Windows
 Computer >> コンピューター >  >> システム >> Windows

Windows 11でAppLockerを使ってユーザーによるアプリのインストール・実行を制限する方法

Windows AppLockerはWindows 7で初めて導入された機能で、Windows 11/10/8ではさらに新機能が追加されています。AppLockerを活用すれば、管理者は特定のユーザーやユーザーグループに対して、アプリケーションのインストールや実行を許可(ホワイトリスト方式)または禁止(ブラックリスト方式)することができます。これにより、実行ファイル(.exe)、スクリプト、Windows Installerファイル(.msi/.msp)、DLL、パッケージアプリ、パッケージアプリのインストーラーなど、ユーザーが実行できるアプリケーションやファイルを細かく制御できます。

Windows 11/10でAppLockerを使用する手順

AppLockerを使ってユーザーがアプリをインストール・実行できないようにするには、まず「ファイル名を指定して実行」secpol.msc と入力し、Enterキーを押してローカルセキュリティポリシーエディターを開きます。

Windows 11でAppLockerを使ってユーザーによるアプリのインストール・実行を制限する方法

コンソールツリーで「セキュリティの設定」→「アプリケーション制御ポリシー」→「AppLocker」へと移動します。

次に、ルールを作成したい対象を選択します。「実行可能な規則」「Windows インストーラー」「スクリプト」、またはWindows 10以降では「パッケージ アプリ ルール」などが選べます。

パッケージアプリのルール作成例

ここでは例として、パッケージアプリのルールを作成してみましょう。「パッケージ アプリ ルール」を右クリックし、「新しい規則の作成」を選択すると、「開始前に」ページが表示されます。

Windows 11でAppLockerを使ってユーザーによるアプリのインストール・実行を制限する方法

「次へ」をクリックすると「アクセス許可」ページに進みます。

Windows 11でAppLockerを使ってユーザーによるアプリのインストール・実行を制限する方法

このページでは、動作として「許可」または「拒否」を選択し、ルールを適用するユーザーまたはユーザーグループを指定します。「次へ」をクリックすると「条件」ページに移動します。

Windows 11でAppLockerを使ってユーザーによるアプリのインストール・実行を制限する方法

ここでルールの条件方式を選択します。「発行元」「パス」「ファイル ハッシュ」の3つから選べます。デフォルトの「発行元」を選択した場合は、「次へ」をクリックして「発行元」ページへ進みます。

Windows 11でAppLockerを使ってユーザーによるアプリのインストール・実行を制限する方法

このページでは、パッケージアプリの参照(リファレンス)を選択し、ルールのスコープを設定します。

スコープの設定項目:

  1. 任意の発行元に適用
  2. 特定の発行元に適用
  3. パッケージ名に適用
  4. パッケージのバージョンに適用
  5. カスタム値をルールに適用

参照オプション:

  1. インストール済みのパッケージアプリを参照として使用
  2. パッケージアプリのインストーラーを参照として使用

選択が完了したら「次へ」をクリックします。

必要に応じて「例外」ページでルールを除外する条件を指定できます。続く「名前と説明」ページでは、自動生成されたルール名をそのまま使うか、新しい名前を入力して「作成」をクリックします。

AppLockerを動作させるための注意点

AppLockerをシステムで機能させるには、Application Identityサービス(AppIDSvc)がコンピューター上で実行されている必要があります。また、AppLockerの実行に必要なGroup Policy Clientサービス(gpsvc)は、Windows RTではデフォルトで無効になっているため、services.mscから有効化が必要な場合があります。

Windows 11/10とWindows 7のAppLockerの違い

Windows 10以降のAppLockerでは、パッケージ化されたWindowsストアアプリ向けのルールも作成できるようになりました。さらに、Windows 10/8のAppLockerルールでは、.mst形式や.appx形式のファイルも制御対象にできます。

「このアプリはシステム管理者によってブロックされています」と表示される場合

ユーザーとしてWindowsストアアプリ(または従来型のソフトウェア)を起動した際に「このアプリはシステム管理者によってブロックされています」というメッセージが表示された場合は、管理者に連絡し、該当ソフトウェアの使用(またはインストール)を許可するルールを作成してもらう必要があります。

Windows 11でAppLockerを使ってユーザーによるアプリのインストール・実行を制限する方法

AppLockerのシステム要件

AppLockerのルールを作成・適用するには、コンピューターが以下のいずれかのエディションを実行している必要があります。

  • Windows 11/10 Enterprise および Education
  • Windows 8 Enterprise
  • Windows 7 Ultimate / Enterprise
  • Windows Server 2008 R2 以降

なお、レジストリやグループポリシーを使用して、ユーザーによるプログラムのインストールや実行をブロックすることも可能です。

補足:「Windows Program Blocker」は、Windows 10/8/7上でソフトウェアの実行をブロックできる無料のアプリケーションブロッカーソフトです。

Windows 11でAppLockerを使ってユーザーによるアプリのインストール・実行を制限する方法
  1. Windowsで特定のアプリケーションの実行をユーザーに禁止させる3つの方法

    家族や同僚など複数人で1台のPCを共用している場合、用途に応じてある程度の制限をかけておくと安心です。子どもに使わせたくないアプリや、他のユーザーに見られたくないアプリがあるかもしれません。また、誤操作や悪用によるトラブルを防ぐため、一部のプログラムの起動を禁止したいという場面もあるでしょう。本記事では、指定したアプリケーションをユーザーが実行できないようにする方法を、いくつかご紹介します。注意:変更を行う際は、必ず制限をかけたい「標準ユーザーアカウント」に対して設定してください。管理者アカウントで設定すると、レジストリエディターやローカルグループポリシーエディターといった管理ツールまで利用で

  2. Windows 10でユーザーによるパスワード変更を禁止する方法【4つの手順を解説】

    Windowsには、ログインパスワードやパスワードの有効期限(最小・最大期間)など、オペレーティングシステムに不可欠なセキュリティ機能が数多く搭載されています。しかし、管理者アカウントが1つしかないPCで多数のユーザーアカウントを管理する場合に問題が発生します。例えば、パスワードの最小有効期間を設定しても、ユーザーが頻繁にパスワードを変更すると忘れてしまうことが増え、管理者の負担が大きくなります。また、コンピュータ室のPCのように多くのユーザーや子供が同じPCを使う環境では、あるユーザーが勝手にパスワードを設定してしまい、他のユーザーがログインできなくなるトラブルを防ぐためにも、Windows