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Windowsレジストリエディタの活用ヒントと便利な機能まとめ

Windowsのカスタマイズ情報を調べていると、「レジストリには手を出すな」という警告をよく目にします。確かに慎重になるべきですが、実は私たちが日常的に行っている多くの操作は、意識していなくてもレジストリに関わっています。Windows OSを自分好みにカスタマイズしたいなら、いずれレジストリと向き合うことになるでしょう。初心者の方は、まず「Windowsレジストリの基礎」に関する記事を読むことをおすすめします。ただし、本記事は上級者向けの内容であり、レジストリに触れる前には必ずバックアップを取ってください。

Windowsレジストリエディタのヒントと機能

Windowsレジストリエディタの活用ヒントと便利な機能まとめ

レジストリをいじるのに抵抗があるなら、無理に触る必要はありません。しかし、Windows OSのカスタマイズが好きなユーザーであれば、手動で行うにせよフリーソフトを使うにせよ、その多くはレジストリに作用しており、避けて通ることはできません。

この記事では、レジストリを扱う際のヒントを紹介します。不安を少しでも和らげ、管理をしやすくするための内容です。ただし、自信がない場合は、思い切って手を出さないのが賢明です。

レジストリエディタへのアクセス方法・開き方

Windowsのレジストリファイルはsystem32/configフォルダに格納されていますが、実際に編集するには、Windows標準搭載のレジストリ編集ユーティリティ「Regedit(レジストリエディタ)」を使用します。以下のいずれかの方法で起動できます。

  • スタートボタン →「ファイル名を指定して実行」→「Regedit」と入力してEnter
  • タスクマネージャー →「ファイル」→「新しいタスクの実行」→「Regedit」と入力してEnter
  • コマンドプロンプトで「Regedit」と入力してEnter

ヒント: Windows 11/10のユーザーは、アドレスバーを使って任意のレジストリキーへ直接ジャンプしたり、表示フォントを変更したりできます。

デスクトップにショートカットを作成する

好みに応じて、デスクトップにRegeditのショートカットを作成することもできます。

  • デスクトップの空いている場所を右クリック →「新規作成」→「ショートカット」。項目の場所に「Regedit」と入力して「次へ」をクリックし、ショートカット名を決めて「完了」をクリックします。

関連記事: レジストリエディタでHKLMとHKCUを素早く切り替える方法

.reg拡張子ファイルの中身を確認する

拡張子が.regのファイルをダウンロードしたけれど、何をするのか分からない場合は、ファイルを右クリックして「編集」を選ぶか、メモ帳で開いてみましょう。そのファイルが操作するレジストリキーの場所を確認できます。

例えば、次のような.regファイルをメモ帳で開くと、太字部分がキーのパス、その下に値が記述されています。

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\InternetExplorer\Main\WindowsSearch]
"Version"="6.1.7600.16385"
"User Favorites Path"="file:///C:\\Users\\Lee\\Favorites\\"
"UpgradeTime"=hex:fe,27,f3,41,02,91,cc,01
"ConfiguredScopes"=dword:00000005
"LastCrawl"=hex:3e,26,a3,a1,cd,90,cc,01
"Cleared"=dword:00000001
"Cleared_TIMESTAMP"=hex:23,9d,94,80,24,48,cc,01

.regファイルが何を行うのか不明な場合は、パスをコピーしてオンラインで検索すれば、その役割を調べられます。

関連記事: Windowsで別のユーザーのレジストリを編集する方法

レジストリに触れる前にバックアップを取る

Regeditで作業する際は、いくつかの簡単な対策でトラブルを防げます。

  • レジストリを変更する前に、必ずシステムの復元ポイントを作成しておきましょう。これにより、変更前の状態に戻せるようになります。
  • 特定のレジストリキーのバックアップを作成したい場合や、他の人と共有するためにキーを書き出したい場合は、対象のキーを右クリックして「エクスポート」を選択し、名前を付けて.reg形式で保存します。フリーソフトのRegbackやERUNTguiを使ってレジストリ全体をバックアップすることも可能です。

関連記事: Windowsのレジストリパスに絵文字が使われている!?ご存じでしたか

レジストリキーの変更・追加・名前変更

  • 変更: 変更したい値をダブルクリックすれば、設定を簡単に編集できます。
  • 名前の変更: キーや値を右クリックして「名前の変更」を選択するだけです。
  • 追加: サブキーとして追加したい親キーを右クリックし、「新規」→「キー」を選択します。値も同様の手順で追加できます。

関連記事: レジストリエディタが開かない・クラッシュする・動作しないときの対処法

レジストリキーの所有権を取得する

レジストリキーを操作しようとした際に「アクセス許可がない」というエラーが表示されたら、該当キーを右クリックして「アクセス許可」を選択します。このようなケースでは、ほとんどの場合、昇格した権限を自分に与える前に、まずキーの所有権を取得する必要があります。

所有権を取得するには、レジストリキーのプロパティ画面で「詳細設定」→「所有者」を開きます。自分のユーザー名が一覧にない場合は、「その他のユーザーまたはグループ」を選択し、テキストボックスにユーザー名を入力します。「名前の確認」をクリックして正しいユーザー名であることを確認し、「OK」をクリックすれば、アクセス許可を変更できるようになります。レジストリキーの完全な所有権を取得する方法については、こちらの記事をご覧ください。

