Windows 10でWi-Fi履歴・WLANレポートを作成して確認する方法
インターネットにうまく接続できないトラブルに悩んでいませんか?Windows 10には、ワイヤレス接続の履歴をまとめた包括的なレポート(WLANレポート)を自動的に生成できる機能が備わっています。このレポートには、接続したことのあるすべてのネットワーク、各セッションの継続時間、発生したエラーなどの情報が記録されており、接続問題の原因を特定する手がかりになります。
WLANレポートとWi-Fi履歴の作成方法
レポートの生成には、「コマンドプロンプト」または「Windows PowerShell」のいずれかを使用できます。どちらを使う場合でも、管理者権限で実行する必要がある点に注意してください。ここでは、コマンドプロンプトを使った手順を紹介します。
まず、Win + X キーを同時に押してメニューを開きます。
表示されたメニューから「コマンドプロンプト(管理者)」を選択してください。

コマンドプロンプトが開いたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。
netsh wlan show wlanreport
レポートの生成が完了すると、保存先のパスが画面に表示されます。エクスプローラーでそのフォルダーに直接移動してもよいですし、表示されたパスをコピーしてブラウザのアドレスバーに貼り付けて開くことも可能です。

レポートの読み方
生成されたレポートは複数のセクションに分かれており、ネットワーク、システム全般、ユーザー、アダプターに関する詳細な情報を確認できます。以下、それぞれのセクションの内容を見ていきましょう。
WLANレポート
レポートの冒頭には、接続状況を示したグラフが表示されます。グラフ上のセッションにマウスカーソルを合わせると、そのセッションの詳細情報が確認できます。接続中に発生したイベントは、色や文字の異なる丸印でマークされています。このグラフはインタラクティブになっており、丸印にカーソルを合わせれば概要が表示され、クリックすれば完全なレポートを閲覧できます。

レポート情報
このセクションには、レポートを実行した日付と、レポートが情報を収集していた期間が表示されます。

ユーザー情報
続いて、レポートを生成したユーザーに関する基本情報が表示されます。具体的には、ユーザー名、ドメイン、ユーザーDNSドメインなどが含まれます。

ネットワークアダプター
このセクションには、PCに搭載されているすべてのネットワークアダプターの詳細なリストが表示されます。非表示になっているデバイスも含まれるのが特徴です。表示される情報には、デバイス名、プラグアンドプレイID(PnP ID)、グローバル一意識別子(GUID)、現在使用中のドライバー、ドライバーの日付、デバイスノードフラグなどがあります。

スクリプト出力
このセクションでは、レポート生成時に自動的に実行されたコマンドの結果を確認できます。ネットワークアダプターやWLANに関するさらに詳しい情報が得られます。
ipconfig /all コマンドは、PC上の各アダプターの状態に関する詳細情報を表示します。アダプターのMACアドレス、IPアドレス、DNSサーバーなどが含まれます。

NetSh WLAN Show All コマンドは、Wi-Fiアダプターの詳細情報を提供します。アダプターの機能、PCに保存されているすべてのWi-Fiプロファイル、レポート実行時のスキャンで検出されたネットワークの完全なリストなどが含まれます。
CertUtil -store -silent My & certutil -store -silent -user My コマンドは、PCに保存されている現在の証明書の一覧を表示します。
プロファイル出力
このセクションには、PCに保存されているすべてのWi-Fiプロファイルの詳細なリストが含まれています。PCを新しいワイヤレスネットワークに接続するたびに、その接続に必要な情報が自動的に保存されます。ここでは、暗号化されたキーやパスワードを除くすべての情報を確認できます。

サマリー
サマリーセクションは3つの部分に分かれています。1つ目はセッションの成功・失敗・警告の回数を示し、PCがネットワークから切断された理由と各セッションの長さも表示されます。2つ目のグラフは、PCがネットワークから切断された理由をまとめたものです。最後のグラフは、各セッションの継続時間を棒グラフ形式で視覚的に表現しています。



ワイヤレスセッション
このセクションでは、各Wi-Fiセッション中に発生したすべてのイベントの詳細なリストを確認できます。セッションごとに独立したセクションに分かれており、イベント横の「+」をクリックして展開すると、さらに詳しい情報が表示されます。表示される詳細には、インターフェイス名、接続モード、接続プロファイル、ネットワーク名、切断理由などが含まれます。

PCがワイヤレスネットワークに接続できないトラブルに直面したら、ぜひこのレポートを活用してみてください。接続履歴やエラーの詳細を網羅した包括的なレポートが得られ、問題の原因を突き止める大きな助けになるはずです。
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