Windows 11/10でグループポリシー設定に対応するレジストリキーを簡単に見つける4つの方法
Windows 11/10には、構成や設定を保存するためのさまざまな仕組みが用意されています。その中でも「レジストリ」と「グループポリシー」は代表的な存在であり、両者は互いに補完し合う関係にあります。グループポリシーで設定を変更すると、Windowsは自動的にレジストリへも変更を反映します。

Windowsレジストリと比べると、グループポリシーのほうが設定変更は簡単です。何かを作成する必要がなく、管理ツールから直接操作できるためです。しかし、特定のポリシー設定がどのレジストリキーに対応しているのかを見つけ出すのは容易ではありません。そこで本記事では、グループポリシー設定とレジストリキーの対応関係(マッピング)を瞬時に把握するための便利な方法を4つご紹介します。
Windows 11/10におけるグループポリシーとレジストリの対応関係を調べる方法
グループポリシー設定に対応するレジストリキーを調べるには、以下のいずれかの方法を利用できます。
- Group Policy Search(GPS)サービス
- グループポリシー設定リファレンスガイド(Excel)
- MSDNのGPO~レジストリマッピング表
- PowerShellコマンド「Get-GPRegistryValue」
作業を始める前に、ひとつ注意点があります。すべてのグループポリシーがレジストリに保存されるわけではないということです。一部の設定は別の場所に格納されているため、レジストリとのマッピングが存在する設定のみを対象としてください。
1. Group Policy Search(GPS)サービスを使う
Microsoftが提供するGroup Policy Search(GPS)サービスでは、Windows OSで使用されるレジストリベースのグループポリシー設定を検索できます。サイトを開いたら、キーワードで検索するか、カテゴリを展開して目的のポリシー設定、対応するレジストリキー、値、ADMXファイルを確認しましょう。直感的なUIで操作できるため、初心者にもおすすめの方法です。
2. グループポリシー設定リファレンスガイド(Excel)をダウンロードする

Microsoftの公式サイトからダウンロードできる「Group Policy Settings Reference Guide」というExcelファイルには、ポリシー設定とそれに対応するレジストリキーの一覧がまとめられています。オフラインでも参照でき、管理者にとっては手放せない資料となるでしょう。
関連記事: Windows 11向けグループポリシー設定リファレンススプレッドシートとADMXテンプレート
3. MSDNのGPO~レジストリマッピング表を利用する
Microsoftは「Group Policy Registry Table」と呼ばれる対応表を公開しており、ここではGPO(グループポリシーオブジェクト)とレジストリが1対1で紐付けられています。調べたいレジストリパスを検索すれば、対応するグループポリシーオブジェクトがすぐに判明します。詳細はMSDNの該当ページをご覧ください。
4. PowerShellコマンド「Get-GPRegistryValue」を実行する
Get-GPRegistryValueは、PowerShellから実行できるコマンドレットです。GPO内の「コンピューターの構成」または「ユーザーの構成」配下にある、レジストリベースのポリシー設定を1つ以上取得できます。コマンドの基本構文は以下の通りです。
| Get-GPRegistryValue -Guid <Guid> -Key <String> [-ValueName <String>] [-Domain <String>] [-Server <String>] [<CommonParameters>] |
Get-GPRegistryValue [-Name] <String> -Key <String> [-ValueName <String>] [-Domain <String>] [-Server <String>] [<CommonParameters>] |
使い方は比較的シンプルですが、正しく理解して使う必要があります。以下はMicrosoft公式ドキュメントに掲載されているサンプルです。詳しい説明は公式ページをご確認ください。
Get-GPRegistryValue -Name TestGPO -Key "HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\ExampleKey" -ValueName "ValueOne" KeyPath : Software\Policies\Microsoft\ExampleKey FullKeyPath : HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\ExampleKey Hive : CurrentUser PolicyState : Set Value : TestGPO Type : String ValueName : ValueOne HasValue : True
本記事の手順が分かりやすかったのであれば幸いです。これで、グループポリシー設定に対応するレジストリキー、あるいはその逆の対応関係も簡単に見つけられるようになったはずです。
管理者向けにMicrosoftが専用ツールを提供してくれればさらに便利なのですが、現時点ではExcelのリファレンスガイドがその役割を担っていると言えるでしょう。

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