Windows 11/10の「予約済みストレージ」を有効化・無効化する方法
Windowsの機能更新プログラムが配信されるたびに、「ストレージ容量が足りず更新をダウンロードできない」「更新処理が遅い」といった不満を多くのユーザーから耳にします。その主な原因は、PC側に十分な空き容量がないことです。そこで用意されたのが「予約済みストレージ(Reserved Storage)」です。この機能は、Windowsプリインストール機やOSをクリーンインストールした環境では自動的に有効になります。本記事では、Windows 11/10における予約済みストレージの有効化・無効化の手順を詳しく解説します。
予約済みストレージとは?
Microsoftは、ストレージ不足が原因でWindows Updateが途中で止まってしまう事態を防ぐためにこの機能を導入しています。更新プログラムのダウンロード・展開・適用という一連の処理には相応の空き容量が必要だからです。予約済みストレージのサイズは通常7GB前後で、更新プログラム、一時ファイル、アプリ、システムキャッシュなどの領域として確保されます。なお、Microsoftによると、そのサイズは時間の経過やデバイスの使い方に応じて変動するとのことです。

この機能は、May 2019 Update(バージョン1903)以降がプリインストールされたデバイスや、OSをクリーンインストールした環境で既定で有効になっています。自分の環境で有効になっているかを確認するには、以下の手順を実行してください。
- [設定]>[システム]>[ストレージ] を開く
- [他のカテゴリを表示する] リンクをクリック
- [システムと予約済み] をクリック

ここに「予約済みストレージ」が表示されない場合は、ディスクの空き容量が限られているデバイスであるか、新規インストールではないことが考えられます。なお、予約済みストレージは、Windows 10 バージョン1903がプリインストールされた新規PCやクリーンインストール環境では自動的に有効になりますが、旧バージョンのWindows 10からのアップグレードでは有効になりません。
レジストリで予約済みストレージを無効化する方法
まず知っておくべき重要な点があります。予約済みストレージを一度無効にすると、再度有効にできない可能性があります。筆者も実際に自分のPCで試しましたが、再有効化はうまくいきませんでした。作業前にこの点をご留意ください。
それでも無効化したい場合は、レジストリエディターを使用します。「ファイル名を指定して実行」(Win + R)に regedit と入力してEnterキーを押し、レジストリエディターを起動しましょう。
次のキーへ移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\ReserveManager
ShippedWithReserves(DWORD値)をダブルクリックし、無効化する場合は値を 0 に変更します(再度有効化する場合は1に設定)。

PCを再起動すると、予約済みストレージは利用されなくなります。設定を元に戻したい場合は、変更した値をもとの状態に戻すだけでOKです。
将来的には、ユーザーが必要に応じてオンデマンドで有効化できる正式な機能として提供されることが望まれます。
補足:DISMコマンドを使って予約済みストレージを有効化・無効化する方法もあります。
予約済みストレージのサイズを小さくする方法
予約済みストレージの容量を減らしたい場合、現時点では次の2つの方法があります。
- [設定]>[アプリ]>[アプリと機能]>[オプション機能の管理] に移動し、使用していないオプション機能をアンインストールする
- [設定]>[時刻と言語]>[言語] に移動し、使用していない言語とその関連コンポーネントをアンインストールする
また、予約済みストレージは、アプリやシステムプロセスが一時ファイルを作成するためにも利用されます。予約領域がいっぱいになると、Windowsが不要な一時ファイルを自動的に削除してくれる仕組みです。
予約済みストレージは便利な機能であり、基本的には無効化しないことをおすすめします。ただし、ストレージの空き容量がどうしても逼迫している場合は、無効化を選択するのもひとつの手段です。
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