【Windows 10】「サインインの試行に失敗したか、シャットダウンが繰り返されたため、サインインオプションが無効になっています」エラーの対処法
Windows 10のPCにログインしようとした際、「サインインの試行に失敗したか、シャットダウンが繰り返されたため、サインインオプションが無効になっています」というメッセージが表示されることがあります。このエラーは、誰かがログインを試みた、あるいは誤ったパスワードを何度も入力したことで、サインインに連続して失敗したために発生します。また、PCが何度もシャットダウンを繰り返した場合にも、同じ問題が起こることがあります。
アカウントロックアウトのしきい値とは?
Windowsには「アカウントロックアウトのしきい値」という組み込みポリシーが用意されており、ユーザーアカウントがロックされるまでのサインイン失敗回数を決定しています。失敗回数に上限を設けることで、総当たり攻撃(ブルートフォース攻撃)による不正アクセスを防ぐ仕組みです。
興味深いことに、自分が誤ったパスワードを入力していなくても、アプリが原因でアカウントがロックされるケースがあります。Microsoftの公式ドキュメントによると、ネットワーク接続が頻繁に切断され、アプリがサインインを試みても失敗し続けると、アカウントがロックされる可能性があるとされています。
サインインオプションが無効になった場合の対処法
このメッセージが表示されているということは、Windows 10が入力したPINを受け付けていない状態です。以下の方法を試して、コンピューターへのアクセスを取り戻しましょう。ドメインアカウントでも通常のローカルアカウントでも、その他のアカウントでも同様に適用できます。
- 数時間、電源を入れたままにしておく
- 管理者アカウントを使ってアカウントのロックを解除する
- アカウントロックアウトポリシーを変更する
なお、これらの対処には管理者権限を持つアカウントが必要です。
1. 数時間、電源を入れたままにする
このような状況になると、Windowsは第三者がブルートフォース攻撃でPCに侵入しようとしていると判断し、それ以上のアクセスをブロックします。最も手軽な対処法は、数時間そのまま電源を入れたままにしておくことです。ノートパソコンの場合は、電源アダプターを接続したままにしてください。その後、改めてサインインを試みてください。
2. 管理者アカウントでアカウントのロックを解除する
ユーザーアカウントのロックをすぐに解除したい場合は、別の管理者アカウントが必要です。「ローカルユーザーとグループ」ツールを使用して解除できます。
- 「ファイル名を指定して実行」(Win + R)を開き、「lusrmgr.msc」と入力してEnterキーを押します。
- 「ローカルユーザーとグループ」ウィンドウで「ユーザー」フォルダーをクリックし、ロックされているアカウントを選択します。
- 右クリックして「プロパティ」を開きます。
- 「アカウントをロックアウトする」のチェックボックスをオフにして、変更を適用します。
ロックされていたユーザーアカウントに切り替えると、再びサインインできるようになります。
3. アカウントロックアウトポリシーを変更する
管理者アカウントにアクセスできる場合は、アカウントロックアウトポリシーを変更できます。これは将来のトラブル防止になるだけでなく、管理者が現在のコンピューター上で設定を変更できれば、即座に問題を解決することも可能です。
「ファイル名を指定して実行」(Win + R)に「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押し、グループポリシーエディターを開きます。次のパスへ移動してください。
コンピューターの構成\Windowsの設定\セキュリティの設定\アカウントポリシー\アカウントロックアウトポリシー
ここには、次の3つのポリシーが用意されています。
- アカウントのロックアウトの期間
- アカウントロックアウトのしきい値
- 次のアカウントロックアウトカウンターのリセット
ロックアウトのしきい値が0より大きい値に設定されている場合、管理者がこれを0に変更すると、以降はアカウントがロックされなくなります。
ロックアウト機能自体は維持したい場合は、「アカウントのロックアウトの期間」を設定します。これにより、一定時間が経過すればアカウントに再びアクセスできるようになります。最後の項目は、失敗したサインイン試行からカウンターがリセットされるまでの分数です。運用方針に合わせて、アカウントロックアウトのしきい値を適切に構成してください。
設定を適用するためにPCを再起動し、再度ログインを試みてください。
この記事が分かりやすく、アカウントがロックされた理由を理解し、管理者アカウントを使って問題を解決できたなら幸いです。
あわせて読みたい: Windows 10でログインパスワードポリシーとアカウントロックアウトポリシーを強化する方法
-
Windows 10で既定のAdministratorアカウントを有効にする方法
Windows 10には、システム設定の変更などの管理作業を行う際に、通常のユーザーアカウントの代わりに使用できる既定の「Administrator」アカウントが用意されています。ただし、このアカウントは初期状態では無効になっており、そのままでは利用できません。Administratorアカウントを有効化する最も簡単な方法Administratorアカウントを有効にする最も簡単な方法は、コマンドプロンプトを使用することです。特別なツールをインストールする必要はなく、Windows標準の機能だけで完結します。1. コマンドプロンプトを管理者権限で起動するスタートメニューの検索ボックスに「cmd」
-
Microsoftアカウントを最大限に活用する方法|主な機能と登録手順を徹底解説
コンピューターの世界は常に変化し続けており、絶え間ない進化のプロセスそのものです。そして、コンピューターテクノロジーの分野において、先駆者として技術を発明し、改良し、業界をリードしてきた企業といえば、やはりMicrosoft(マイクロソフト)でしょう。 OSの提供からMS Officeといったソフトウェアツールの開発まで、Microsoftはデジタルテクノロジーにおける「始祖」とも言える存在です。 数あるサービスの中でも、Microsoftアカウントは、ほぼすべてのMicrosoftサービスへのアクセスを可能にする包括的なサービスです。メールクライアントのOutlook、Windows 10搭