Windows Serverで肥大化したレジストリハイブを圧縮する方法
レジストリハイブとは、Windowsレジストリの主要なセクションを指す名称で、レジストリキー、サブキー、および値が格納されています。レジストリハイブはレジストリエディター内に存在し、レジストリエディターを使えば新しいキーの作成や、既存のキー・サブキー・値の編集が可能です。これにより、PCのセキュリティ強化やパフォーマンス向上、読み取り専用アクセスへの変更など、さまざまなメリットが得られます。

Windowsシステムには、以下のレジストリハイブが存在します。
- HKEY_CLASSES_ROOT
- HKEY_CURRENT_USER
- HKEY_LOCAL_MACHINE
- HKEY_USERS
- HKEY_CURRENT_CONFIG
肥大化したレジストリハイブとは?
レジストリハイブのサイズが異常に大きくなることがあります。このように異常なまでに大きくなったレジストリハイブは「肥大化したレジストリハイブ(Bloated Registry Hive)」と呼ばれます。肥大化したレジストリハイブは、システムのパフォーマンス低下やイベントログへのエラー記録など、さまざまな問題を引き起こす原因となります。
根本的な原因を特定してトラブルシューティングを行うのは時間のかかる作業です。そのため、こうした状況ではレジストリハイブの圧縮が有効な解決策になります。圧縮によって肥大化したレジストリハイブを正常なサイズに戻せば、再び適切に機能するようになります。
Windows Serverで肥大化したレジストリハイブを圧縮する手順
以下の手順に従って、肥大化したレジストリハイブを圧縮しましょう。
1. WinPEディスクから起動する
まず、WinPE(Windows PE)ディスクからコンピューターを起動します。Windows PEレスキューディスクの作成方法は、関連記事を参照してください。
2. レジストリハイブを読み込む
Windows PEで起動した状態で、「ファイル名を指定して実行」ウィンドウに「regedit」と入力してレジストリエディターを開きます。次に、肥大化したレジストリハイブを以下の場所に読み込みます。
HKLM (HKEY_LOCAL_MACHINE)
「ハイブの読み込み」オプションは「ファイル」メニューにあります。ハイブを読み込む際には名前を付ける必要があり、任意の名前(例:Bloated)を指定できます。この名前は HKLM\Bloated というアドレスとして表示されます。
3. ハイブをエクスポートする
肥大化したハイブの読み込みが完了したら、「レジストリハイブ」形式のファイルとして、一意の名前を付けてエクスポートします。例:
%windir%\system32\config\compressedhive
ここで windir はWindowsディレクトリ(CドライブのWindowsフォルダなど)を指します。「DIR」コマンドを使えば、圧縮前後のレジストリハイブのサイズを確認できます。
4. ハイブをアンロードする
続いて、ハイブの読み込み時に作成した「Bloated」キーを選択し、レジストリエディターから肥大化したレジストリハイブをアンロードします。
「ハイブのアンロード」オプションは「ファイル」メニューにあります。アンロード時に「アクセスが拒否されました(Access Denied)」というエラーが表示される場合は、レジストリエディターを一度閉じてから再度起動し、もう一度試してください。
5. 圧縮したハイブで起動する
最後に、圧縮したハイブでシステムを起動します。その前に、元のレジストリハイブの名前を変更しておきましょう。例:
c:\windows\system32\config\ren software software.old
c:\windows\system32\config\ren compressedhive software
以上の手順で、肥大化したレジストリハイブの問題を解決できるはずです。
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