Windows 10でIPヘルパーサービス(iphlpsvc)を有効または無効にする4つの方法
IPヘルパーサービス(iphlpsvc)は、Windows 10に標準でインストールされているサービスです。リモートデータベースの運用やトンネル接続が必要な環境でなければ、このサービスを無効化してもシステムへの影響はほとんどありません。むしろ、iphlpsvcは他のリソースと比べてメモリを大量に消費することが多いため、無効化することでパフォーマンスが改善するケースも少なくありません。本記事では、Windows 10でIPヘルパーサービスを有効または無効にするさまざまな方法を紹介します。
基本的にiphlpsvcは、6to4、ISATAP、Port Proxy、Teredo、IP-HTTPSを経由したトンネル接続を可能にするサービスです。また、IPv6移行技術によるトンネル接続を作成することで、ローカルコンピューターのネットワーク構成設定の復元や変更を支援します。さらに、ローカルコンピューターのネットワーク構成の変更を通知する通知機能としても動作します。このサービスを無効にすると、これらに依存した拡張接続機能も停止します。
IPヘルパーサービスを有効・無効にする方法
この作業は、以下の4つの方法で行うことができます。
- サービス管理ツール(services.msc)から設定する
- コマンドプロンプトから設定する
- レジストリエディターから設定する
- システム構成ユーティリティ(msconfig)から設定する
それでは、それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
1. サービス管理ツールから有効・無効にする方法

以下の手順で操作します。
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログボックスに
services.mscと入力し、Enterキーを押してサービス管理ツールを起動します。 - サービス一覧の中からIP Helperサービスを探して選択します。
- エントリをダブルクリックして、プロパティウィンドウを開きます。
- プロパティウィンドウの全般タブにあるスタートアップの種類のドロップダウンをクリックし、自動を選択します。
- 次に、サービスの状態セクションへ移動します。
- サービスを有効にする場合は開始ボタンをクリックします。
- サービスを無効にする場合は停止ボタンをクリックします。
- 適用 > OK をクリックして変更を保存します。
以上で完了です。サービス管理ツールを閉じて問題ありません。
2. コマンドプロンプトから有効・無効にする方法
- 「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログボックスに
cmdと入力し、Ctrl + Shift + Enterを押してコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。 - コマンドプロンプトウィンドウで以下のコマンドを入力し、Enterキーを押すとIPヘルパーサービスが有効になります。
net start iphlpsvc
注意: スタートアップの種類が無効に設定されている場合、サービスを開始することはできません。
スタートアップの種類を変更したい場合は、以下のコマンドを実行してください。
自動の場合:
REG add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iphlpsvc" /v Start /t REG_DWORD /d 2 /f
手動の場合:
REG add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iphlpsvc" /v Start /t REG_DWORD /d 3 /f
無効の場合:
REG add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iphlpsvc" /v Start /t REG_DWORD /d 4 /f
自動(遅延開始)の場合:
REG add "HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\services\iphlpsvc" /v Start /t REG_DWORD /d 2 /f
- サービスを無効にするには、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
net stop iphlpsvc
操作が完了したら、コマンドプロンプトを終了してかまいません。
3. レジストリエディターから有効・無効にする方法

これはレジストリを操作する方法のため、万が一に備えて事前にレジストリのバックアップを取るか、システムの復元ポイントを作成しておくことをおすすめします。準備ができたら、以下の手順に進みます。
- 「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログボックスに
regeditと入力し、Enterキーを押してレジストリエディターを起動します。 - 以下のレジストリキーのパスへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\iphlpsvc
- 右側のペインにあるStartエントリをダブルクリックして、プロパティを編集します。
- プロパティダイアログで、目的に応じて以下の値データを設定します。
- 自動:2
- 手動:3
- 無効:4
- 自動(遅延開始):2
- OKをクリックして変更を保存します。
以上で完了です。レジストリエディターを閉じてください。
ヒント: IPヘルパーサービス(iphlpsvc.exe)のプロセスがインターネットデータを大量に消費している場合は、こちらの記事も参考にしてください。
4. システム構成ユーティリティから有効・無効にする方法

以下の手順で操作します。
- 「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開きます。
- ダイアログボックスに
msconfigと入力し、Enterキーを押してシステム構成ユーティリティを起動します。 - 起動したコンソールでサービスタブに切り替え、IP Helperサービスを見つけます。
- IPヘルパーサービスを有効にする場合はチェックボックスにチェックを入れ、適用 > OKをクリックします。
- IPヘルパーサービスを無効にする場合はチェックを外し、適用 > OKをクリックします。
この方法では、変更が正しく反映されるのは再起動後となるため、デバイスの再起動が必須です。
以上で解説は終わりです。ご自身の環境に合った方法でお試しください。
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