します。
対象を右クリックして「Secure Delete(セキュア削除)」をクリックするだけです。操作は、通常の削除プロセスと同じくらい簡単に行えます。

コンテキストメニューからセキュア削除を削除する方法
不要になった場合は、以下の手順でセキュア削除オプションを簡単に解除できます。
- 解凍したレジストリファイルが保存されているフォルダーに移動します。
- Remove_Secure_Delete_from_context_menu.regファイルをダブルクリックします。
- UACの画面では「はい」をクリックし、レジストリエディターの確認画面では「OK」をクリックします。
再度PCを再起動すると、コンテキストメニューからセキュア削除のオプションが消えています。
また、セキュア削除オプションを削除し、今後しばらく使う予定がないのであれば、C:\Windows\System32フォルダーからsdelete.exeを削除しても問題ありません。
関連記事: 削除できない・ロックされたファイルやフォルダーを強制的に削除する方法も併せてチェックしてみてください。
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