Windows 11にWindows Subsystem for Android(WSA)をインストールする方法【米国外でも導入可】
Windows 11でAndroidアプリを動かしたいなら、パソコンに「Windows Subsystem for Android(WSA)」をインストールする必要があります。この記事では、Windows 11にWSAをインストールする手順を詳しく解説します。米国以外に住んでいる場合や、Amazonアメリカアカウントを持っていない場合でも、この追加機能を導入することは可能です。
Windows Subsystem for Android(WSA)とは?
WSAとは、Hyper-Vを基盤とした仮想マシンによって、Windows 11上でAndroidアプリを実行できるようにする仕組みです。AndroidアプリをPCにインストールするにはAmazon Appstoreが必要ですが、その前提となる必須コンポーネントがWSAです。以前マイクロソフトが提供した「Windows Subsystem for Linux(WSL)」と似た位置づけの機能といえます。
ただし、Amazon Appstoreは多くの地域で利用できないため、WSAは当初米国ユーザー向けに展開されていました。地域制限を回避できたとしても、米国のAmazonアカウントとWindows Insider Betaチャンネルへの登録が求められました。さらに、対応ハードウェアを備えたWindows 11環境であることも条件で、非対応ハードウェアにインストールしたWindows 11では動作しない点に注意が必要です。
WSAのインストール方法は主に2つあります。1つ目は米国在住者向けの方法で、比較的簡単に導入できます。2つ目は米国外のユーザー向けの手動インストール方法です。
Windows 11にWSAをインストールする方法
方法1:Microsoft Storeからインストールする(米国向け)
Microsoft StoreからWSAをインストールするには、以下の手順に従ってください。
- PCでMicrosoft Storeを開きます。
- 「amazon appstore」と検索します。
- 検索結果からアプリをインストールします。
- スタートメニューを開きます。
- 「Windows Subsystem for Android」を選択して起動します。
まずMicrosoft Storeを開き、「amazon appstore」と検索します。検索結果をクリックして、アプリをPCにインストールしましょう。
もしMicrosoft Storeでアプリが見つからない場合は、Microsoft.comの公式ページから直接入手することもできます。このパッケージは必要なコンポーネントを一括でインストールしてくれるため、完了後はスタートメニューから「Windows Subsystem for Android」を検索して起動するだけで使えるようになります。
ただし、米国外からこの方法を試すと、「This app will not work on your device(このアプリはお使いのデバイスでは動作しません)」というエラーメッセージが表示されることがあります。そのエラーを回避するには、次に紹介する手動インストール方法を利用してください。
注意:Amazonアメリカアカウントを持っていない場合、Amazon Appstoreにログインできません。つまり、WSAのインストール自体に成功しても、アプリをダウンロードすることはできません。その場合は、APKをサイドロードすることで、Windows 11上でAndroidアプリやゲームを利用することになります。
方法2:米国外から手動でインストールする方法
米国外からWindows 11にWSAをインストールするには、以下の手順に従ってください。
- ブラウザで「store.rg-adguard.net」にアクセスします。
- 最初のドロップダウンリストで「ProductId」を選択します。
- 空欄に「9P3395VX91NR」と入力します。
- 2番目のドロップダウンリストで「Slow」を選択します。
- チェックマークのボタンをクリックします。
- 表示された一覧から「MicrosoftCorporationII.WindowsSubsystemForAndroid_…msixbundle」(約1.2GB)をダウンロードします。
- ファイルを右クリックして「パスのコピー」を選択します。
- Win+Xキーを押し、メニューから「ターミナル(管理者)」を選択します。
- 「はい」をクリックします。
- コマンド「Add-AppxPackage -Path [ファイルパス]」を入力して実行します。
- スタートメニューからWindows Subsystem for Androidを開きます。
具体的な流れを解説します。まず、Amazon AppstoreのパッケージをPCにダウンロードする必要があります。そのためにstore.rg-adguard.netにアクセスし、最初のドロップダウンメニューで「ProductId」を選択、空欄に「9P3395VX91NR」と入力します。
次に2番目のドロップダウンリストを展開し、「Slow」を選択します。
最後にチェックマークのボタンをクリックすると、パッケージの一覧が表示されます。そこから以下のファイルをダウンロードしてください。
MicrosoftCorporationII.WindowsSubsystemForAndroid_1.7.32815.0_neutral_~_8wekyb3d8bbwe.msixbundle
ファイルサイズは約1.2GBあるので、ダウンロードには少し時間がかかるかもしれません。
ダウンロードが完了したら、ファイルを右クリックして「パスのコピー」を選択し、ファイルパスをクリップボードにコピーします。
続いて、Win+Xキーを押して「ターミナル(管理者)」を選択し、「はい」をクリックして管理者権限でターミナルを開きます。Windows PowerShellの画面が開いていることを確認したら、以下のコマンドを入力します。
Add-AppxPackage -Path [file path]
「[file path]」の部分は、先ほどクリップボードにコピーした実際のファイルパスに置き換えてください。
処理が完了したら、スタートメニューから「Windows Subsystem for Android」を選択して起動できます。
WSAをアンインストールする方法
Windows 11からWSAを削除したい場合は、以下の手順に従ってください。
- スタートメニューを開き、「Windows Subsystem for Android」アプリを右クリックします。
- 「アンインストール」を選択します。
- 確認画面で「アンインストール」をクリックします。
手順を詳しく見ていきましょう。まずスタートメニューを開き、「Windows Subsystem for Android」アプリを右クリックして「アンインストール」を選択します。
確認ウィンドウが表示されるので、「アンインストール」ボタンをクリックすれば完了です。これでWSAの機能がPCから削除されます。
よくある質問
Windows 11でAndroidゲームは遊べる?
現時点では、Amazon Appstore経由でWindows 11向けに提供されているアプリは限られています。欲しいアプリやゲームが配信されていれば、問題なくインストールして遊べます。しかし、まだ配信されていない場合は、対応を待つか、サイドロードによる導入を検討する必要があります。
WSAを入手するにはどうすればいい?
WSAを入手する方法は2つあります。米国在住の場合は、Microsoft StoreからAmazon Appstoreをダウンロード・インストールするだけでOKです。米国外に住んでいる場合は、前述の手動インストール方法でバンドルファイルをダウンロードして導入します。
【重要】WSAのサポート終了について
なお、マイクロソフトは2024年3月にWSAの提供終了を発表し、2025年3月5日をもってサポートを終了しました。現在、Microsoft Storeから新規にWSAをインストールすることはできません。今後WindowsでAndroidアプリを利用したい場合は、BlueStacksなどのAndroidエミュレーターの活用や、代替手段を検討するのがおすすめです。
以上、Windows 11 PCにWSAをインストールする方法をご紹介しました。このガイドが参考になれば幸いです。
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