Windows 11/10にWSL 2(Linux用Windowsサブシステム2)をインストールする完全ガイド
WSL 2(Windows Subsystem for Linux 2)は、従来のWSL 1の後継となるアップデート版です。WSL 1と比較して大幅に性能が向上しているため、Linux開発環境をWindows上で構築したい方には、WSL 2への移行を強くおすすめします。この記事では、Windows 11/10にWSL 2をインストールする手順を詳しく解説します。

Windows 11/10にWSL 2をインストールする方法
システム要件
WSL 2を正常に動作させるには、お使いのPCが以下の要件を満たしている必要があります。
- Windows 10 Build 18917以降のバージョン
- Hyper-V仮想化機能が有効であること
インストール手順の概要
WSL 2のインストールは、以下の4つのステップで完了します。
- オプション機能「Windows Subsystem for Linux」を有効化する
- Linuxディストリビューションをインストールする
- オプション機能「仮想マシンプラットフォーム」を有効化する
- インストールしたディストリビューションをWSL 2用に設定する
ステップ1:オプション機能を有効にする
まず、管理者権限でWindows PowerShellを開きます。スタートメニューで「PowerShell」と検索し、「管理者として実行」を選択してください。

次に、以下のコマンドを実行します。
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux
再起動を求められた場合は、すぐに再起動するならYを、後で手動で再起動するならNを入力してください。
ステップ2:Linuxディストリビューションをインストールする
Microsoft Storeから、UbuntuやDebianなど、お好みのLinuxディストリビューションをダウンロードしてインストールできます。用途に合わせて適切なディストリビューションを選びましょう。
ステップ3:「仮想マシンプラットフォーム」を有効にする
再び管理者権限でWindows PowerShellを開き、以下のコマンドを実行します。

Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform
再起動の確認画面が表示されたら、すぐに再起動する場合はYを、後で行う場合はNを入力してください。
ステップ4:インストールしたディストリビューションを設定する
最後に、インストール済みのディストリビューションをWSL 2で動作するように設定します。
Windows PowerShellを開き、以下のコマンドを実行すると、PCにインストールされているWSLディストリビューションの一覧を確認できます。
wsl -l -v
目的のディストリビューションをWSL 2に変換するには、次のコマンドを実行します(DistroNameは実際のディストリビューション名に置き換えてください)。
wsl --set-version DistroName 2
さらに、今後インストールするディストリビューションの既定バージョンをWSL 2に設定するには、以下のコマンドを実行します。
wsl --set-default-version 2
これで、WSL 2によるシームレスで高速なLinux環境を体験できるようになります。
WSL 2の主な改善点
WSL 2では新しいアーキテクチャが採用され、ファイルシステムのパフォーマンスが劇的に向上しました。また、完全なシステムコール互換性も実現しています。この新バージョンはHyper-Vベースの仮想化技術を使用しており、本物のLinuxカーネル上で動作する点が大きな特徴です。
よくある質問
Windows 11/10でWSL 2を入手するには?
WSL 2を利用するには、Windows 10 Build 18917以降が必要で、Hyper-V仮想化が有効になっている必要があります。そのうえで、上記の手順に沿って、「Windows Subsystem for Linux」オプション機能の有効化→ディストリビューションのインストール→「仮想マシンプラットフォーム」の有効化→ディストリビューションの設定、という順番で進めてください。
Windows 11/10でLinuxサブシステムを使うには?
Windows PowerShellを使用します。まず Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux を実行してオプション機能を有効にします。次に、Microsoft StoreからLinuxディストリビューションをダウンロードし、PowerShellで Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform を実行して「仮想マシンプラットフォーム」をオンにします。あとは好みに応じて環境を設定すれば完了です。
これですべての準備が整いました!
ヒント: Windows 11では、1つのコマンドだけでWSLをインストールすることも可能です。

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