dwm.exe(デスクトップウィンドウマネージャー)がCPU・GPU・メモリを大量消費する原因と対処法
Desktop Window Manager(dwm.exe)は、Windows 11やWindows 10に搭載されているシステムプロセスの一つで、デスクトップ上の視覚効果の管理などを担当しています。このプロセスの動作には一定のリソースが必要ですが、近年のデスクトップPCやノートPCであれば、余裕を持って処理できるよう設計されています。ここでは、このWindowsプロセスについて詳しく解説します。
Desktop Window Manager(dwm.exe)とは?

dwm.exeは、デスクトップ上の視覚効果の描画を支援するプロセスです。具体的には、ガラス風のウィンドウ枠、3Dウィンドウ切り替えアニメーション、高解像度ディスプレイへの対応など、さまざまな機能に関わっています。
仕組みとしては、Desktop Window Managerは各ウィンドウの画像をいったんメモリ上に書き込み、それらを統合した画面を作成してディスプレイへ送信します。これにより、OSはハードウェアアクセラレーションを活用して滑らかなアニメーションを実現でき、透明効果などの演出にも利用されます。
dwm.exeがCPU・GPU・メモリを大量消費するときの対処法
Desktop Window Managerを表すファイルはdwm.exeです。通常はメモリ50〜100MB程度、CPU使用率2〜3%前後に収まりますが、実際の数値はシステム環境によって異なります。ただし、多数のウィンドウやアニメーション処理が同時に開かれていると、メモリ使用量が増大し、システムの動作が遅くなったりフリーズしたりすることがあります。dwm.exeの問題に直面した場合は、以下の方法を試してみてください。
- スクリーンセーバーを無効化する
- パフォーマンスのトラブルシューティングツールを実行する
- システムを最高のパフォーマンス向けに調整する
- 基本テーマ(Basicテーマ)に切り替える
- ディスプレイドライバーを更新する
- インストール済みソフトウェアをすべて更新する
- ウイルス対策ソフトでPCをスキャンする
- クリーンブート状態でトラブルシューティングを行う
- Xperfを使用する
1. スクリーンセーバーを無効化する
Desktop Window Managerのリソース消費が高い場合は、まずテーマや壁紙を変更して改善するか確認しましょう。スクリーンセーバーを有効にしている場合は、無効化して様子を見てください。さらに、ロック画面やカラー設定など、個人用設定の項目も一通り変更して、問題が解消されるかどうか試してみることをおすすめします。
2. パフォーマンスのトラブルシューティングツールを実行する
Windowsをより良いパフォーマンス向けに最適化するため、パフォーマンスのトラブルシューティングツールを実行します。管理者権限でコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
msdt.exe /id PerformanceDiagnostic
このトラブルシューティングツールは、OSの速度とパフォーマンスを向上させるための設定調整をサポートしてくれます。効果がない場合は、Windowsのパフォーマンス問題全般のトラブルシューティングが必要になるかもしれません。お使いのWindowsのバージョンにこのツールが含まれているかも確認しておきましょう。
3. システムを最高のパフォーマンス向けに調整する
パフォーマンス オプションウィンドウを検索して開き、「視覚効果」タブを選択します。そこで「パフォーマンスを優先する」(Adjust the system for best performance)のラジオボタンを選択してください。
4. 基本テーマ(Basicテーマ)に切り替える
基本テーマに切り替えることで、システムとバッテリーへの負荷を大幅に軽減できます。ただし、この方法でもDesktop Window Manager自体の動作を止めることはできません。
5. ディスプレイドライバーを更新する
ディスプレイドライバーの更新によって問題が解決したという報告もあります。お使いのPCに最新のデバイスドライバーがインストールされているか確認してみてください。
6. インストール済みソフトウェアをすべて更新する
一部のインストール済みソフトウェアが、dwm.exeのメモリ使用量を増加させる原因になることが知られています。Windows OS本体だけでなく、インストールしているすべてのソフトウェアを最新バージョンに更新しておきましょう。
7. ウイルス対策ソフトでPCをスキャンする
正規のdwm.exeプロセスはSystem32フォルダー内に存在します。もし別の場所にあるファイルが見つかった場合、それはマルウェアである可能性があります。フルスキャンをウイルス対策ソフトで実行して確認してください。
関連記事:「Desktop Window Manager は動作を停止しました」と表示されたときの対処法
8. クリーンブート状態でトラブルシューティングを行う
クリーンブートを実行した状態で、dwm.exeの動作を非効率にしている原因プロセスを手動で特定してみましょう。
9. Xperfを使用する
システム管理者であれば、Xperfの活用も有効です。XperfはEvent Tracing for Windows(ETW)ベースのパフォーマンス追跡ツールで、Windows Assessment and Deployment Kit(ADK)の一部として提供されています。
Desktop Window Managerを無効化することはできる?
Desktop Window Managerを完全にオフにしても大きなメリットはほとんどありませんが、どうしても無効化したい場合は、サービスとして動作していたWindows 7以前であれば可能です。
スタートメニューの検索ボックスにservices.mscと入力してEnterキーを押し、サービス管理ツールを開きます。「Desktop Window Manager Session Manager」サービスを見つけて、スタートアップの種類を「無効」に変更してください。
なお、Windows 10以降ではdwm.exeはアプリケーションとして動作するため、無効化することはできません。
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