Windowsの起動が遅い?原因かもしれないスタートアッププログラムと無効化の方法

Windowsパソコンのユーザーから最もよく寄せられる不満のひとつが「起動の遅さ」です。デスクトップ画面が表示されるまで何分も待たされるのはストレスですし、その待ち時間は生産性の低下にも直結します。
パソコンの電源を入れると、ユーザーが意識していなくても、実は数多くのプログラムが自動的に起動しています。これらはOSの読み込みを支援するために自動起動するよう設定されているものです。すべてを手動で開くとしたら非常に手間がかかりますが、反面、あまりに多くのプログラムが同時に起動しようとするとボトルネックが発生し、全体の動作が遅くなってしまうのです。

スタートアップで起動するプログラムの中には、一般のユーザーには見慣れないものも多くあります。しかし、日常的に使うアプリの中にも、パソコンの動作を遅くしているものがあります。こうしたアプリが自動起動するのには理由があるのですが、起動時間を長引かせる原因になっているなら、必要なときに手動で開くだけで十分です。
以下に、パソコンの起動を遅くしがちな、よくあるアプリのカテゴリーをご紹介します。
Adobe製品

Adobe ReaderやAcrobatなど、Creative Cloudファミリーに属するAdobeアプリケーションは、インストール時にスタートアップフォルダへ自分自身を登録するよう設計されています。これらを自動起動させておくメリットは、自動更新が行われる点くらいでしょう。ハッカーの攻撃対象になりやすいアプリだからこそ最新版を保つ意味はありますが、自動起動は必須ではありません。無効化して問題ありません。
Apple製品
Apple製アプリも起動時間を遅くする原因になります。かつての主な犯人はQuickTimeでしたが、現在ではほとんど見かけなくなりました。それでもパソコンに残っているなら、完全にアンインストールしてしまいましょう。そのほか、ApplePushやiTunes Helperなども起動を重くする要因です。スタートアップから無効化し、必要なときに開くようにしましょう。
チャットアプリ

チャットアプリは、連絡先リストの人に「今チャット可能」であることを知らせるため、起動時に自動的に立ち上がるようになっています。ノートパソコンでSkypeやDiscordなどのチャットアプリを使っているなら、スタートアップでの自動起動をオフにしましょう。起動時間が短縮され、チャットしたいときにアプリを開けば十分です。
クラウドストレージ
クラウドストレージアプリは、ファイルのバックアップとアクセス性を保つのに便利です。自動起動しておけば、意識しなくても常にファイルが同期された状態になります。ただし欠点として、パソコン起動時に大きな負荷がかかり、動作が重くなりがちです。OneDrive、Dropbox、Google Drive、pCloud、Amazon Driveなどは、起動速度に影響を与えやすい代表的な例です。
ゲームクライアント

GOG Galaxy、Origin、Steamなどのゲームクライアントも、Windowsのスタートアップフォルダに自分自身を登録します。これはバックグラウンドでアップデートを行い、プレイヤーが待ち時間なしですぐにゲームを始められるようにするためです。起動時間を短縮したいなら、これらのクライアントを無効化し、パソコンの起動完了後に手動で開きましょう。
音楽ストリーミング
iTunesやSpotifyといった音楽ストリーミングアプリも、デフォルトで自動起動する設定になっています。自動起動によるメリットはほとんどないので、無効化して起動を速くしましょう。
メーカー製プリインストールソフト(ブロートウェア)
HPやLenovoなどのパソコンメーカーは、「ブロートウェア」と呼ばれる不要なプログラムを出荷時に組み込んでいることがあります。これらはスタートアップから安全に外せますし、パソコンを快適に使い続けるために完全に削除してしまうのもおすすめです。
スタートアップアプリを無効化する方法
これらのプログラムを無効化するのはとても簡単です。タスクバーの検索窓に「スタートアップ」と入力し、「スタートアップアプリ設定」を開きます。

無効化したいプログラムを見つけて、トグルスイッチをクリックすれば、起動時の自動実行を止められます。特に「起動への影響」が「高」と表示されているプログラムは、優先的に無効化を検討しましょう。

また、多くのアプリには、自分をスタートアップフォルダに登録しないよう変更できる設定項目があります。ときどき確認してみてください。アップデートによって設定がリセットされ、再び自動起動するようになってしまうこともあるからです。
自動起動するプログラムを無効化すれば、パソコンはより速く、スムーズに動作するようになります。即座に起動している必要が絶対にあるプログラム以外は、思い切って無効化してみて、起動時間が改善するか試してみてください。
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