注意点として、後で所有権とアクセス許可を元に戻す予定があるなら、元の所有者とアクセス許可を事前にメモしておきましょう。「その他のユーザーまたはグループ」で所有者を選択する際の既定の一覧は以下の通りです。

  • Trusted Installer:「NT SERVICE\TrustedInstaller」と入力 →「名前の確認」→「OK」
  • System:「System」と入力 →「名前の確認」→「OK」
  • Administrators:「Administrators」と入力 →「名前の確認」→「OK」
  • 自分のユーザー名:「ユーザー名」と入力 →「名前の確認」→「OK」
  • Users:「Users」と入力 →「名前の確認」→「OK」

関連記事: レジストリへの変更はいつ保存されるのか

お気に入りにレジストリキーを登録する

Regeditのお気に入り機能は非常に便利です。同じ領域のレジストリを頻繁に操作する人にとって、キーをお気に入りに追加しておけば素早くアクセスできます。

レジストリキーをお気に入りに追加するには、対象のキーを選択し、上部メニューから「お気に入り」→「お気に入りに追加」を選択するだけです。

これで「お気に入り」の下にエントリが表示され、クリックするだけで目的のレジストリキーへ移動できるようになります。

Windowsレジストリエディタの活用ヒントと便利な機能まとめ

探しているレジストリキーが分かっていて、Regedit内をクリックして辿りたくない場合は、「編集」→「検索」を選択し、場所を入力すれば素早く移動できます。

コマンドプロンプトでレジストリを操作する

コマンドプロンプトでの作業の方が得意という方は、以下のregコマンドでレジストリを操作できます。

  • reg add:レジストリに新しいサブキーまたはエントリを追加します。
  • reg compare:指定したレジストリサブキーやエントリを比較します。
  • reg copy:サブキーを別のサブキーへコピーします。
  • reg delete:レジストリからサブキーやエントリを削除します。
  • reg export:指定したサブキー、エントリ、値のコピーをREG(テキスト)形式のファイルに作成します。
  • reg import:エクスポートされたレジストリサブキー、エントリ、値を含むREGファイルをレジストリに統合します。
  • reg load:ハイブ形式で保存されたサブキーとエントリを別のサブキーに書き込みます。
  • reg query:サブキーや値のデータを表示します。
  • reg restore:ハイブ形式で保存されたサブキーとエントリをレジストリに書き戻します。
  • reg save:指定したサブキー、エントリ、値のコピーをハイブ(バイナリ)形式で保存します。
  • reg unload:reg loadで読み込まれたレジストリのセクションを削除します。

例:「reg query HKLM\Software」と入力すると、すべてのサブキーが一覧表示されます。

コマンドプロンプトで「reg /?」と入力すると、利用可能なコマンドの一覧が表示されます。

Windowsレジストリエディタの活用ヒントと便利な機能まとめ

さらに上級者向けのコマンドラインツールとしてReginiなどもありますが、それらについては別の記事に譲ることにしましょう。ちなみに、Windowsのレジストリファイルがディスク上のどこに保存されているのか気になる方は、こちらの記事をご覧ください。

関連記事:

  1. Windowsで複数のレジストリエディタインスタンスを開く方法
  2. レジストリファイルを比較・結合する方法
  3. レジストリへの変更を監視する方法
  4. Windowsのレジストリキー、値、設定を検索する方法

専門知識がなくてもレジストリキーを扱いやすくするツール:

  1. RegOwnit:Regeditを開かずにレジストリキーの所有権とアクセス許可を設定できるツール。
  2. SetACL:レジストリキーのアクセス許可と所有権の変更を容易にするコマンドラインツール。やや上級者向けですが、コマンドを覚えれば十分使いこなせます。
  3. Registrar Registry Manager:強力な無料のWindowsレジストリ管理ツール。

ヒント: regedit.exeを使わずに、Windows 11/10のReg.exeを使ってレジストリを編集する方法もあります。

Windowsレジストリエディタの活用ヒントと便利な機能まとめ
  1. Windows 10でレジストリエディターへのアクセスを無効にする方法

    本記事では、Windows 10のレジストリエディターへのアクセスを無効にする手順をご紹介します。Windowsレジストリは、パソコンのあらゆる設定が格納された階層型データベースであり、非常に重要な仕組みです。ただし、ここでいう「無効化」とは、レジストリ自体の機能を止めることではありません。レジストリはこれまでどおり正常に動作し続けますが、あなた(または高度な知識を持つ技術者)以外の誰もPC上のレジストリエディターにアクセスできなくなり、許可されていない変更を加えられなくなります。レジストリへのアクセス制限は簡単な操作ではないため、必ず記事を最後まで読み、手順を完全に理解したうえで実行してくだ

  2. Windows 11でレジストリエディタが動作しないときの対処法を徹底解説

    Windows 11でレジストリエディタが開かない、あるいは起動してもクラッシュしてしまう――そんなトラブルに直面していませんか?これは早急な対応が必要な重要な問題です。レジストリエディタは、ユーザープロファイル、システムの起動機能、デバイスドライバーなど、Windowsの構成設定を階層型データベースとして管理するツールです。OSに対して管理者レベルの変更を加える際に欠かせない存在といえます。 通常、レジストリエディタを開くには「Windows + R」キーを押してファイル名を指定して実行ダイアログを表示し、「Regedit」と入力してEnterキーを押します。しかし、この方法でアプリが起動