Windows 11/10で一時ファイルを削除する7つの方法を徹底解説
WindowsのOSや多くのサードパーティ製アプリケーションは、わずか1日でもシステム上に数百個もの一時ファイル(テンポラリファイル)を作成します。通常これらのファイルは問題を引き起こしませんが、数が爆発的に増えるとハードドライブの貴重な空き容量を圧迫し、システム全体のパフォーマンス低下につながります。
こうしたキャッシュファイルを削除すれば、大量のディスク容量を解放でき、PCを常に最高の状態で動作させることができます。この記事では、Windows 11/10で一時ファイルを削除するさまざまな方法を詳しく紹介します。
一時ファイルとは?
一時ファイルは、オペレーティングシステム本体や、PC上で動作しているソフトウェアによって作成されます。一時ファイルは拡張子が.tmpであるか、ファイル名の先頭にチルダ(~)が付いているのが特徴です。一般的に一時ファイルはWindowsの一時フォルダ(Temp)に作成され、主に以下のような目的で利用されます。
- 仮想メモリ用の領域確保など、OSの動作に必要な処理
- MS Officeが開いている文書に対して作成するような、作業中データのバックアップ
- アプリケーションの実行中にデータを保持するための作業ファイル
Windows 10をはじめとするWindowsで一時ファイルを定期的に削除すべき理由は大きく2つあります。それは「ストレージ容量の回収」と「PCパフォーマンスの向上」です。そのため、一時ファイルは定期的に削除することが推奨されています。
一時ファイルの保存場所
c:/Windows/Temp フォルダは主にOSが一時ファイルを保存するために使用します。Win + Rキーを押して「temp」と入力し、「Enter」を押せばこのフォルダへアクセスできます。

現在ログインしているユーザー用のフォルダ
もうひとつのフォルダは、システムにログインしているユーザーに関連するものです。スタートメニューの検索ボックスに「%temp%」と入力し、表示された一番上の結果を選択すれば開けます。

Windows 11/10で一時ファイルを削除する7つの方法
ここからは、一時ファイルをクリアする具体的な手順を解説します。主な方法は以下の7つです。
- Windowsの設定アプリを使う
- エクスプローラーを使う(手動削除)
- 「ストレージセンサー」で自動削除する
- BATファイルを作成する
- コマンドプロンプトを使う
- ディスククリーンアップを使う
- サードパーティ製のディスククリーナーソフトを使う
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
1. Windowsの設定アプリを使う
Windowsでは標準の設定アプリから一時ファイルを削除できます。手順は以下の通りです。
1] スタートメニューを開き、左側のサイドバーにある設定(歯車アイコン)を選択します。
2] 設定画面が開いたら、システムセクションへ移動します。
3] 左側のメニューからストレージを選択します。
4] 右側にディスクの一覧が表示されるので、対象のディスクを選択し、一時ファイルをクリックします。

5] Windowsが一時ファイルのスキャンを開始します。完了したら、削除したいファイルを選択できます。

6] 削除したい項目にチェックを入れ、ファイルの削除をクリックして操作を確定します。

以上で完了です。これらの手順を終えると、ジャンクファイルがシステムから削除されます。
2. エクスプローラーを使う(手動削除)
Windowsのエクスプローラーを使うのも、シンプルで確実な方法のひとつです。手順は以下の通りです。
1] Win + Rキーを押してファイル名を指定して実行ダイアログを開きます。
2] 「%temp%」と入力してEnterを押すと、一時ファイルフォルダが開きます。
3] ショートカットCtrl + Aでフォルダ内のすべてのファイルを選択し、右クリックしてコンテキストメニューから削除を選びます。
注意点: この操作には管理者アカウントが必要です。また、削除された一時ファイルはごみ箱に移動するため、必要であれば復元することも可能です。
3. ストレージセンサーで自動的に削除する
「ストレージセンサー(Storage Sense)」を活用すれば、一時ファイルを自動的に削除できます。設定手順は以下の通りです。
1] 設定アプリを開きます。
2] システムを選択し、左側のパネルからストレージをクリックします。
3] ストレージ画面でストレージセンサーのトグルをONにします。

ストレージセンサーを有効化すると、ごみ箱に30日以上存在するファイルも含めて一時ファイルが自動削除されます。これは既定の設定ですが、ユーザーが自由に構成を変更することも可能です。

変更するには、「ストレージセンサーの構成または今すぐ実行する」をクリックし、クリーンアップの設定を調整するか、必要なタイミングで手動実行しましょう。
4. BATファイルを作成する
この方法では、BATファイル(バッチファイル)を作成します。一度作成しておけば、繰り返し使えて非常に便利で、処理も高速です。作成手順は以下の通りです。
1] スタートメニューからメモ帳を開きます。
2] メモ帳に以下のコマンドをコピーして貼り付けます。
del C:\Users\%username%\AppData\Local\Temp /f /s /q rd C:\Users\%username%\AppData\Local\Temp /s /q del c:\Windows\Temp /f /s /q rd c:\Windows\Temp /s /q pause

3] 拡張子を.batとしてデスクトップに保存します。ここでは例として「Clean Temp」という名前にしています。
4] 保存すると、デスクトップ上にBATファイルが作成されます。

5] 一時ファイルを削除したいときは、このファイルを右クリックし、「管理者として実行」を選択するだけです。

これで完了です!
5. コマンドプロンプトを使う
コマンドプロンプトでコマンドを実行することでも、一時ファイルを削除できます。手順は以下の通りです。
1] スタートメニューを開き、「cmd」と入力します。
2] 検索結果の「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

3] 管理者権限でコマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを入力します。
cleanmgr /d <driveletter>
コマンド内の<driveletter>の部分を実際のドライブ文字(CやDなど)に置き換え、山括弧は削除してください。

4] Enterキーを押してコマンドを実行し、処理が完了するまで待ちます。
6. ディスククリーンアップを使う
Windows標準の「ディスククリーンアップ」ユーティリティも、一時ファイルを簡単かつ効率的に削除できる手段です。ツールを起動し、対象ドライブを選択して「一時ファイル」にチェックを入れて実行するだけでOKです。
7. サードパーティ製のディスククリーナーソフトを使う
無料のジャンクファイル・ディスククリーナーソフトを利用する方法もあります。CCleanerなどの定番ツールを使えば、一時ファイルだけでなくブラウザキャッシュやレジストリの不要項目もまとめて整理でき、より手軽にメンテナンスが行えます。
まとめ
本ガイドが、Windows 11/10での一時ファイル削除のお役に立ち、新しいファイルを保存するための空き容量確保につながれば幸いです。ほかにも便利なテクニックをお持ちの方は、ぜひコメント欄で共有してください。
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