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WindowsでユーザーアカウントのSID(セキュリティ識別子)を確認する4つの方法

WindowsでユーザーアカウントのSID(セキュリティ識別子)を確認する4つの方法

ファイルやフォルダーのアクセス許可を管理したり、レジストリを操作したりしたことがある方なら、「S-1-5-21-3011698416-3634052959-2884390752-500」のような長い文字列を目にしたことがあるかもしれません。これは「SID(Security Identifier:セキュリティ識別子)」と呼ばれるもので、すべてのユーザーに固有のSIDが割り当てられています。SIDはコントロールパネルや設定アプリなど、普段目にする画面には表示されないため、初めて聞く方は何のためのものなのか不思議に思うことでしょう。

SIDとは?

セキュリティ識別子(SID)とは、Windowsドメインコントローラーなどの権限によって、各セキュリティプリンシパル(ユーザーやコンピューター)およびセキュリティグループに発行される一意の文字列です。SIDはセキュリティプリンシパルやグループの作成時に自動的に生成され、セキュリティデータベースに保存されます。そして、必要に応じてデータベースから取得されます。

ユーザーがシステムにログオンするたびに、WindowsはSIDとユーザー権限を組み合わせた「アクセストークン」を発行します。このアクセストークンがセキュリティコンテキストを提供し、Windowsシステムを管理するための適切なアクセス許可と権限を付与する仕組みです。

つまり、SIDはWindowsセキュリティモデルにおいて非常に重要な役割を担っているのです。

自動生成されるSIDのほかにも、Windowsには「Everyone」「Local Authority」「World」「NT Authority」「All Services」といった汎用的な既知のSID(Well-known SID)がいくつか存在します。これらの一覧はマイクロソフトの公式ドキュメントで確認できます。

特定のユーザーや全ユーザーのSIDを調べる方法は複数あります。ここでは代表的な方法をいくつか紹介するので、用途に合ったものを選んでください。

現在ログイン中のユーザーのSIDを確認する

現在のユーザーのSIDを調べるには、次の2つのコマンドのどちらかを使います。どちらも1行で実行できる簡単なコマンドです。

まず、スタートメニューで「コマンドプロンプト」を検索して開きます。開いたら、以下のコマンドを実行してください。現在のユーザー名とそれに紐づくSIDが見やすく表示されます。

whoami /user

WindowsでユーザーアカウントのSID(セキュリティ識別子)を確認する4つの方法

または、WMIC(Windows Management Instrumentation Command)を使うこともできます。以下のコマンドを実行すると、ユーザー名とSIDが一覧で表示されます。

wmic useraccount where name='%username%' get name,sid

WindowsでユーザーアカウントのSID(セキュリティ識別子)を確認する4つの方法

なお、WMICは最近のWindows 11のバージョンでは非推奨となり、利用できない場合があります。その際は後述のPowerShellコマンドを使用してください。

特定のユーザーのSIDを確認する

特定のユーザーのSIDを知りたい場合は、上記のWMICコマンドの%username%の部分を、実際のユーザー名に置き換えるだけです。

置き換えると、コマンドは以下のようになります。

wmic useraccount where name='krishna' get name,sid

WindowsでユーザーアカウントのSID(セキュリティ識別子)を確認する4つの方法

すべてのユーザーのSIDを確認する

自分で作成したアカウントのほかに、WindowsにはGuest(ゲスト)、Administrator(管理者)、WDAGUtilityAccountなどのデフォルトアカウントが自動的に作成されています。システム上の全ユーザーのSIDを一覧で確認したい場合は、以下のコマンドを実行します。

wmic useraccount get name,sid

WindowsでユーザーアカウントのSID(セキュリティ識別子)を確認する4つの方法

同じことはPowerShellでも可能です。スタートメニューからPowerShellを開き、以下のコマンドを実行すると、全ユーザーのユーザー名とSIDが一覧表示されます。

Get-WmiObject win32_useraccount | Select name,sid

WindowsでユーザーアカウントのSID(セキュリティ識別子)を確認する4つの方法

レジストリエディターでSIDを確認する

もちろん、レジストリエディターを使えば、クリック操作だけで任意のユーザーのSIDを確認できます。コマンドプロンプトやPowerShellを扱いたくない場合に便利な方法です。

まず、スタートメニューで「regedit」と検索してレジストリエディターを開き、以下の場所に移動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList

ProfileListキーの下には、既知のSIDとユーザーアカウントのSIDが並んでいます。ユーザーアカウントのSIDは文字列が長くなっているのが特徴です。どのSIDがどのユーザーに対応しているかを調べるには、左ペインでSIDをクリックし、右ペインの「ProfileImagePath」の値を確認しましょう。ここにユーザー名が表示されます。

WindowsでユーザーアカウントのSID(セキュリティ識別子)を確認する4つの方法

以上の方法でWindowsのユーザーSIDを確認してみて、気づいた点や体験があれば、ぜひコメント欄で共有してください。

画像クレジット:John Swindells

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