Windowsインストールメディアで破損したシステムファイルを正常なファイルに置き換える方法
WindowsにはSFCやDISM、リセット機能など、システム修復のためのツールがいくつか用意されています。しかし本記事では、Windowsインストールメディアを使って、破損または欠落したシステムファイルを正常なファイルに直接置き換える方法をご紹介します。

インストールメディアで不良システムファイルを正常なファイルに置き換える
特定のシステムファイルが破損すると、システムが不安定になったり、ブルースクリーン(BSOD)が発生したりすることがあります。症状が悪化すると、「OSを再インストールするしかない」と感じてしまうかもしれません。
しかし、Windows 11/10のインストールメディアを使えば、破損したファイルを復元できる場合があります。作業を始める前に、対象となるシステムファイルの正確なパスを把握しておくことが重要です。パスがわからない場合は、BingやGoogleで検索して事前に調べておきましょう。
1. インストールメディアを準備する
まず、Microsoftの公式サイトからISOファイルをダウンロードし、Windowsインストールメディア(USBメモリなど)を作成します。
次にPCを再起動してBIOS(UEFI)設定画面に入り、起動デバイスの優先順位の1番目をUSBメモリやフラッシュストレージに変更します。設定を保存してBIOS/UEFIを終了してください。
インストールメディアを挿入した状態でコンピュータを再起動すると、Windowsセットアップ画面が表示されます。
2. 回復環境からコマンドプロンプトを開く
「コンピューターを修復する」オプションを選択すると、高度な回復画面(Windows RE)に移動します。
そこで「トラブルシューティング」>「コマンドプロンプト」を選択します。

3. コマンドでファイルを置き換える
ここでは例として、System32\Driversフォルダにあるntfs.sysを置き換える場合の手順を説明します。以下のコマンドを順番に実行してください。なお、x86とx64は、お使いのPCのアーキテクチャに合わせて選択する必要があります。
cd c:\windows\system32\drivers
ren ntfs.sys ntfs.old
copy <USBドライブ文字>:\x64\Sources\ntfs.sys C:\windows\system32\drivers
先に古いファイルをリネームして退避させているため、上書き確認を求められることなくコピーできます。
他にも欠落しているファイルがある場合は、同じ手順を繰り返して置き換え、完了したらコマンドプロンプトを終了します。
その後、コンピュータを再起動し、ファイルの欠落エラーや破損エラーが解消されたかどうかを確認しましょう。
注意点:OSのバージョンを揃える
ひとつ注意すべき点があります。システムファイルの中には、OSのバージョンによって内容が異なるものが存在します。そのため、必ず同じバージョンのWindows 11/10のISOからファイルをコピーするようにしてください。最新版ではなく別のバージョンのファイルが必要な場合は、該当するバージョンのWindowsをダウンロードするか、Microsoftから必要なexeやdllなどのOSファイルを個別に入手することも可能です。
使い方さえマスターしてしまえば、長いSFCやDISMのコマンドを実行するよりも、この方法の方がはるかに手軽です。
補足:ご存知でしたか? システムファイルチェッカー(SFC)を使えば、単一のファイルだけをスキャンして修復することもできます。

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